茨城県牛久市にある高さ120mの大仏。その足元に広がる関東最大級の霊園が舞台。お盆には多くの人が大切な人への思いを抱えて墓参りにやって来る。(引用先)
墓参りはいつも5月の連休後にしている私。8月15日のお盆は、暑い、混む。でも、毎年亡き両親とご先祖様に会いに行く。
お盆は愛する亡き人に会いに行く日
親近者が亡くなるとお墓が怖くなくなる。そこに行けば、亡くなった人にまた会えるという安心感がある。それが、両親、子供、伴侶で有ればあるほど定期的に会いに行く。お墓は、亡き人に会いに行くデートスポットだ。お墓は、亡き人の自宅。そう、ドキュメント72時間に登場してきた方が話していた。
生まれたら、誰もが亡くなる運命。生きているうちにもっと会話をしておけば良かったと誰もが思う。私もそうだ。母を米国留学中に亡くした。父は、米国駐在中に亡くした。
どちらも海外に行っている時だ。母はガンで亡くなった。米国に留学する時にガンの治療で病院に入院していた。家族は、私の留学を優先してくれた。おかげで米国の州立大学を卒業することが出来た。これも亡き母や家族のおかげであると思っている。
父が亡くなったのは、突然であった。米国のオフィスに妻から国際電話があった。父が亡くなったのですぐ帰国してくれという電話だ。サンフランシスコ国際空港から東京行きの飛行機の予約はいつも満席で切符はすぐに取れないと感じていた。
だが、
この時は、なぜか、不思議にもすぐに取れた。オフィスからアパートに戻り必要なモノだけを手提げカバンに入れてすぐに空港に向かった。満席の飛行機のはずが、なぜか、余裕があった・・・ように記憶している。成田国際空港から横浜の自宅までもスムーズに問題なく帰れた。
スムーズに帰国できたのは、きっと、亡き父が私のためにアレンジしてくれたとしか思えない。
おかげで火葬される前に実家で対面することが出来た。母の時は会えなかったが今回は父と会うこと出来た。おかげで母と父にいつも見守られて生活をしている。家内は、自動車を運転する時はいつも父に「行っていきますので自動車事故が起きないように見守って下さいね!」と心の中で言っている。
私は、寝る前に悩みや苦しい時に母や父に相談している。病気で苦しい時は、母がやってきているような気配がした。部屋の窓は閉め切っているのに頬になぜか冷たい風を感じた。この世の中には、私たち人間が認知できないことが日常茶飯事に起きているからこの事はさもありなんだ。
お墓参りでは、亡き両親に、ご先祖様に私たちの子供の成長ぶりを報告している。男二人の子供は、もう、立派な社会人になり自分の人生を歩んでいる。出来るならば、母に会わせてあげたかった。父は、子供たちが小さい頃に会っていた。
私は三人兄弟の末っ子であったためか、亡き両親の事がよく分からない。父や母がどのような人生を送ってきたか話を聞く機会があまりなかった。それが悔やんでならない。生存中にもっと自分の両親のことを聞いておくべきであったと。お墓では、一方通行の会話しか出来ない。それが残念だ。
長男が、来年の5月に結婚する。亡き両親にも是非結婚式に参加して頂こうと思っている。私の目を通して孫の結婚式を楽しんでもらいたい。
大仏を見上げる霊園でお盆を亡き人と楽しむ情景がドキュメント72時間の番組で感じた。大きな大仏が印象的だ。お盆で墓参りに来ている人たちに皆共通していることがある。亡き人を思う心と愛情だ。いつか、又、再会するという思いと共にお墓参りに来ている。
自分の墓はどうしようかまだ決めていない。墓もお金次第の世の中。息子たちが墓参りに来る時に墓がないと困るだろう。どうしたら良いか回答はまだ無い。