社会貢献をするNPO団体は利益を追求すべきか?お金を稼がないと運営ができない現実 - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

way out

NPO団体に所属していると色々な雑音が聞こえてくる。NPO団体を運営するための資金が足りない!NPOは民間企業と同じお金儲けをやってはだめだ!やりたいやつがやれば良い!など。

ゆるいルールの中でやれることをやる世界

シニアが活躍するNPO団体は、基本的に社会に貢献するために設立されている。そして、多くのシニアは団塊世代の層で構成されている場合が多い。彼らは、経済的に生活が困る年金生活をしていない場合が多い。

ただ、

彼らが困っているのは、何か社会のために出来る事がないか、自分の存在を社会に示すことが出来る場所がないか、新しい仲間と一緒に時間を過ごす機会がないかである。そのニーズを満たすのが、NPO団体である場合が多い。

私は、ビジネスをしている。私にとってNPO団体の活動は、営利ビジネスの団体と同じであると思っている。なぜならば、お金を稼いでいるからである。本当の意味でのボランティアはお金を頂かない。むしろ、お金や労力を寄付する。

非営利団体という名前だが、建前上の名前である。社会貢献にしても活動をするには、運営コストが発生する。NPO活動を継続するには、活動で運営資金プラス利益を出す必要がある。その利益が多くても少なくてもかまわない。利益が民会企業のように内部留保としてため込まれないように、そして、新しい社会貢献へ再投資できるようにすれば良いのである。

寄付だけで運営が出来るNPO団体であれば、寄付金の使い方だけで良い。寄付金がないNPO団体は、運営資金や必要な経費を稼ぐ必要がある。組織活動の維持運営するにはどうしてもお金を稼ぎ出す必要がある。この現実を見つめないで理念だけでNPO活動をしている人がいる。

NPOは、民間企業と同様にお金を稼ぐ必要がある。これが出来ないNPOは、現実の世界では存続できない。稼いだお金が私的な利益にならないような使い方をすれば非営利活動となるだろう。

私は、思う。NPO団体は堂々とお金を稼いで稼いだお金を使って社会貢献活動に投資するべきであると。

NPOは会社組織ではないので参加者の自由意志で活動がなされる。その意味合いでは、お金を稼ぐという行為が上司からの命令などであってはならない。あくまでも自主意志で行う活動である。

団体組織にとどまる、退会するも自由である。活動する、活動しないも自由である。団体のルールに従って団体活動をしている限り誰の指図も受ける義務はない。自主性で運営される組織である。

ゆるいルールで運営される団体がNPOである。やれる人がやる、やりたい人がやる、自分の意志で行う世界がNPOの世界である。そのような環境で活動が出来る資金は最低限必要になる。お金は稼がなければ成り立たない。現実に基づいた理念でNPOを運営すべきである。


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。