私が住む大規模集合住宅はもう直ぐ築後23年になる。565戸の住民が住んでいるのだが、最初から住んでいる人の年齢が還暦を過ぎ始める。後10年すれば、自動車免許証の自主返納が進むだろう。自動車免許を失えば、自動車を所有する必要がなくなる。

10年後の日本は、自動運転が出来る自動車が当たり前になっているだろう。社会も自動車を所有するからシェア・レンタルする方向に進む。自動車にA.I.が搭載されてオンディマンドの依頼で自動車が自宅までやってくる。オンディマンド自動運転カーサービスを利用するだけで行きたい場所に自動車が自動的に連れて行ってくれる。

自動車による移動が負担なく安全になる。

A.I.搭載自動運転自動車は運転手のいらない移動手段

10年後には、75歳になる。持病の緑内障も悪化して自動車の免許証を更新できない可能性が高い。自動車を所有することを諦めてオンディマンドで自動運転自動車を借りるサービスを利用していると思っている。行き先をセットすれば、自動運転でその場所まで連れて行ってくれる。自動運転の自動車は、衰えた足で困っている高齢者を助けてくれる。

人間が運転するタクシーやバスは消える

タクシービジネスは10年後消滅するだろう。運転手を必要としない自動車の登場でタクシー会社は、オンディマンド自動運転自動車サービスを始める。自動車業界も一家に一台というマイカービジネスは成り立たないと予想している。自動運転による移動手段が自動車レベルまで落ちてくると社会生活の構造に大きな変化が生まれる。

必要な時に移動サービスが自動運転の自動車で成り立つ。公共交通機関もすべてA.I.搭載の自動運転になる。特にバスは、停留所が必要なくなる。乗りたい人がいる場所が停留所になる。タクシーを捕まえるように自動運転のバスを捕まえられる。

自動車を所有するから呼び出すが当たり前の生活

自動車を所有しないことで自動車関連のコストがなくなる。自動車税、車検、メンテナンス、買い替え、保険、自動車教習、駐車場、ガソリン代などで発生する費用がなくなる。その代わり、オンディマンド自動運転自動車サービスを利用することになる。必要な時に必要なだけ利用できるレンタカーやシェアカーサービスへの支払いだけになる。

自動車関連のビジネスは大変革を強いられる。自動車を販売するよりもサブスクリプションで月額レンタルが主流になる。または、オンディマンド使用料金を支払うサービスが増える。自動車の所有者はオンディマンドサービスの車として貸し出すビジネスが可能になる。

10年後にこうなるのは誰が考えても明らか。5年後には、この変化が肌で感じられるようになる。タクシーの運転手が大量解雇されるのは時間の問題である。タクシー業界に新規参入するのは法人だけでなく個人事業主も対象になる。AI搭載自動運転車さえあれば、シェアカーサービスが誰でも始められる。

自動車を運転できないシニアのドライブ旅行が流行する

自動車によるドライブ旅行がすごく快適になる。自動車の中で映画を見たり、仕事をしたり、勉強をしたり、食事をしたり、自由に何でも出来るようになる。運転免許証が要らなくなるので自動運転自動車サービスを利用する人たちが急増する。そんな10年後の世界が確実に近づいて来ている。

結論

これからの自動車はAI搭載自動運転車になる。誰もが運転免許証なしに自動車に乗れる時代。必要な時に必要なだけいつでも、どこでも、呼び出して移動できるようになる。歩行障害で困っているシニアにとって移動面で便利になる。ドライブ旅行が今以上に楽しく安全になる。