NPO団体の懇親会で今年77歳になる知人に今の気分を聞いてみた。私が65歳であるので12年以上年上の方である。12年間にどのような老化現象を味わったのだろうか。直ぐには返答してくれなかった。彼が固い口を開いて言った一言が、「歳を取ると色々な病気になる!」

色々な病気とは何なんだろうか。

65歳の私は長年の紫外線で顔の肌が黒くなっている。顔にはシミがある。頬はコケ始めている。シワが顔全体に目立ち始める。長年の筋トレで健康障害はないのだが、手の甲や足の皮膚に老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)が目立ち始めている。

皮膚が汚くなるといかにも老人という印象を周りの人に与える。冬になると老人性乾皮症らしき現象が起きる。乾燥肌である。ひどくはないが、風呂に入ると痒くなる。体の皮膚も徐々に弾力性が失われ始める。脂質が減り角質層が減少する。これが原因で肌の弾力性が衰え始める。

60歳を過ぎたら皮脂が減って老人性皮膚になる事を知る

頬が痩けてきている!

別に病気でも無く、体重も変わらない。顔は、しわが出来て髪の毛も白髪だらけだ。週2回の筋肉トレーニングで体全体の筋肉は強化されているのだが、頬だけが肉付きで問題ありだ。

私の見解は、遺伝。6歳年上の兄も私と同じように頬がこけている。私の祖父の写真を見ると同じように頬がこけている。つまり、年齢から来る老化現象なのだと思う。

老化現象は、歳を取れば取るほど顔に出てくる。肌を見れば一目瞭然だ。しわが多くなり、シミが沢山出来て肌が汚くなる。運が悪ければ、顔に粉瘤という良性腫瘍が出来る。肌の弾力性が失われて顔の若さを失う。女性も男性も皆同じだ。老人の顔は汚くなる。

女性はお化粧をすればある程度の肌のマズイ点を隠せるが、男性はお化粧をしないし、あまり気にしないからもろに汚い顔になる。紫外線の悪影響で老人性皮膚になるのだが、これを治すことは難しい。あまりにも沢山発生してしまうからだ。

老人になると避けられない皮膚の病気:

  1. 脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
  2. 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
  3. 日光角化症(にっこうかっかしょう)
  4. 老人性乾皮症

これら以外にシワだらけの体というか、脂質の減少で肌が乾燥しているようになる。老人は年齢とともに筋肉の量が減っていく。食事も肉食を避けるようになる。タンパク質が多い食べ物が減るとその影響が皮膚に出てくる。筋肉と脂肪が同時に減ってくると体が枯れていく。

弾力がある皮膚を維持するには、

  1. タンパク質が多い食べ物を取る
  2. 老化で吸収が難しくなるビタミンやミネラルを意識して取る
  3. 新陳代謝を増加させる定期的な筋トレを行う
  4. 体に良いシス型不飽和脂肪酸(オメガ3, 6, 9)の食べ物を取る

結論

老化による皮膚の衰えと劣化は気が付かないうちに進む。60歳代と70歳代のシニアの肌を比較してみれば、それが分かる。老人性皮膚で顔や手足に醜いシミが出る。私は年に1度皮膚科クリニックに行って老人性色素斑を取っれもらっている。液体窒素で患部の皮膚を破壊する。

老人性色素斑が胸や背中、肩などに多く出てくる。小指ぐらいの大きさになる前に皮膚科で取り除く事にしている。皮脂が減って皮膚にたるみが出ないよう筋トレで筋肉を増やしている。体を鍛えないと体は自然に痩せ細ってくる。体に悪い脂肪が多く含まれるポテトチップスなどは、絶対に食べないでいる。