65歳から新しい人間関係を作るにはどうすれば良いのか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

60歳、65歳は会社員にとって新しい人生の始まりである。会社を卒業して自分自身の人生を描き始める。人ぞれぞれ違う人生の道が待っている。今までの会社付き合いで構築された人間関係もこの時期にリセットされる。仕事と言う共通要素の鎖が切れると皆バラバラの行動を取り始めるようになる。

毎日同じ職場で顔を合わすことで友人、知人、同僚としての関係が深まるのだが、その職場が無くなると顔見知りの付き合いが疎遠になってくる。私が独立してビジネスを始めた時にそんな心境を味わった。

老いて来ると誰もが孤独を味わい始める。それを避けるには、出来るだけ早い時期に新しい人間関係を作る事しかない。年齢が65歳を過ぎると人と交わる団体や組織に属さないと知り合いになる機会がない。趣味がある人は同じ趣味を持っている人たちのグループや団体に入ることで出会いがある。

65歳以降は仕事で知り合った知人と同僚を失うので新しい人間関係を作るしかない

自分でビジネスをしていると遊んでいる知人や友人との共通の話題が見つからなくなる。あえて相手に話を合わすのも疲れる。自然と古い知人と友人から離れていく。老後の生活は、シニア男性にとって孤独と孤立が付きまとう。日本少額短期保険協会が「孤独死現状レポート」を公開している。孤独死者の82%は男性。女性は18%であった。

今までの会社付き合いの人たちが定年退職で一瞬にして消えて無くなるからだ。お互いを結びつけていた物が仕事であった。仕事を失うと人間関係も同時崩壊する。

引退している同僚、友人、知人との共通の話題がない!

51歳で独立してから会社の元上司、先輩、同僚に会ったのは、最初の3年間ぐらいである。それ以降は、コンタクトを取っていない。65歳になっても彼らと会いたいとは思っていない。仮に会っても何も話すことがない。共通の話題は遠い過去の話だけ。過去の話はつまらない。未来に向けた話題は面白い。既に引退した生活をしている元上司や先輩は住む世界が完全に違っている。引退と現役の違いがある。

新しい知人や友人を見つけているかと言えば、NOである。老いてくると新しい人間関係を作るのが面倒になる。何か共通の趣味や関心事がないと顔を定期的に会わして話をすることもない。こんな状態が続くと自ずと人間関係が希薄になる。気が付いたときには、いつも、一人でいるという状態だ。シニアの男性はこんなケースが多い。

65歳で会社を卒業すると昔の人間関係が自動的にリセットされる。各々が別の人生の道を歩き始めるからである。同期意識はない。新しい老後の人生が始まる。

定期的に顔を合わす共通の趣味と関心事があれば、何とかなる!

新しい人間関係を作るにはどうしたら良いのか?シニア男性は特にこの質問に答えられない。自分で積極的に何かをして新しい出会いを見つけようとしない人が多い。自宅で暇を余す生活を半年間過ごせば、人恋しくなる。そんな時、インターネットで趣味や特定目的の団体、趣味の会、勉強会、スポーツ同好会などにコンタクトして見る事だ。

多くのシニア男性は、引退後半年間ぐらいは今までやれなかった事や旅行をして何とか暇を潰せる。ただ、徐々にやることが無くなるだけである。何か新しい出会いを求める状況が出来上がる。

重い腰を上げるには、自発的に動かないとダメだと気が付き始める。興味がある団体組織に顔を出して新しい世界を経験する事で何とかなる場合が多い。共通の趣味や関心事の団体ならば、話も通じやすい。

自分の仕事から離れた共通の話題で繋がれる人たちとの出会いを作る!

自営業をしている私は、出来るだけ自分の仕事内容と関係ない団体を探す。ビジネスをやっているとどうしても損得を考えてしまう。お金の損得が見え始めると上手く行かない場合が多いという過去の経験がある。できるだけ、ビジネスに関わらないで自然体で参加できる団体を探す。

今、関心を持っている事(Chromebook関連)で新しい出会いがあると思っている。絶えず、新しい事に好奇心を持ち、求め続けていないと同じ思いでいる人達と会う機会が少なくなる。新しい趣味を毎年一つ作り、その延長線上にいる知らない人たちとの出会いを求めるのも良い。

シニアの社交の場「地区のスポーツセンター」で筋トレ仲間を作る

健康維持のため筋トレを続けている。地区のスポーツセンターで筋トレを続けていると顔見知りになる人が増えてくる。いつも、同じ時間にやってくるシニアと顔見知りになる。顔見知りから会話が生まれてくる。一人、二人と筋トレを共通の話題にして徐々に違った話題に発展し、その人柄を知ることになる。

スターバックスを仕事の場所として利用しているため、スタバの女性店員たちと顔見知りになる。自分の名前と顔を覚えてくれて気楽にお喋りができる。スタバの店員は仕事として積極的にお客さんに話しかける。何回かおしゃべりができれば、気分的に孤独、孤立という感覚が消えて行く。

結論:

仕事で人間関係が成り立っていたシニアは、仕事を辞めると仕事関係で繋がっていた人たちとの関係も切れてしまう。65歳から仕事を始める人(自営業)は、自然と昔の同僚、友人、知人との共通話題を見出せなくなる。仕事をしているシニアは、時代の流れに合う話題が多いが、引退して暇を余しているシニアたちは、過去の話題で時間を潰す。

新しい友人、知人を作りたいシニアは、共通の話題と趣味の延長線上か、仕事関連の出会いで見つけるしかない。基本、定期的に顔を合わす同好会、勉強会、研究会、NPO活動などが新しい出会いの「場」になる。仕事を引退したシニアも起業したシニアもどこかに自分の居場所を確保する意味で何らかの団体に所属するのが一番新しい人間関係を作りやすい。

 


私のブログサイトはリンクフリーです

 

  • このブログサイトは、私の許可なくリンクを張って頂いても問題はありません
  • 相互リンクをご希望の方は  まで。

 

my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。