なぜ、年金は65歳からもらったほうが良いのか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

年金を繰下げて70歳から受給しようと考えている人は、考え直したほうが良いだろう。

何故か?

70歳から年金受給をすると40%ぐらいの割り増し年金になる。それが魅力で年金受給を繰下げたいと思うのだが、良く考えてほしい。健康で普通の生活が出来る年齢の時間は、限られている。その事実を知ってほしい。あなたが80歳になった時にもし老人ホームに入っていたら、自分でお金を使う環境がなくなる。

お金を使う価値は、健康で自由に動き回れる体が維持できているときである。その年齢は、70歳以降も可能かどうか疑わしい。老いれば老いるほどお金を使って人生を楽しむことができなくなる。お金は若いときに恩恵をもたらす。65歳から年金受給を始めれば、その年金を安心材料にして貯めていたお金を使って夫婦で海外旅行に出かけられる。若いからそれが出来る。

70歳を過ぎてから年金をもらっても健康障害が起きれば、旅行も行けなくなり年金が増えてもお金を有効に使えない。老人ホームの資金にするのはつまらない。お金は使って楽しむものである。

年金受給を伸ばして年金額を増やしてもお金を使う楽しみが年齢による健康障害で減る

自分が使うお金には賞味期限がある。自由な生活ができている時は、お金がある人生を楽しめる。70歳を過ぎると健康障害が表面化し始める。病院通いが始まり、年金の一部が医療費として使われ始める。本来、余生を楽しむために使うべきお金が医療費に化けてしまう。体力の衰えが顕著になるのも70歳すぎである。増えた年金は介護費用に化け始める。

老人ホームの資金のために70歳割増年金にするのは考えもの

足の筋力を失い車いすや介護ベッド生活が老人ホームで始まるとお金を使う機会が限定される。老人ホーム施設内でのお菓子代や身の回り用品を買うぐらいだ。手元に40%割り増しの年金あっても人生を楽しむために使えない。使う機会が少ない環境ではお金が多少増えても意味がない。

お金は心身ともに元気で活動的に動き回れるときに使うのが一番役に立つ。その年齢は、65歳から75歳ぐらいなのではないかと思う。もし、70歳から年金を受給するならば、増えた年金を使う時間が5年間ぐらいしかない。75歳以降に老人ホームでの生活が始まれば、老人ホーム施設への支払いに年金が使われるだけだ。

70歳年金受給では自分の余生を楽しむために年金を使えなくなる可能性が高い。お金が増えてもお金を使う期間が減り使う楽しみがなくなるのでは意味がない。年金は、心身ともに若い体の状態にいる65歳の時に頂き使うべきお金である。65歳の時に受給して長生きすれば累積的にプラスになる。70歳で頂いても短命で有れば、損になる。基本、早く年金をもらい、長生きすればお金を使う楽しむ時間が増える。

体が不自由になった75歳以降のシニアがデパートへ買いに行く事はない。彼らの行動範囲は、自宅か、自宅の周辺に限定される。孫たちといっしょに東京ディズニーランドに出かける事もない。美味しいレストランに家族で行く事もなくなる。そんな事を考慮しないでちょっとした割増金で年金受給時期を遅らせるのは政府の罠にはまるだけ。

私は65歳から年金を受給する

65歳から年金受給して経済的な余裕を作り、それで生まれた時間とお金を筋トレに投資する。定期的な筋トレで健康を維持し、足を鍛えることで普通の生活が不自由に出来るようにする。普通の生活ができる体力と健康を維持できる時間が長ければ、長いほど稼いだお金、貯蓄したお金を自分の余生を楽しむために使える。年金は死ぬまで受給できるのでお金を使って楽しめる体を長く維持できれば、それだけ年金を使う楽しみが増える。

平成29年度の厚生労働省の調査では、年金の繰り下げをしている人の割合が男性1.5%、女性1.1%である。年金は私たちが若い頃働いて稼いだお金。出来るだけ早く政府からの返済を受けるほうが得策である

結論

  • 年金は繰下げないで65歳から受け取る事
  • お金を使える時間が70歳からであると少なくなる
  • 普通の生活ができて自由に歩き回れる体があるうちに年金を使って余生を楽しむ

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。