定年退職で組織から離れた状態は、一人の子供のようなもの。学校に入る前の子供は、遊び相手がいない。一人で遊ぶことになる。子供であれば、母親が同じ年頃の子供と遊ぶ機会を作ってくれる。近くの公園に行けば、子供連れの親子がいる。

しかし、

人生経験豊かな高齢者は、仕事ばかりの人生で一人になった時の遊びがうまくできない。新しい友達を自分で作れない。自分から積極的に遊び相手を求めていかないといつもの一人遊びになる。一人遊びは子供も高齢者もつまらない。新しい遊び友達を作るにはどうしたら良いのだろうか?

遊び相手が見つかる団体や組織に所属する

60歳を過ぎた高齢者には、遊び相手を紹介してくれる母親がもういない。頭でっかちで人生経験が豊かで趣味趣向がある老人である。遊び相手は自分で探すしかない。又は、自分で一人遊びをするしかない。年寄りは子供に戻る。

高齢者は孤立するから活動できる場所を見つけること

孤独、孤立から逃れるためには仕事をすることである。又は、もう一度学校に行くこと特定の組織や団体の中に入ることで新しい出会いとつながりが生まれる。仕事も学校も興味が無い高齢者は高齢者が集まるNPO団体に顔を出してみる。積極的な人はこれが出来る。

多くのシニアが言う言葉がある、「歳を取ったので最近人に会って、話をすることがなくなった!」と。

趣味があるならば、趣味の友だちを見つける。同じ趣味を持つ人たちが集まる団体があれば、その団体に所属する。探せば、ハイキングや登山、アマチュア写真家グループ、100キロマラソングループなど自分の趣味に合った団体組織が見つかるはずである。

恋愛好きな高齢者はシニア恋愛交流会などに参加してみてはどうか。俳句やコーラスグループもある。男女が混じり合う機会がある趣味の団体は孤立や孤独からあなたを引き離してくれる。

体が思うように動かす事が出来ない高齢者ならば、SNSで会話を楽しむことも出来る。探せば見つかる。何事も自分で何かを求めないと何も始まらないことは確かだ。

67歳である私のケース

私は今年67歳になった。自分の仕事も持っている。NPO団体にも所属している。インターネットにも詳しい。毎日出勤する仕事場もある。そんな環境にいるのだが、何か足りない感じがする。若い人たちと会って情報交換が出来ていないこと。定期的な勉強会に参加するしかないと思っている。

一人で仕事をしている時間が多いので他の人達との交流する機会が必要である。社会的な活動は下記の2つになる。

  1. 自分の仕事(個人事業主)
  2. NPO団体の仕事(自分のスキルを提供)
  3. ゴールドジムで筋トレ(自分の趣味)

必要なものは若い人たちと会って共通の話題で情報交換をすることである。時代の動かしているのは若い人たちである。若者たちが社会で新しいニーズを作っている。消費生活、流行、ベンチー活動、問題提起など。

若者たちと活動を共にするには若者たちが運営する団体に参画することである。その団体は自分の興味と好奇心が伴わないと続かない。自分の存在感を示すことが出来る団体になる。自分の得意なスキルを提供することで若者たちのニーズを満たすしかない。そう、感じている。

年齢に関係なく遊べる、学べる同好会

趣味の同好会は年齢に関係なく色々な方と交流が出来る。自分は何に興味を持っているかをメモ帳に書き出してみる。例えば、私の場合はこんな感じになる。

  1. Chromebook
  2. 筋トレ
  3. コーヒー
  4. 公園散歩
  5. 美味しい定食店探し
  6. 新しいビジネスの種探し

この中で一番興味があるのは6番になる。これからの時代が求めるニーズを反映するビジネスの種を探す同好会があれば入会したいと思っている。新しいビジネスのヒントが得られる情報交換が出来る「場」であればそれで十分である。

結論

遊び相手がいない高齢者は孤立する!新しい友人を作るには自発的に団体に入ることである。年齢に関係なく世代を超えて交流ができる趣味の団体が良い。新しい人との接点を増やすには仕事をすること、学校に行って時代に追いつく勉強をすることである。共通の目的がある組織に身を置くことで新しい出会いが生まれる。