シニアが使うならば一般向けスマートフォンか、シニア向けスマートフォンか?

私が今使っている携帯電話(ガラケー)はAU携帯電話。2022年3月に使用できなくなる。2年縛りの契約が有るため、2021年8月頃にキャンセル料が発生しない契約解除をすることになる。

今、私のニーズにあったスマートフォンを検討している。私の携帯電話は、お客様専用受信携帯電話であるので特別な事情がない限り発信はしていない。同じような用途になるので基本機能(通話、インターネット)が使えれば目的を満たす。

その意味合いでは、一般向けスマートフォンでもシニア向けスマートフォンでも問題がないのだが、私なりの要望が有る。

シニアがスマートフォンを選ぶとき何が重要か?

PCもスマートフォンも安かろう、悪かろうの製品がある。スマートフォンを頻繁に使う若者と違ってシニアは高機能高価格のスマートフォンはいらない。安いスマホは1万円台からある。高いスマホは10万円以上もする。

私はいつも性能も価格も中間の製品を買うことにしている。特に気をつけている点が、3つある。

バッテリー駆動時間

スマートフォンでいつも問題になるのがバッテリー駆動時間である。頻繁に使う若者たちはスマートフォンのバッテリー切れで無料充電が出来るカフェに行ったり、持ち歩きようのモバイルバッテリーを使っている。

シニアはスマホを頻繁に使わないがいざ必要になった時にバッテリー切れで困らないようバッテリー駆動時間が長いスマホが便利である。多くのスマホのバッテリー容量は2500mAhから3000mAhの製品が多い。

一番バッテリー容量が大きい機種で5000mAhのASUS ZenFone Max Pro (M2)などがある。リチウムイオンバッテリーは年数が経過すると充電容量が減少していく。大容量であれば、年数が経過しても通常のスマホ以上に使えるメリットがある。

一方でバッテリー容量が大きいとスマホが重くなるディメリットが生まれる。私はスマホやタブレットなどの製品をいつもリュックに入れているので重さは問題いならないので長時間、長期間使えるバッテリー容量を備えたスマートフォンを探している。

快適な操作インターフェイスと反応スピード

スマートフォンを使う上で使いやすさが求められる。ディスプレイ画面のアプリアイコンをタッチしてすぐにアプリが起動する製品が快適である。安いスマホはCPUパワーが弱いために反応スピードが遅くなる。待たされるのが嫌いなシニアは反応スピードが速いと感じるスマホを探すと良い。

スマホを電話やホームページの閲覧だけでなくメールの送受信などに使うシニアならば、日本語変換機能が使いやすいスマホを見つけることである。機種によって日本語変換機能が違う。自分で試して使いやすいかどうかを確認する。

自分がいつも使いたい、使うアプリがスイッチオンしたときの画面に表示されていると便利である。最初から基本的なアプリアイコンが画面上に表示されているが必ずしもシニアがいつも使うアプリでない場合が多い。

そんな時はスマホを購入するお店の担当者に相談してカスタマイズしてもらうと良い

シンプルなサービス料金

スマートフォンの契約をドコモ、AU、ソフトバンクなどの携帯サービス会社で行うとサービス料金がオプション設定などで複雑に成り、高価格のサービス料に設定される。各社の携帯サービス代理店は、オプションを多くお客に売りつけることで利益を得ている。担当者のお勧めなどに従わないほうが良い。後で高額な月額料金で後悔することにある。

私のお勧めは、シンプルなサービス料金設定で携帯サービスを行っている格安スマホサービス会社を最初の候補として調べることである。

格安スマホサービス会社

  1. UQモバイル
  2. Y!mobile
  3. U-mobile

この3社はネットの利用が集中し速度が低下しがちなランチタイムと夕方から夜間にかけて快適に利用できる。他社の格安スマホサービスでは、速度が低下しがちになり情報閲覧が待たされる。

オプションサービスも少なく本当に必要なオプションだけを自分で判断して契約できる。 

携帯電話未経験で初めてスマートフォンを使うシニア

初めてスマートフォンを使うシニアは、既にスマホを使っている家族、知人、友人がいると教えてもらえる。できれば、スマホの使い方を教えてくれる方と同じスマホを購入してスマホに慣れたほうが良い。

そのような方が近くにいない場合はシニア向けスマートフォンなどを検討してみる。

シニア向けスマートフォン

富士通製らくらくスマートフォン4はドコモで販売されているシニア向けスマートフォンである。一般のスマートフォンと違ってシニアが使いやすいユーザーインターフェイスが写真のように出来ている。

このスマホのメリット

  1. ドコモのオペレーターが遠隔で操作サポートを行うサービス
  2. 基本的な操作や使いこなし方を学べる「ドコモスマホ教室」
  3. スマホお悩みサポートメニュー

結論:

携帯電話を使っているシニアはスマートフォンを使うべきである。携帯電話を使った経験がないシニアは新しいことを学ぶ意欲がないと意味がない。携帯電話とスマートフォンの違いと使い方さえ理解できれば、スマートフォンも携帯電話と同じ。使うアプリが自然と決まってくる。

携帯電話未経験で自宅の固定電話しか使ったことがないシニアは、シニア向けスマートフォンを使ってもらう。