69歳になって困ることは何か。誰もが感じることは、健康である。私自身、自分の体が壊れてきていることを体感している。老いから体が衰える。体が衰えると今まで自由自在に動かしていた体に不自由を感じ始める。最近、こんな症状が顕著になってきた。

ちょっとした環境の変化、温度差などで鼻水が出始める。ティッシュやハンカチで鼻水をふくことが多くなった。食事時は必ず食事中に鼻水が出始める。65歳になる妻も同じ現象を体験している。60歳初めの頃はこんな鼻水の症状はなかった。

こんな経験はないだろうか。急に立ち上がったときに息苦しさを感じてしばらく動けなる症状。65歳過ぎにこの症状が出始めた。自動車の助手席に座っていて駐車場でドアを開けて外に出る動作で息苦しさを感じ始めた。ただし、自動車を降りる前に足を少し動かしてから出ると問題はない。

急に立ち上がると息苦しくなるのは

立ち上がるときに、脳や内臓に血液を送るためには、心臓が血圧を上げなければなりません。しかし、心臓の機能が低下している場合や、自律神経のバランスが乱れている場合、血圧を十分に上げることができず、脳や内臓に十分な血液が行き届かなくなるため、息苦しさを感じる。

立ち上がる前に足を少し動かすことで、足の筋肉が収縮し、血液が足に流れ込む。これにより、心臓にかかる負担が軽減され、血圧を上げやすくなる。また、足の筋肉を動かすことで、自律神経のバランスが整い、血圧を調節しやすくなる。

そのため、立ち上がる前に足を少し動かすことで、急に立ち上がったときの血圧低下を防ぎ、息苦しさを予防することができる。

具体的には、以下のようなものが効果的。

  • 足首を回す
  • 足踏みをする
  • つま先立ちをする

また、立ち上がるときは、ゆっくりと、背筋を伸ばして立ち上がるようにする。

日常生活でこの2つの症状が私の生活の中に入ってきている。身体の老化がそうさせていると思っている。意識していれば対策を打てるので大きな問題にはなっていない。

多分、70歳の声を聞く頃にはもっと多くの老化現象が身の回りに起きているのではないか。身体の衰え原因で困ることがこれから増える。

シニアの困りごとは人ぞれぞれ違うが参考になる情報はある

69歳のシニア男性が日頃困ることの中には共通する困り事がただある。その困りごとの対策が分かれば、その情報は参考になる。解決できる方法、ただ耐えるしかないもの、医者や専門クリニックに相談するなど色々出てくる。

健康寿命:足腰の筋肉を強化しないと階段の上がり下りが出来なくなる

老いて来ると階段を上がったり、降りたりするのが怖くなる。その理由は自分の体を支えることが出来なくなるほど足の筋力が衰えてしまっているからである。階段をあがるときも降りるときも片足に体の重量がかかる。その重量に絶えられないためバランスを崩しやすくなる。

階段が怖くなる理由は他にもある。視力の低下や視野が狭くなったりして階段の段差を視覚で捉えられなくなる。さらに、、膝の関節痛などで階段を降りられないなど。階段は体力が落ちた老人には苦手な障壁になる。体全体の筋力が落ちるが足腰の筋力の低下が一番酷い。個人差はあるが、75歳を過ぎると普通の生活をしている高齢者は階段を使用しなくなる。

75歳を過ぎても階段を普通のように利用するシニアはそれなりの対策を取ってきている。彼らの対策はこんな感じだ。

  1. 60歳代から意識して階段を使う生活習慣がある
  2. 足腰の筋トレをしている
  3. 活発に足を使う生活をしている

ポイントは老いから来る足腰の筋力低下を意識して足を鍛える生活習慣を身につければ良い。

感情のコントロール:気が短くなり言動が感情的に爆発する

カフェで仕事をしていると時々大きな声でお喋りをするグループに不快感を強く覚えることがある。周りにいるお客のことを少しは察して静かに話をしてくれないかと!言葉にして出さないが頭の中では怒りの声がしている。「バカ話をしたいならば、外でしてくれ!」と叫んでいる。

電車の中で椅子に荷物をおいているおばさんを見て電車でのマナー・エチケットを知らない人だと感じる。そして、頭の中では「荷物をおいている席に座りたい人がいるのに気づかないふりをしてスマホを見ている。けしからん!」と声を出したがっている。

電車から降りて駅の階段を降りる時にスマホ歩きで階段を降りている若者や中年女性が目につく。階段でスマホ歩きは危ないよ!と叫びたい。後ろの人が安心して階段を降りられない。ちょっとしたことで感情に゙火が飛び移る。もう少し冷静に物事を受け入れたいのだが、理性よりも感情が先に出る。

前頭葉の老化現象で感情をうまくコントロールできなくなる。これは多くのシニアが経験する。対策は前頭葉の劣化を意識して感情が高まったら、深呼吸を3回ゆっくりとすることである。感情に負けないで理性を取り戻す方法を実践する。または、その場所をすぐに移動して感情の爆発原因から逃げる。

