二子玉川駅近くに「蔦屋家電店」がある。週末は色々なイベントが駅周辺で行われている。二子玉川周辺は、街の再開発が終わり、新しく生まれ変わった。商業施設と会社ビルが建ち並んでいる。シニアの街から若者の街に数年間で生まれ変わった感じだ。
蔦屋家電店は、Cafe、書籍、家電の3つの要素を生活という視点で構成された家電ビルであると65歳のシニアは思っている。お店に入ってみると名前から来る家電店というイメージとかけ離れているのに気がつく。若者や若い家族で一杯だ。スターバックスの利用客が大勢いる。若者からシニアまで。
蔦屋家電店に出かける前にホームページでどんなイベントがあるのかを確認すると良い。
お客が休める、くつろげる、居心地の良い空間を作り上げている蔦屋家電店
目立つのは、若いカップルと若い家族連れであった。男性よりも女性が多い感じだ。ドンキホーテのお店に入った印象と全くの正反対の印象がある。居心地が良い空間に家電製品、書籍、カフェが上手く混ざり合っている。ここにいるだけでも何か新しい発見があるような気持ちになる。
時代の流行と変化をシニアに教えてくれる蔦屋家電店
時代の流れを蔦屋家電店に見出せる。シニアは、一度、ここに来て新しい流れを感じてみる価値がある。若者が多いので違和感を感じるシニアもいるかもしれないが、スターバックスでコーヒーを買って至る所にあるソファーやイスに腰掛けて行き交う若者たちを観察してみてはどうか!
ライフスタイルを買う家電店
二子玉川 蔦屋家電は、全く新しいスタイルの家電店です。
最先端の技術を駆使した製品からクラシックなデザインまで幅広く取り揃えました。
BOOK&CAFÉの空間で、家電を通してさまざまなライフスタイルを
コンシェルジュたちが提案します。
また、家電だけでなく、日々の生活をもっと刺激的にしてくれるインテリアや本、
雑貨などを販売するアート&テクノロジーに満ちた場所です。
(引用先:二子玉川 蔦屋家電)
新しい時代を作っていく若者たちの感覚や行動の一部を垣間見られる。シニアはシニアの世界にいては駄目だと思っている。時代について行くには、時代を作っていく若者が集まる場所に出て行って自分の目で現実を見る必要がある。
二子玉川駅周辺は、未来の街作り計画で再開発がされた。その再開発が終わり、そこに移り住んできた若い住民と地元住民の融合が求められている。若い住民とビジネスを意図的に集めた。田舎に突如未来都市が生まれたといった感じの街になっている。駅の周りは大都会並み。一歩離れると玉川の田舎という感じだ。
そんな環境に未来のデパートのような蔦屋家電店が登場した。シニア向けのお店では無い。若者向けである。古い街は、若者のエネルギーを必要としている。それを引きつけるために商業施設、娯楽施設、企業を誘致して生まれた。色々な面で新しい試みがなされている。
見るだけで若者たちの感覚、思考、価値観をシニアに教えてくれる
私たちシニアは、これからの時代を作っていく若者たちを見守りながら支援していく立場にある。そのためには、若者たちの感覚と思考、価値観と行動を自分の目で見て感じる必要がある。蔦屋家電店は、シニアにそれを体験させてくれる空間を提供している。
シニアは若さを求める。二子玉川駅周辺には、魅力的な若い女性が沢山歩いている。眺めているだけで目の疲れが取れる。若さが感じる街の中で古びた感覚をリフレッシュさせる良い場所である。どうせ、外出するならば「若さを見付けて学ぶ外出」が良い。新しい流行を追うことでシニアも鈍くなった感覚を研ぎ澄ます事が出来る。
65歳の私は週末に夫婦で原宿、表参道、青山、渋谷などに出かけて若者たちのライフスタイルを観察している。そこで学べることは、60歳代のシニアが理解できない現象があるという事実。世代ギャップがもろに感じる。10代、20代の若者たちが発信するライフスタイルは服装を見るだけで私達世代とのギャップを教えてくれる。
わざと穴が空いた、破れているジーンズを履いて歩いている姿は貧乏な若者というイメージに映る。実際はそれがファッションという価値観と感覚の違いである。
結論
蔦屋家電店は、見るだけで若者たちの感覚、思考、価値観をシニアに教えてくれる、体験させてくれる空間がある。若さを求めるシニアならば、自分の目で見てどう感じるかを体験して見る価値がある。