親を介護する負担をどう対処すべきか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

義父がこんな事を言い出した。最初に私たち夫婦に横浜から引っ越して一緒に東京の実家で生活を出来ないかと。丁寧にそれは難しいと暗に匂わした。次に、東京で一人暮らしの私の次男におじいちゃんの実家で生活をすれば、マンション代金を節約できるが、どうかと。次男は、笑って答えず。お金よりも自由に価値があると若者は思うはずだ。

これを老人の都合を最優先にした老人のわがままではないか!

親を介護するときはどう考えたら良いのか?

家内の両親は、90歳と85歳。義母は、圧迫骨折で介護ベット生活。義父は、自由の身であるが私たち夫婦が支援で常駐していない時に義母のお世話(食事の用意など)をしているが負担を感じている。今週は、1週間ほど横浜の自宅に夫婦で戻った。代わりに関西にいる実の息子が東京の実家にやって来た。

仕事を兼ねての東京常駐であるので義母や義父のお世話をやれていないと推測している。仕事を持っている男性は、仕事を最優先にせざるを得ない。

私の場合はインターネットの仕事であるのでウエブにアクセスできる場所であれば何とか仕事ができる。そのため、仕事をしながら義母の介護支援が出来ていた。

だが、

仕事に集中できないためストレスが累積した。時々、横浜の自宅に帰ってそのストレスを癒すことになる。介護は、介護される方は助かるが、介護する方はすごい負担になる。家内の両親の場合は、金銭面や子供の面で恵まれている。横浜の私たち夫婦と関西の息子夫婦が介護支援をしてくれる。

金銭的にも生活費で困るような状況でもない。老夫婦二人で十分生活が出来ている。

関西の息子夫婦や私たち夫婦が介護支援で常駐していると老夫婦は、それが当たり前のように感じ始めるようだ自分たちの都合を最優先にして物事を考え始める。「老人になると子供に戻る」と言われるがそうだともう。体が不自由になると身近な人に頼りだす。

頼られる人はそれなりの負担を被る。自分の生活がマイナスに変わる。負担を減らす選択がない場合は、どうしようもないが何らかのオプションが有る場合はそのオプションを実行すべきだと私は思う。

90歳と85歳の老夫婦の生活はもう限界だと悟り、介護ヘルパー(義母)と生活支援ヘルパー(義父)を上手く活用して私たち夫婦の負担を和らぐことを考えてほしいというのが本音だ。当然、金銭的な負担が発生するが、その負担に耐えられるだけの金融資産がある。介護保険の負担は1割だから月々の二人の年金で十分賄われる金額だ。

他人よりは我が子という希望は分かるが、子供に掛かる負担が大きい。老人のわがままは、ある程度、自分でコントロールできるようにしたいものだ。

老人の都合を優先する考え方になったら、老人を子供扱いする時期になる!わがままな子供に「我慢」ということを教え込む。出来るだけ子どもたちに負担を与えない方法を考える。老夫婦の年齢からして老人ホームでの生活が自然な年齢だ。最終的には、老人ホーム、または、介護施設での生活になるだろう。

それが早いか、遅いかの年齢だ。

家内の両親を見ながら、自分たちの老後を考えざるを得ない。今直面している問題は、明日の我が身の問題でもある。

現在の状況

妻の両親は今老人ホームで一緒に暮らしている。義父97歳、義母92歳。長寿の部類に入る。義父は車椅子生活だが頭は明瞭で認知症テストで30点満点中29点のハイスコアーを出して医者を驚かせた。義母は初期の認知症状態にあるが普通の生活が出来ている。

義父が94歳になった時、老人ホームに入居したいので探してくれと依頼された。自宅近くに手頃な老人ホームを見つけたので先に義父を入居させて様子を見た。義母は老健での生活を続けていたので義父が老人ホームの生活に慣れた頃に義母も入居させた。

私達夫婦の介護負担は妻の両親が老人ホームに入居したおかげで殆どなくなった。月に1回、2回面会に行っているぐらいである。両親の自宅は私達夫婦や関西で生活する実の息子夫婦が別荘として使っている。

自宅での介護は介護する側の負担が大き過ぎる。金銭的に無理がなければ、タイミング良く両親を老人ホームに入居させるのが正解ではないか。問題は老人ホームの金銭的な負担である。負担を減らすには地方の老人ホームを探したほうが良いかもしれない。東京や横浜は高い。

結論

私達が介護される状態になった時、息子たちに介護をお願いできない。介護の負担が息子夫婦の生活を台無しにする。その負担を今経験しているので別の事を今から考えざるをえない。十分な金融資産があれば、介護施設や老人ホームでの生活を選択すると思う。今出来る事は、自ら自分の寿命を悟って介護が必要になる前にグループホームや老人ホームでの生活に身を移すことではないか。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。