NHKスペシャル「ミッシングワーカー」を見て自分たちの介護負担が子どもたちの人生を狂わせる現実を見た。独身で非正規雇用の中高年が一番被害にあいやすいと言う。親の介護で離職せざるを得なくなった独身中高年の労働者は、もっと何かで収益を得る道を準備できなかったのだろうか。
私の知人は母親の介護で仕事を現実の世界からインターネットの世界に変えた。インターネットの仕事でお金を稼ぎ始めれば、働く場所は自宅で問題ないし、時間も自分の自由になる。今勤めている会社がリモートワークを許してくれるならば、リモートワークの場所を自宅にして親の介護ができる。
自分ができる事、子供家族ができる事
介護で子どもたちに負担をかけない方法
- 介護が必要になったら、自分のお金で介護施設に入居する(経済的に裕福なシニア)
- 自分の年金範囲で入居できる特養ホームを探しておく
- 子どもたちと話し合いをして万が一介護が必要になった時にどの様なアクションを取るか決めておく
- 介護する側の子どもたちは自宅でお金を稼げる副業を立ち上げておく(離職することになった時の本業にする)
介護=お金がかかる。北欧の福祉国家であれば、介護は国が全てやってくれる。日本は、まだ、福祉国家に程遠い。自分の介護は自分で面倒見るような考え方で生活をしないと子どもたちにその負担が行く。
自分自身が認知症になったら
認知症になった時はできるだけ早く介護施設に入居するしか無い。自分たちで何とかしようと思っても病気は治せない。時間が経過すればするほど予想以上の介護負担が子供家族に行く。一番お金の負担が少ない介護施設は特別養護老人ホームになる。入居するには場所によって難易度が違う。直ぐに入居したい場合、地方の特別養護老人ホームを狙う。
事前に自分で特別養護老人ホームを探しておく。万が一自分が認知症に侵されていると診断されたら、自分で探した特別養護老人ホームに手続きを取って入居してしまうことである。自宅を離れるのは辛いが、後に残される正常な家族に負担をかけないために決断するしかない。
認知症になったら、自分が自分で無くなる。後で迷惑を家族にかけないために初期の状態の時に介護付き老人ホームにセッテを打って入居するほうが伴侶や家族に安堵を与える。
自分が出来る介護予防対策
シニアが出来る介護対策は、自分の健康寿命を出来るだけ長く伸ばす生活習慣を身につけるしか無い。介護の世話になる老人は、必ず、足の筋力低下からくる。自分で自由に体を動かすことが出来なくなることで第三者や家族の支援が必要になる。足を鍛えることが、子どもたちに負担を負わせない最初の対策だ。
将来子どもたちに負担が行かないように特定の年令になったら終活を始めて今出来る事は先にやってしまう。身の回りの整理、好みの老人ホーム探し、葬儀とお墓など自分で決めて準備をして置く。
時間を掛けて準備することで万が一の時に子どもたちに行く負担を削減できる。子供側も親の介護負担を想定して最悪の状態でもお金を稼げるスキルを身に着けておく。
親は年齢とともに介護を必要になる。子供側は、親がまだ元気な内に自宅でのリモートワークが出来る会社に転職をする。会社を辞めなくても仕事を継続できる環境に自分を置く。
今やっている仕事が自宅でのリモートワークに適さないのであれば、職替えを準備することだ。時間が掛かるが、確実に親の介護対策になる。
結論
- NHKスペシャル「ミッシングワーカー」を見て自分たちの介護負担が子どもたちの人生を狂わせる現実を見た。
- 自分たちの介護で子どもたちに負担をかけないようにする方法を考えてみる。考えつくことを書き出す。
- シニアが出来る介護対策は、自分の健康寿命を出来るだけ長く伸ばす生活習慣を身につけるしか無い。