年金と給与の合計金額が月額47万円以上の経営者は年金受給額の減少か、全額受け取れない - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

誰にも束縛されない生活

若い女性が9万5000ドルの仕事をやめて島に移り住み、アイスクリームビジネスを始める 

と言う記事を見かけた。思い切った事をする女性だなという印象だ。でも、人生を自分が望むように楽しむためにはこんな事でもしない限り楽しめないのではないだろうか。

シニアの起業は周りの人から見ると思い切った決断と映る。誰もが起業する勇気を持っていないからだ。起業で会社を設立してビジネスがうまく立ち上がって行くという保証もない。

私はゴヤット合同会社を設立して61歳まで経営していた。61歳から厚生年金の一部を受け取るために会社を整理して個人事業主になった。その理由は会社経営者は給与の額で年金をもらえなくなる、または、減額されるリスクがあるからだ。(令和4年からは制度が変更されて65歳以降、年金と給与の合計金額が47万円以上である場合に適用される)

政府は64歳まで国民年金の保険料を納める年金制度の変更を検討している。この変更は時間の問題で現実となる。困るのは60歳で会社を退職して収入がないシニアである。アルバイトやパートをして64歳まで保険料を支払うか、シニア起業して個人事業主として64歳までの保険料の支払いを賄うしかない。いづれにしても60歳から年金受給を受ける65歳まで働き続ける必要がある。

年金がもらえない、減額されるリスクを避けるには個人事業主になる事

会社を設立しシニアが70歳になるまでに2つの事を気にしなければならない。

1.法人を継承する人は誰にするのか?

2.年金受給が始まった時にどうするか?

ビジネスが上手く行った場合、そのビジネス資産をどうするかを事前に考えて準備する必要がある。自分の代だけで終えるか、家族や親戚に引き継いでもらうか、である。

65歳になると年金を受給できるようになる。ただ、会社からの給与と年金額を足した合計金額が47万円を超えた場合は減額、または支給停止になる。その対策も事前に考えてシニア起業をすべきである。

65歳までお金を稼いで年金保険料を支払う時期が来る

現在、年金の保険料支払いは60歳までになっているが、近い将来に支払いが64歳まで延長される。経営者や従業員は厚生年金の対象になるので保険料は支払い続ける必要がある。問題は60歳から64歳までのシニアで所得がない人たちである。年間約100万円ほどの保険料支出を伴う。これをカバーするにはアルバイトやパートをして100万円以上の収入を得るしかない。

現在、年金の保険料負担は60歳までになっている。65歳になった時に年金を減らされないで受け取るには個人事業主になって所得を得ることである。会社を個人事業主に鞍替えすることで年金を受け取れる。

個人事業主でシニア起業すると65歳で年金受給額を守れる

私は意図的に会社を整理して個人事業者になって年金減額にならないようにビジネス形態を変えた。個人事業主になれば、給与という固定給がなくなる。厚生年金制度の外になる。1000万円の売り上げがあっても年金を全額受け取れるメリットが生まれる。

法人を整理して個人事業主でビジネス展開が継続できるかのリスクもある。私の場合は、一人社長でビジネスを展開しているので個人事業主になっても影響がないビジネスをしている。○○株式会社 代表取締役社長というタイトルは、名刺で輝くが年金受給年齢になった時に悩む事になる。

結論

シニア起業をするならば、65歳になったときの年金受給問題をどうするかを事前に考えておく必要がある。会社を設立して起業する場合、65歳になった時に年金受取停止になるリスクが生まれる。年金額と給与額を足した合計金額が47万円以上になると年金受給額の減額、または全額支給停止になる。それを避けるには65歳になる前に会社を整理して個人事業主になることである。

 

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。