66歳のシニア男性が70歳以降の生活を想像している。来年は67歳だ。実質、70歳になるまで4年ぐらいしかない。70歳になるまで生きているという大前提でどんな生活したいのか自分に問うてみる。
会社で働き続けているシニアが65歳を過ぎると雇用から解かれる事になる。年金をもらいながらアルバイトやパートをしながら小遣い稼ぎして空いた時間を今までやりたかった事に使っている。70歳まで働き続けるシニア男性は少ないかもしれない。
70歳という年齢は第二の人生の節目になると思っている。仕事をやめて誰にも束縛されない時間が増える。白いキャンパスに自分が描く絵を描ける。やりたいことが出来る自由を得る。私の知人たちは好きなことをやっている。私のように自営業者として年金プラスの収入を得ながら趣味にお金を使っている。
70歳は健康という言葉が重要な意味を持つ年齢である。2つのことが体に起きる。免疫力低下で今まで発症したことがない病気にかかる。筋肉量の損失で体力が衰える。体を活発に動かしていないシニアは贅肉で肥満体になったり、成人病予備軍に入ったりする。
80歳まで健康でいられるかどうかは70歳からの生活習慣で決まるかもしれない。私は80歳まで生き延びたいので筋トレを中心にした生活習慣を70歳になるまでに定着させたい。筋トレをしないシニアの身体は毎年1%づつ筋肉量が減少していく。筋肉量があるポイントまで減少すると自分の体を自由に動かせなくなる。それを防ぐためである。
70歳なったら健康寿命を伸ばすライフスタイルにする
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されている。下記の表を見てもらいたい。2016年のデータである。
平均寿命と健康寿命の差に注目して下さい。健康寿命(普通の生活が自分だけで維持できる)から他界するまで9.4年ある。9.4年の間、誰かのお世話になって生きて行くということである。私のライフスタイルは健康寿命を出来るだけ伸ばすことで普通の生活を長く楽しみたいところにある。
体を活発に使う生活
体を活発に使う生活習慣は毎日何かをやるという生活になる。仕事をしていれば自然と体を活発に動かすことになる。アルバイトやパートでも同じである。自営業の私でも毎日のルーチーンがある。こんな生活をしている。
- 朝、最寄りの駅まで1.7キロを歩き横浜駅近くにあるスターバックス店に向かう
- 昼、ランチでお店探し
- 午後、別のスターバックス店で仕事を続ける
- 夕方、横浜駅から自宅まで電車と歩きで2キロを歩く
駅ではエスカレーターやエレベーターを使わずに必ず階段を使っている。あと、週2回はゴールドジムで3時間ほど筋トレをする。週末の土日のどちらかは夫婦で公園を歩き回る。こんな生活習慣が出来上がっている。体を活発に動かすことは認知症予防にもなる。
身体を不自由なく動かせるうちにやりたい事をする
コロナ感染がコロナワクチン接種で落ち着いてきたら、海外旅行も可能になる。この数年でコロナワクチン接種と治療薬が広まれば、コロナ感染を怖がる必要がなくなる。今までと同じように気兼ねなく旅行に行けるようになるのは目に見えている。その前提で70歳になったら夫婦でハワイに長期滞在をしたい。
夫婦で3か月間ぐらいハワイに住んでアダルトスクール(大人の学校)に通って新しい知識と英語を再学習したい。例えば、こんなアダルトスクールがハワイにある。Mckinley Community School for Adults 大学と違って大人向けのコースが沢山ある。私たちのような外国人観光客ならば、英語を学ぶコースでハワイの生活をより充実させる事が出来る。
基本、英語のクラスは無料。観光ビザで受講できるかどうかは、学校によって違うので確認が必要になる。まあ、私の場合、英語に困らないが家内は英語を学ぶ必要がある。アダルトスクールで同じ目的で英語を学ぶ人たちと友達になって非日常的な生活を楽しむのも良いのではないだろうか。
70歳からは、やりたい事をやる。今まで仕事で出来なかった事をやる。この頃には義両親は二人共介護付き有料老人ホームに入居しているはずである。私達夫婦が頻繁に介護支援する必要がなくなる。旅行は60歳から70歳代のうちに楽しめる。この時間を有効に使いたい。
70歳からの生活習慣が老後の生活を決める
暇を持て余す生活が老後の生活を駄目にする。日中の8時間を何かに没頭して使う生活のリズムを作り出さないと暇を持て余すことになる。仕事をしていれば日中の8時間はすんなりと埋まる。問題は仕事をするのはもう沢山というシニアである。どうすれば良いのか。
一度にたくさんの事をやると続かない。一つづつ確実に新しい習慣を作り上げるやり方が良い。自分のスキルや知識が生きるNPO団体に所属してみる。活動は毎日ではないので複数のNPO団体に登録して様子を見る。3ヶ月ぐらい様子を見れば自分に適しているかどうかが分かる。NPO団体を一つに決めてその活動を生活のリズムに取り込む。
週末の土日を夫婦で楽しむ。外出してランチを楽しむ。新しいお店を開拓する。時にはお弁当を買っていろいろな公園でランチする。夫婦で一緒の時間を楽しむことで新しい生活のパターンが作れる。
家庭内菜園をすると新しい体験が出来る。野菜を育てて食べるという生活が新鮮な刺激となって老後の生活を充実させる。自宅に庭があれば、畑にする。年間契約で畑を借りられる場所を探して挑戦してみる。お金はかかるが、それに見合う体験を味わえる。
新しい経験が出来ることに挑戦すると体を自然と活発に動かすようになる。それがそのまま生活の刺激になる。健康寿命を伸ばすには生活に張りがある、刺激がある生活習慣を自ら作り出すしか無い。
結論
70歳まであと4年間ある。この4年間で私の身体は確実に老化していく。死に向かって時間は確実に過ぎて行く。他界する前にやり残しがない人生を送りたい。何歳まで生きられるか分からないが、出来るだけ健康寿命を伸ばす生活をしたい。健康寿命は老後の生活を楽しむための前提条件になる。健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間が長ければ長いほど家族や第三者に頼る生活をする必要がなくなる。