湯河原温泉で一泊後、横浜への帰り道に一夜城ヨロイヅカファームに立ち寄った。小田原市早川にある。甘いものが食べたかったので家内と一緒にCafeに入り、ケーキセット(1000円)を頼んだ。コーヒーもケーキも本当に美味しかった。
私達夫婦は、年に2回、3回のドライブ旅行に出かける。夫婦で一緒に楽しめる時間を大切にしている。60歳を過ぎると老後に一緒に楽しめる時間が少なくなる。老後の時間とお金には賞味期限があるので60歳代の時にお金と時間を有効に使っている。
老後の生活で後悔しない人生を送るには
老後の夫婦の姿
家内は、この一夜城ヨロイヅカファームのことを知っていた。亡き川島なお美さんのご主人が経営しているお店である。お店の外は広い駐車場と農場になっている。ミカンやレモンの木があり、実を付けていた。
畑の中にこんなアートがあった。カエルが抱き合っている。川島さん夫婦なのだろう。カエルの足下には、川島さんのファンからの花束が添えられていた。
愛し合っている姿がこのカエルの像から読み取れる。夫婦はこう有るべきではないかと・・・老いてきても!このファームに訪れる人は、子供連れ家族から中高年の女性グループが多い。山奥まで自動車で上っていく。自然が豊かで相模湾が見渡せる。
私たち夫婦は一泊二日の小旅行を機会がある度に楽しんでいる。近場でまだ訪れていない場所が沢山ある。湯河原温泉は初めての場所であった。泊まった旅館は、「旅館 幸太荘」で無料のミカン狩りを楽しみながら貸し切りの露天風呂を満喫できる。一泊朝食付きで一人1万円ぐらいで宿泊できる。じゃらんで格安プランがあった。
楽しめる時にお金と時間を使う
自然に囲まれた環境と風景を見ながら、味わいながら、自分たちの老後の生活を楽しむ。私の仕事はインターネットがつながる場所であればどこでも何時でも出来るので都合の良い日時に夫婦でドライブ旅行に出かける。二人とも運転が出来るので疲れたら交代という感じになる。
年老いてくると感受性が衰えてくる。体全体の機能も衰えてくる。体が不自由になる前に出来るだけ夫婦で行ける場所に行き、一緒に不自由なく活動できる時間を多く持つ。老後は一緒に居られる時間が限られる。いつ神様から呼ばれるか分からない。家内のご両親も高齢である。90歳を過ぎている。昨年から老人ホームでの生活が始まっている。夫婦ともに同じ老人ホームであるので新しい終の棲家になる。
義両親が老人ホームに入居するまで夫婦で実家を訪問して介護支援を毎週していた。このため、夫婦でゆっくりと旅行に出かけることが出来なかった。昨年、義両親が老人ホームに入ってからゆっくりとドライブ旅行を再開できている。私達の年齢が70歳を超えればどちらかが健康障害で旅行に行かれなくなるリスクが有る。元気で健康な体でいる60歳代にお金と時間を使いたい。
平穏無事の時期に二人で楽しめる時間をお金を使って思いっきり楽しむ。お金はかかるが、体や時間が不自由になれば使えるお金も使えなくなる。お金と老後の時間には賞味期限がある。有効に使えるときに使うのがお金と老後の時間の賢い使い方。夫婦で楽しい時間を過ごすためにお金を使う。
タイムリーにお金と時間を使う事で悔いを残さない
お金よりも時間のほうが価値がある。時間を無駄に使いたくない。シニアである時間はあるようでない。 70歳を過ぎれば、急降下で体が衰えていく。意識的に健康的な生活習慣を身につけないと体の弱い部分からやられていく。床につくような病気になれば、旅行どころではなくなる。体が不自由になれば、楽しむためにお金と時間を使えなくなる。
元気でいられるうちに、感受性が衰えないうちに、生涯の伴侶と一緒にいられるうちに、賞味期限があるお金と時間を使って悔いのない人生を楽しみたい。お金がなければ、稼ぐ。稼ぐ方法が身についていればそれが出来る。シニアは時間を味方にしてお金を稼ぎながら余生を伴侶と一緒に楽しむべきだ。お金、お金と貯めるだけが人生ではない。もう一度言いたい!お金には使うための有効期限がある。
結論
悔いない人生と老後は賞味期限があるお金と老後の時間の使い方で決まる。私は今年67歳になる。あと、20年生きれば幸運と思っている。20年は短いし、20年も生きられる保証はない。生きている今を悔いのない生活をして楽しむしか道はない。
生きていられる時間が限られる。貯蓄は自分たち夫婦のためにしている。自分たちの人生で生きるお金を使う必要がある。お金を使うタイミングでお金が生きたり、死んだりする。お金は普通の生活が出来て健康な身体があると楽しめる。60歳代が健康と体力面で自由な時間とお金を使いやすい年代になる。
残り少ない自分の人生を悔いなく楽しむにはやりたいこと、味わいたいこと、行ってみたい場所に時間とお金を使うことである。