65歳になると多くの会社員は会社組織を卒業する。これから、65歳で卒業した元会社員がフリーランスとして働き始める時代になる。フリーランスは、個人事業主である。税務署に1枚の個人事業主になる申請用紙を提出し、青色申告申込用紙を添えるだけで手続きは終わる。お金は一銭もかからない。
残りの人生を自分が望むように過ごすには、フリーランスで働くほうが自由度と満足度でメリットが多い。成功する、失敗するは時の運であるのでやってみないと分からない世界。仮に70歳まで何処かの会社で働くことが出来てもそこで雇い止めになる。誰もが分かっている現実がある。
収入が年金以外にある生活は、経済的に豊かで生活や精神的に余裕が生まれる。自分の生活のリズムを毎日仕事中心に組み立てられる。誰も指図する人はいない。する人は奥さんのみ!
私は、61歳から特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)を受給している。全額受給が出来るように合同会社を解散させて個人事業主になっている。会社からの収入が28万円以上あると年金が減額される。それが嫌なので合同会社を解散させた。ビジネスへの影響はない。一人社長であるからだ。
フリーランス(個人事業主)として起業するメリットは大きい!
フリーランスになるべき対象者
1.仕事が趣味の人
2.仕事中心に生活をしてきた人
3.仕事が生きがいの人
4.自分でお金を稼いでみたい人
5.監視された仕事環境から抜け出したい人
6.年金以外に収入を得たい人
もし、あなたがこんなニーズの対象者であるならば、フリーランスとして起業することに挑戦すべきである。起業すれば成功するわけではない。特に元会社員の方は、99%失敗する可能性がある。ビジネスは、失敗して成功する。失敗の経験が成功に結びつく。失敗を恐れてはだめだ。
失敗することを前提に計画を立てる
起業の準備、助走する時間、予算を用意する必要がある。フリランサーとして生活が成り立てば、最大のメリットは暇に殺されなくなる。自分に欠けている点を洗い出す経験をすることで第1回目の起業をしてみる。自分が考えたビジネスモデル(収益モデル)が上手く動くかどうかを検証するためにテスト・マーケティングを実際にやってみて見る。
そのための予算と期間を設定する。半年間実験を続ける上で発生するお金を用意する。1円でも売り上げが発生すれば見込みがある。お客探しがうまく行かない起業家が多いため、失敗する。その失敗から色々な雑学が出来る。一度失敗すると同じ失敗はしない。2回目の起業は1回目よりも上手くいく。そのための資本金を事前に用意しておくのがコツである。
つまり、1回目のテスト・マーケティングの運転資金と2回目のビジネスモデル検証用運転資金を事前に分けておいて始めるのである。
今、65歳前後の方ならばこんな準備をする
- 何で起業するかを決める。これが分からない人は、これから起業する人達が集まるセミナーや勉強会に参加して耳学をして決める。
- ビジネスモデル(収益モデル)を3つ考える。お金を稼ぐ仕組みを3つ作れば、どれかが当たる可能性が高くなるからだ。
- 頭で考えたビジネスモデルが現実の世界で機能するかを検証する。テスト・マーケティングを期間と予算限定で行う。
- 考えたビジネスモデルでお金を稼ぐことが少しでも出来たならば、売上を増やす方法を考える。もし、出来なかったら(多くは出来ない)もう一度2に戻ってやり直し。
小さな失敗をたくさん経験すると自分の弱点が見えてくる。弱点を直しながら再挑戦してみる。この繰り返しの過程である日ある時成功し始める。強い意志、起業するための運転資金、失敗を楽しみながら成功を夢見る精神力が必要。
会社に雇われて毎月給与を頂く生活を65歳以降も望むのはもう止めにする。残り少ない人生を自分の才能発見に挑戦してみてはどうか。挑戦できるタイミングは今しか無い。この時期を逃すと死ぬ時に後悔する。あの時にやっておけば良かったと。
時代の流れは、確実に特定分野に精通しているフリーランスに向かっている。シニアは、年齢が増えると誰かに雇われるチャンスを自然と失う。出来ることはフリーランスとして仕事を作ることしかない。
結論
65歳のシニアがフリーランス(個人事業主)を始めるとき、どのような準備と経験が必要になるのか。年金プラス他の収入があると経済的に、精神的に余裕が生まれる。最大のメリットは暇に殺されない生活が出来ることである。フリーランスになるべき対象者は、こんな人達になる。
1.仕事が趣味の人
2.仕事中心に生活をしてきた人
3.仕事が生きがいの人
4.自分でお金を稼いでみたい人
5.監視された仕事環境から抜け出したい人
6.年金以外に収入を得たい人