なぜ運動靴姿のシニア、老人ファッションなのか? - 仕事、健康、筋トレ、暇

自宅をいつも午前9時頃に出る日が何度かある。そんな時に限って老人が私の前を歩いている。その姿が異様だ。野球帽、スーツ、そして、運動靴姿の老人だからだ。なぜ、こんなファッショになるかをいつも考えている。

その老人は、80歳を過ぎている感じがした。健康のために外出をしているのだなと思っている。70歳代の老人の外出時の姿は、ジャケット(または、ジャンバー)、リュック、運動靴が多い。スーツ姿を見つけるのは、稀だ。仕事をしている70歳代ならば、当然、ネクタイとスーツと革靴だ。

80歳を越えている老人はネクタイはしていない。仕事をしていない老人であることは確かである。お昼頃に横浜駅地下街を歩くと着飾った老夫婦を見かける。二人ともちゃんとした服装であった。どこかのレストランにランチを食べに行くような印象がした。

野球帽(キャップ)、ネクタイ無しのスーツ姿、運動靴というファッション

80歳を過ぎた高齢者が運動靴を履くということは、十分に理解が出来る。一言で軽くて歩きやすいからだ。革靴は、重くて硬い。歩くことで疲れやすい老人は、軽くて歩きやすい運動靴を好む。運動靴で歩く生活習慣が身についていると革靴で歩くことに抵抗を感じるはず。

気楽で歩きやすい老人のファッション

野球帽は、カジュアルな感じで外出を考えていたためではないかと思う。高齢者は、私と同様に髪の毛が薄くなる。丸坊主とは言わないが、頭の髪の毛が薄くなっているのを隠す意味合いで帽子があるのだと思う。日差しがきついときは帽子が必須だ。生活習慣として外出時に帽子をかぶる老人が多いが、どのような帽子にするかは個人差が有る。

ネクタイ無しのスーツ姿は、ネクタイをするような外出ではないからだ。スーツ姿は、スーツが外出する時の普段着という感覚が80歳代の老人にあるのではないかと思う。それは、家内の義父94歳の外出する時の服装でわかる。ネクタイなしスーツ姿で50m先のコンビニに出かけるからだ。

野球帽、ネクタイなしスーツ姿、運動靴の老人ファッションは、好んでそのようなファッションになっているのではないと感じる。必要だからそんなファッションになっている。80歳過ぎの老人が気楽に外出する時に帽子なし、ネクタイありスーツ姿、革靴は、苦痛だ。

60歳代の私の世代であれば、帽子なし、ネクタイありスーツ姿、革靴ファッションは何も問題がない。身体的に不自由を感じていないからだ。60歳代はまだ社会とつながっているシニアである。働いている人が多い。ネクタイありスーツ姿と革靴は、当たり前の外出着になる。

老人の外出着に定番はない

老人の外出着に定番はないのではないか。80歳を過ぎれば、ファッションを気にして体が疲れるのは嫌なはず。短時間の外出ならば、ちょっと頑張ってネクタイありスーツ姿と革靴、そして、野球帽でない帽子は可能である。夫婦で外食をするときなどはそんなときである。外出は、老人にとって良い刺激を体と精神に与える。外出できる老人たちは外出すべきだ。

T.P.O(Time, Place, Occasion)を心得ているシニアは自分の感覚でファッションを考える。公園などを夫婦で歩くならば、上下トレーナー姿が一番似合っている。ユニクロに行けば、上下トレーナーが2000円ぐらいで買える。街に外出するならば、ジャケットとスラックス、軽いカジュアルな靴でファッションを固めても良いだろう。

先日、NPOの定例会でお会いした80歳前後の老紳士とおしゃべりすることがあった。その老紳士は丸の内にある大手商社出身で時々丸の内に出てきて現役時代の自分を振り返っているという。その時は、現役時代のスーツ、ネクタイ、革靴の3点セットで丸の内周辺を歩き回ると言っていた。

彼が言うことは、自宅に10着以上のスーツと沢山のネクタイが使われないままに置かれている。それを何とか使い古したいという。私も同じ状況にある。会社員時代に来ていたスーツ、ネクタイ、革靴があまり活躍していない。

老人のファッションは世間体を気にしなければ自分が一番気楽に感じる姿が一番良いのではないか。80歳を過ぎて孤独を楽しんでいるシニアならば、自分の世界で良しとするファッションで十分であると私は思う。時々、昔の自分を思い出す感じでスーツ、ネクタイ、革靴の3点セットで外出するのも面白い。

シニアもファッションを自分なりに楽しむべきだと思う。

結論

  • 老人の外出着に定番はない。80歳を過ぎれば、ファッションを気にして体が疲れるのは嫌なはず。気楽な姿のファッションが一番良い。
  • ファッション意識が強いシニアか、世間体を気にする老人か、自分のスタイルを維持したい人であるかではないか。

 


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。