文明の利器:スマホが無いと生活しづらい社会

私はサムソンのA41というスマホを使っている。1万7000円ぐらいで手に入れた。購入した当時はスマホを頻繁に使わないという理由で格安のローエンドスマホにした。使用用途がメールのチェック、LINEメッセージ、地図案内、写真撮影、ウエブサーフィン等である。メインメモリーが4Gで記録容量が64Gである。それで十分と思っていたのだが、現実は欲求不満になるほどスマホを頻繁に使っている。

その理由はスマホアプリのインストール数が増えてきたことである。銀行のアプリ、カフェのアプリ、電子キャッシュのアプリ、マイナポータルのアプリ、SNSのアプリなどインストールするアプリがどんどん増えてきた。スマホのシステムとインストールしたアプリで記憶容量の半分以上が使われてしまった。

アプリを複数使用するとメモリーのスワッピングが起こり起動が遅くなる。時々、再起動してメモリーのゴミを消す必要がある。スマホアプリを利用するレストランが多くなり、メニューは全てQRコードを読み取ってウエブページで表示する方法になる。

支払いも現金ではなく電子キャッシュでないと決済の機械が使えないという不便さがある。通勤定期もスマホアプリになる。クレジットカードを使うにしても明細書は無料で郵送してくれない。全てウエブ明細になる。スマホアプリにすればスマホで明細情報が見れる。スマホをうまく扱えないシニアはデジタルな社会について行けない。

自分たちの生活の中にデジタル空間が浸透してきている。アナログの生活で生きて来た高齢者はデジタルな知識などを学んでいないため置いてきぼりになる。対策は困った時にすぐに教えてくれる若者を近くに確保することである。息子、娘、孫などが同居人としていれば助かる。あとは学べるだけ学ぶしか無い。

私はインターネットビジネスで生活しているのでパソコン、スマホ、タブレット、インターネットには詳しい。サムソンのスマホも来年買い替える予定でいる。Pixel 8が今12万円ぐらいで販売されているが、Pixel 9が販売されれば半額まで落ちる。その時に型落ちのPixel 8を購入して快適なスマホ環境を整える。

老人の生活:自分の世界に閉じこもる

自分の世界に閉じこもる生活が老人の生活であるというのは、ある意味では正しいと言える。高齢になると、身体機能や認知機能が低下し、社会との接点が減っていく傾向がある。そのため、外出や人と会うことが億劫になり、自分の世界に閉じこもりがちになる人も少なくない。

また、高齢になると、仕事や子育てなどの責任から解放され、自分の時間を自由に使えるようになる。そのため、好きなことをして過ごしたいという気持ちが強くなり、外の世界に関心が薄れてしまう人もいる。

もちろん、自分の世界に閉じこもる生活が必ずしも悪いわけではない。好きなことをして充実した時間を過ごすことができれば、それはそれで素晴らしいことである。

しかし、一方で、自分の世界に閉じこもることで、社会から孤立したり、認知機能の低下を早めたりといったデメリットも考えらる。そのため、高齢になっても、できるだけ外の世界とつながりを持ち、積極的に人と交流することが大切になる。

具体的な対策

  • 趣味やボランティア活動に参加する
  • 地域の集まりやイベントに参加する
  • 家族や友人と交流する
  • 好きな仕事をする

また、インターネットやテレビなどのメディアを利用して、外の世界の情報に触れることも重要。このように、自分の世界に閉じこもるのではなく、外の世界とつながりを持ち、積極的に交流することで、充実した老後を過ごすことができる。

結論:

少子高齢化で高齢者の人口が増えている。昼間の街中はシニアたちで溢れている。外に出て歩き回れるシニアは幸せである。外で見かけることができないシニアも大勢いる。老人ホームのシニアの殆どが施設内から外に出ることが少ない。一人で外出ができる身体ではないからだ。外で私達の目に写るシニアは幸せなシニアである。

そんなシニアでも困ることがたくさんある。困ることを抱えながら老後の生活を楽しもうとしている。足腰の筋力が衰えると行動範囲が狭くなり健康寿命も短くなる。解決するには定期的な筋トレしかない。足を積極的に使う生活を心がけるか、スポーツジムで筋トレをするしかない。

老化で前頭葉が萎縮する。それに従って感情をコントロールする機能が低下する。こればかりは個人差が激しい。まずは気が短くなって感情が爆発する自分に気がついて、アンガーコントロールの対策を学ぶ。感情で怒りを表す前に深呼吸を3回する。

スマホのアプリをうまく使い慣らせないとレストランで注文や決済も出来なくなる。シニアの日常生活でスマホを使わない場面がどれだけあるか。電車に乗れば誰もがスマホを覗き込んでいる。電車を降りても歩きスマホで改札口に向かっている。友達だけでなく公的機関からの連絡もLINEメッセージになっている。LINEを使えないシニアにはメッセージが届かない。

日常の活動が自宅内で終わる高齢者は自分だけの世界で生活をすることになる。外に出ない限りその人の存在が分からなくなる。社会からの孤立が孤独死を作り出す。自分の趣味を社会との接点にする生活が維持されれば、自宅以外の世界が広がる。