老人の生活でテレビを見る時間が多い。どうせテレビを見るならば、質の良い番組を見れるテレビチャンネルが良い。現実は、有料サービスと無料サービスで相当の違いが有る。
テレビ放送が無料の民放テレビはコマーシャル広告で対価を得ている。NHK放送は、視聴者からお金を頂いて番組制作をしている。制作費がかかる番組は、NHKが多い。民放のテレビ番組は、あまり制作費をかけないで視聴者を増やそうとする。人気がある芸人や俳優・女優を起用して番組の内容よりも出演者のブランドで引きつけようとする。
「番組の質」という視点で見ると民放のテレビ番組は落ちる。見て何かを考えさせたり、感心したり、発見したり、学べたりする番組が少ない。テレビを見る人の好みにもよるが、 時間と費用がかかるドキュメント的な番組はNHKが優れている。NHKスペシャルの特集は、感心する内容と質がある。
無料のサービスはありがたいが、質の面で満足できない。有料サービスは、質が伴わないとお金を失うリスクがあるのでそれなりの質を維持する配慮がある。NHK放送は、一度支払いを始めると止めるのが難しいのが難点だが致し方ない。他の有料サービス、例えば、Netflixなどのネットストリーミング放送は月単位で視聴契約を止められる。面白くなくなればすぐに視聴者は、その有料サービスを止められる仕組みになっている。
最近はYouTuberという職業が生まれて生計を立てている人達がいる。個人が制作し動画で情報を発信する新しいメディアとして民放のテレビ局よりも質の高いYouTubeチャンネルが多い。無料で見れるが民放のテレビと同様に広告モデルで動いている。
テレビに代わるメディアで情報の質を求める
これからのテレビ放送は、広告を対価とした無料放送が成り立ち難くなる。YouTube動画に夢中になる若者たちがテレビ放送離れをしている。私のようにSF番組に興味があるシニアは、見たいSF番組を提供しているペイドテレビNetflixに自分の時間を使っている。昔は、通常のテレビか、ラジオぐらいしかない。放送番組の選択肢が少ないために我慢を強いられていた。
インターネット経由のネットストリーミング動画番組
今は、インターネット経由で趣味嗜好にあった番組だけをカスタマイズして視聴できるネットストリーミング放送が生まれている。有料テレビであるので広告を見る必要がない。自分の好きな分野の番組だけをいつでも視聴できる。「質」が落ちる番組が多ければ、直ぐに有料視聴者が減少する。
老いてくると外出することが少なくなる。自然と自宅での生活が増えて、暇つぶしにテレビを見る時間が増えて行く。老人にとってテレビ番組は唯一無二の余暇になる。
テレビを見る時間が増える老人には、現代の利器を使う環境がない。テレビはインターネットとつながり始めているのだが、自宅にインターネット環境を作れない老人宅が多い。年齢が75歳以上になれば、インターネットという言葉も理解できないし、分からない。自然と一番使い慣れたスイッチオンで見れる通常のテレビ番組になってしまう。
好奇心旺盛な老人は、時代に追いつこうとインターネット環境を自宅に作る。子供や量販店に依頼してテレビをインターネットと繋げてネットストリーミング放送を有料で楽しむ。私が利用しているNetflixネットストリーミングサービスは、購入した東芝のテレビにNetflix専用のボタンが有る。インターネットに接続する無線Wi-Fi環境があればすぐに使える。
インターネットの仕事をしているので無線Wi-Fi環境が自宅にないと仕事ができない。そのため、ネットストリーミングサービスは自然と受けられる環境がある。今年の1月からNetflixサービスを契約した。契約した理由が、Star Trek番組が放送されているからだ。Star Trekファンである私は、長年、米国でStar Trek番組を楽しんできた。日本に帰ってきてからはStar Trek番組を見たくても見れなかったのでNetflixで放送し始めたと聞くとすぐに契約をした。
Netflixは有料サービスであるが番組が充実!
Netflixは、オリジナルの番組を増やしている。SF番組も多い。子供の頃に見て楽しんだLost in Space(宇宙家族ロビンソン)のリメイクがNetflixオリジナルで放送されている。今楽しんでいる番組にオルタナティブ・カーボンがある。永遠の命をテーマにしたSF番組だ。肉体は、消費財のようになり取替や購入ができる社会を描いている。果たしてそんな時代が本当に到来するかだうかは分からないが考えられる可能性がある。
Netlixは月額1500円前後でフルハイビジョン映像を3人が別々の番組を視聴できる。これが標準タイプのサービス契約になる。インターネットに接続できるスマホ、タブレット、パソコンやテレビであればいつでも、誰でもログインして視聴ができる。通常のテレビ番組もこれからインターネット放送に移り始めるのでそれが可能になるだろう。
YouTube動画で個人が発信する情報が面白い
こんなYouTube動画がある。テレビ番組では見られない個人の視点で日本の温泉を紹介している。
外国人が温泉に入った結果【大分の海が見える貸し切り露天風呂】
静かな時間を過ごしたいならば、こんなYouTube音楽を楽しめる。
癒しカノン【ヒーリング/ストレス解消/自立神経の安定】Johann Pachelbel : Cannon in D
個人の視点でいろいろな情報や映像を発信しているYouTube動画や音楽はテレビにない新しいメディアとして広がっている。最近の大型テレビにはYouTube動画をインターネット接続で見れる仕組みが内蔵されている。パソコンやスマホがなくてもテレビでYouTubeを楽しめる。
結論
- テレビ放送が無料の民放テレビはコマーシャル広告で対価を得ている。NHK放送は、視聴者からお金を頂いて番組制作をしている。
- 老いてくると外出することが少なくなる。自然と自宅での生活が増えて、暇つぶしにテレビを見る時間が増えて行く。老人にとってテレビ番組は唯一無二の余暇になる。
- YouTubeを大型テレビで映し出すことで民放のテレビ局よりも質の高い新鮮な情報が得られる