家内の要望で逗子・葉山近くにある佐島マリーナホテルでランチを楽しんできた。平日の月曜日である。宿泊客以外にランチをしているのは私たち夫婦だけ。レストランは、こんな感じである。このレストランで接客をしてくれたシニア男性の印象が良かった。私の年齢以上、65歳以上。レストランでのサービスはロボットなんかではなく人間にやってもらいたいと思わざるを得ない。それほどシニアウエイターが印象的であった。

sajima marina hotel

RobotやAIに取られない職業として接客業がある!

佐島マリーナホテルにあるレストランでは、海が見えるテーブルが最高である。静かな秋の海を眺めながら美味しい料理を食べるのは精神的な栄養を体に与えてくれる。そんな心理を理解してサービスをしてくれるウエイターやウエイトレスは人間でないと出来ない。 

接客サービスは気遣いが付加価値を生む

回転寿司などはお客が料理メニューを液晶タブレット画面で選択して注文している。こんなサービスを求めるお客はAIロボットによるサービスで十分だろう。接客業は、人間が人間に対して行うサービスで付加価値が生まれる。訓練された人間にしかできない気遣いがサービスにあるからだ。

高齢者が増えてくるこれからの社会は、AI搭載のロボットが沢山生まれてくる。製造業だけでなくサービス業にもAIロボットが登場してくる。このトレンドは避ける事が出来ない。AIロボットが増えれば増えるほど生身の人間によるサービスを求める人間が増えてくる。ホテル、飲食店、デパートなど接客業に付加価値を生ませようとするビジネスでは、訓練された人間によるサービスを重要視するだろう。

AIやロボットとの違いは人間味にある

人生経験が豊かで高齢のお客さんと年齢が近いスタッフが接客をすれば、AIロボットにない人間との会話が生まれる。シニアは、その意味合いで接客業に注目したほうが良い。単純作業の接客業ではなく、お客様との会話から付加価値を生むサービス業務になる。人間味がAIロボットとの違いを生む

現在のシニアが見つける仕事は、倉庫での仕分け、建設や道路整備の警備など将来AIロボットに取って代わるような仕事が多い。あと、10年以上経てば単純な仕事がAIロボットに取られて無くなる。10年先にシニアが出来る仕事を今から目指さないとシニアが働く仕事がなくなる事は明白である。

人間味を感じさせる仕事。これがキーワードになる。

結論

今日ランチした佐島マリーナホテルのレストランでAIロボットが料理を出してくれたら、素晴らしい秋の海の風景を台無しになる。人間が味わおうとする雰囲気を壊す。AIロボットは確かに便利な道具だが、人間は人間に恋をする。そこには、人情という感情がある。ロボットにはそれがない。

これからAIロボットが社会や家庭にどんどん進出してくる。人間にしか出来ない仕事や役割を今から見つけて準備する必要がある。何かを教える時にAIロボットが教えられることと人間でしか教えられないことがある。そこに人間としての存在感が生まれる。