私たちの人生は、生まれて来た時に頂いた体がいつまで機能するかで生命と言う時間が決まる。それに運命と言う不確定要素が加わる。人の命がいつ尽きるか誰も分からないが、普通の生活が出来る期間を長くする事は出来るのではないか。同じ81歳の老人でも個人差で60歳代ぐらいの体力を有している場合が有る。他の老人は、普通の生活が出来きない不自由な生活を送っている。この違いはどこにあるのか。

自分の体を意識して面倒を見る人とそうでない人では、健康寿命が違うと私は思っている。老人は、元気な体を持っているかどうかが問われる。

自宅から一歩外に出てみれば、色々な老人たちが歩いている。普通に元気よく速足で歩いている老人、ヨロヨロしながらゆっくり足元を見ながら歩いている老人、杖に体重をかけながら歩いている老人など体の機能低下で老人の生活が変わってくる。老後の生活をどの様な生活にしたいかは、自分の体に聞いてみる必要がある!

あなたが80歳になった時にどのような生活を送るのか?

私は67歳になった。元気で健康である。私の老後は下記の目標を達成するためにある。

私の老後目標:80歳になった時にベンチプレスで83キロのフリーバーベルを上げること!

80歳の老人が83キロのバーベルをベンチプレスで上げられないのが普通である。私はそれが出来ると思っている。実際に80歳以上の老人がベンチプレスで80キロ以上を上げているのを知っている。週2回スポーツセンターにあるジムで筋トレをしているが、そのジムで80歳以上の老人がベンチプレスで80キロ近い重量を上げているのを見ている。

普通の生活をして83キロのバーベルは上げる事が出来ない。筋力を付ける生活習慣を身に付けないとダメである。筋トレは一部の筋肉をトレーニングするだけでなく体全体の筋肉を鍛えないと総合力が発揮できない。歩けない足になっていたら、とてもとても、83キロのバーベルをベンチプレスで上げられない。

体力を強化する運動習慣で老いても活動範囲を狭めない

80歳で普通の生活が出来る以上の体力があればそれだけで幸せ。私の価値観はお金ではなく、「普通の生活を楽しめる体」を維持することである。80歳以上の老人が筋トレをやっているが力強い体を持っている。姿を見ただけで筋肉が見える。彼らは普通の生活以上の生活が出来る体力を持っている。

80歳の老人が力強く歩いている姿を想像していほしい。自分も80歳になった時に力強く歩いていたいと思うはず。普通の生活が出来る体があれば、自分の年齢をあまり気にせずに残りの人生を楽しめる。多くの老人は、やせ細り、身体の機能障害で表の世界に自分一人で出て行けない状態になる人が多い。老健施設や老人ホームに縛り付けられる生活を送っている老人は自由な老後の生活を送れていない。普通の生活が出来る体が維持て来ていれば、自宅での生活が出来る。好きな時に好きな場所に一人で出かけられる。

食べて行けるだけの金融資産と健康な体があれば良い

食べて行く上で不自由がない金融資産があれば金銭欲はいらない。老人が欲しいのは健康な体である健康な体は、自分で作りださねばならない。60歳を過ぎた頃から体の筋力が急激に衰え始める。普通の生活をしていても衰えのスピードは変わらない。衰える筋力を抑え、強化できれば老後の生活は確実に改善される

足の筋力から体全体の筋力を意識して鍛え続けないと老人の体は筋肉を失い続ける。健康な体を求める老人ならば今から筋トレを始める事である。友達で筋トレをやっている人がいたら、その方に筋トレ効果を聞いてみてほしい。出来れば、70歳代の老人で筋トレを継続している方がいれば、その人に健康について聞いてみると筋トレ効果が一番良くわかる。

70歳、80歳代のシニアが一番心配していること

私を含め誰もが普通の生活が維持できる健康である。健康や歩行障害が心配になると老後の生活を老人ホームに頼るという考えになる。その時、多額の費用が発生する。その費用を事前に貯めておかねばならない。その心配事から老後の生活を必要以上に節約し、経済的な苦痛を味わいながらお金を貯める老人が多い。

老後のお金の問題は普通の生活が出来なくなる体にある。健康で普通の生活で問題がない体力と健康を維持できていれば老人ホームのお世話になる必要がなくなる。60歳、70歳代のシニアがお金を投資するならば自分の健康を維持する筋トレにすべきである。

定期的な運動は体全体の健康を改善する。食欲を増やし、血行を改善し、新陳代謝を向上させる。体を定期的に動かすことで老化で錆びてくる体を活性化させる。定期的な運動をしていないシニアの体は時間とともに硬くなる。関節の動きも悪くなる。そんな症状を改善するには定期的な運動しかない。

60歳代、70歳代で始める筋トレならばまだ間に合うと私は思っている。80歳代になってから普通の筋トレを始めても体が既に衰えすぎていて負担が大きい。そんな場合は軽い負担が少ない筋トレを毎日行うだけで良い。今、あなたが60歳代、70歳代ならば、老後の生活をもっと楽しめるカラダ作りで筋トレを始めるべきである。1年間続ければ、その効果が体感できる。

老後の心配事が事前に分かっていれば対策も立てられる。それをやるか、やらないかだけで老後の生活が変わる。私は自分の家で最後まで生活を送りたい。それが叶えられない老人が多い。その理由が体力の衰えと病気である。体力の衰えは定期的な筋トレを続ければ解決できる。それをやっていない老人はお金を貯めて老人ホームに入るしかない。

筋トレを始めたいシニアは

老人が筋トレを始める時は、必ず、パーソナルトレーナーの指導下で始めてください。正しいやり方があり、無理をしない筋トレを教えてもらえる。老人は無理が出来ない。筋トレは継続しないと意味がない。重要なのは運動習慣をまず身に付ける事である。そのためにパーソナルトレーナーが必要になる。

スポーツジムでは有料、無料の筋トレ相談がある。その人にあった筋トレプログラムを作ってくれる。パーソナルトレーニングはシニアの運動習慣を身に着けさせるだけでなく年齢に適した正しい筋トレのやり方を指導してくれる。パーソナルトレーニング期間は運動習慣が身に付いて自主的に筋トレが出来るようになった時にやめる。

老後の生活で一番重要な事は、普通の生活ができる健康な体である!お金ではない。健康と体力である。筋力を失った体は直ぐに元に戻れない。健康な体ほど老後の生活で価値があるものはない。

結論

  • 老人になればなるほどモノを言うのは元気な体を持っているかどうか。
  • 老後の生活をどの様な生活にしたいかは自分の体に聞いてみる必要がある!
  • 健康な体ほど老後の生活で価値があるものはない。