人生100年ではなく、人生80年で考えるべきでは? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

「人生100年」という言葉が新聞記事、雑誌記事、ニュースで広く伝わっている。100歳まで生きている老人が現在6万6000人弱いる。全員が普通の生活を送っている老人たちではない。生きているという物差しでカウントした人数である。

本当に普通の生活が自分でできている100歳以上の老人は少ないと思う。多くの老人は、80歳を過ぎた頃から他人の手を借りないと普通の生活を維持できなくなってしまう。自分の人生を計画するときに人生100年ではなく、人生80年を念頭に置くべきではないか。

人生を楽しむには、普通の生活が送れる体が必要である。健康寿命をいかに伸ばせるかが問われる。健康寿命が維持できなければ長生きする意味が薄らいてくると私は思う。老人ホームで外出も出来ない体になっていたら、つまらない。何をやるにしても他人の手に頼る生活は面白くない。

何歳まで普通の生活を維持できる体であるか?

誰も100歳まで生きれるとは思っていない。生きられたら幸せかどうかもわからない。生きられるならば、普通の生活ができる体の状態で生きていたい。介護ベットの上で息をしているだけの生活は誰も望まない。老人ホームで介護スタッフの助けで生活するのも嫌だ。そんな状態で長生きして何が幸せなのだろうか。

義父は94歳まで一人で生活を続けていた。週に1回は家内と私のどちらかが介護支援で自宅を訪問し、身の回りの世話(掃除、洗濯、片付け、買い物、その他雑用など)をしていた。認知症になっていないが、老人性難聴で補聴器を使っている。足腰は弱体化して自宅から半径100メートルも歩けない。近くのコンビニまで出かけて必要な食料や日常品を買っていた。今は介護付き有料老人ホームで快適な生活を送っている。

96歳になっている彼は今どんな気持ちで生活を送っているのだろうか。好きなウイスキーを朝昼晩ちょっとづつ飲んで楽しむのが習慣になっている。94歳まで自宅で一人生活ができた人生が本当に羨ましい。多くの老人は80歳代で老人ホームに入居してしまう。

人生100年を楽しみたい人は体の健康度をチェック

老いて来れば来るほど自分の健康に気が行く。70歳を過ぎる頃から体の弱い部位から今まで経験したことがない病気が顔を出す。免疫力が低下して病原菌が暴れだす。足腰の筋力も落ちてくるシニアも多くなる。何とか80歳まで生き延びた老人たちだけが人生100年の生活を計画できる。

80歳の老人は、あと20年分の生命エネルギーを維持できれば100歳まで生きられる。

自分の体の健康度は年に1度の人間ドックを受ければ分かる。筋力関連の健康度を調べるには、スポーツジムに出かけてカラダの中身の体成分分析を行う装置InBody検査を受ければ分かる横浜そごう店カラダステーション8階で検査が無料で受けられる。

自分のカラダの健康状態を理解して弱い点を改善していく。これをやる、やらないで今後の生活で吉と出るか、凶と出るかが決まる。

シニアの体は毎年老化して行く事を前提に10年毎のプランを考える

60歳代の人(私は67歳)は、70歳までの人生計画を考える。70歳代の人は80歳までを計画する。80歳以降の老人は100歳になるまでに他界しても良いような人生計画を考えることになる。10年という期間で自分の人生を豊かにする、幸せにすることを考えて実行に移す。

その時に重要な事は自分の健康を維持するための対策を計画の中に必ず入れて置くことである。老いて来ると体を活発に動かすことが少なくなる。体を動かさないと自然に体は硬くなってくる。定期的に筋肉を刺激するスポーツや筋トレを生活のリズムの中に入れておく。

運動をしなくなったシニアの体は新陳代謝量が減って行く。昔と同じ量の食事をしても太ってくる。肥満はメタボシンドロームの始まりである。肥満にならない体にするには、定期的な運動を続けてタンパク質と野菜を多く取り、炭水化物の量を減らす食生活が必要になる。

健康な体を維持しながらやりたいことに没頭する何かを計画し、実行する。生きがいはそんなところにある。

80歳過ぎまで生きるための動機

私は人生100年を求めていない。普通の生活が出来なくなった時点で他界できればと思っている。特に介護ベットで1日中寝て生きる生活はゴメンだ。何歳まで生きられるかは分からないが、80歳までは生きたいという願望がある。

その理由は、80歳の老人が重量83キロのフリーバーベルをベンチプレスで上げる目標を持っているからだ。これを達成するためには、70歳代後半に80キロぐらいのバーベルをベンチプレスで上げていなければならない。67歳の今、93キロを上げている。70歳になるまでこの重量を上げ続けられれば、80歳で83キロぐらいのバーベルを上げられる。

馬鹿げた目標かもしれないが、私にとってはこれが80歳まで生きるための動機付けになっている。

結論

  • 人生を楽しむには、普通の生活が送れる体があること
  • 老いて来れば来るほど自分の健康に気が行く。
  • 私は人生100年を求めていない。普通の生活が出来なくなった時点で他界できればと思っている。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。