ボーナスがなくなったシニアの生活はどんな老後か? - 定年退職後の過ごし方、働き方、起業、筋トレ、お金

朝日新聞の声の蘭に面白い記事があった。57歳の奥さんからの投稿である。定年退職した最初の年、主人には夏のボーナスがなかったという。近所の奥様たちは夏のボーナスの話が話題になっていたが、定年退職をした主人には夏のボーナスがなかった。この事が寂しいという内容であった。

ボーナスがない老後の生活

日本のボーナスは、風物詩みたいな物だと私は思っている。家庭にまとまったお金が入る夏と年末のボーナスは、主婦の生活に密接に関わっている。大蔵省は奥方である場合が多いからだ。

定年退職をすると定期的な収入が消える。65歳ならば、年金が給与に取って代わる。年金には、ボーナスという仕組みがない。ボーナスがない生活に慣れない会社員の奥さんたちは、ボーナスがない定年退職の年にショックを味わう。

でも、

適応能力がある奥さんたちは、ボーナスシーズンを何度か経験すると現実をそのまま受け入れる。定年退職したのだから、それが当たり前だと。年齢と共に生活スタイルが変わる。会社にぶら下がった生活をしてきた奥さんほどボーナスの無い夏と年末は辛いのだろう。

ボーナスシーズンには、必ず、大きな買い物リストを作っていた奥さんが多いはずだ。それが出来なくなったのが寂しいのだろう。「声の蘭」の投稿記事には、定年退職をした夫に今までご苦労様という感謝の言葉で括られていた。これからは一緒に年金生活ですねという言葉と一緒に!

私たち夫婦は、私が51歳の時に独立したため夏や年末のボーナスが無い年月が10年以上続いている。家内の頭には、ボーナスのボの字も無い。何とか、自分で作った仕事で営みが出来ている。シニアになると自分で作った仕事で生活が出来るという事が重要になる。

会社からボーナスを頂ける年齢は、ほとんどの会社が良くて60歳までだ。60歳以降は、ボーナスなんて頂けない仕事になる。仕事があるだけ幸運だという状態だ。毎年契約更新があり、雇い止めになる不安がついて回る。多くの65歳のシニアは、働くのを止めて年金生活を選ぶ。

自分でお金を稼げない生活で我慢を強いられる。ボーナスなんて夢の夢だ。

自分で作り出した仕事があれば、自分の裁量次第でお金を稼げる生活になる。能力と運があれば、毎月ボーナスをもらえるような金額になる場合がある。年老いてくるシニアは、70歳過ぎから75歳辺りまで体を使った仕事が難しくなる場合が多い。75歳を過ぎれば、終活を真剣に考え始める。

ボーナスが無い年金受給者は、自分でビジネスをしていないので時間というボーナスをもらえる。いつ他界するか分からない自分の命を思い残す事が無いように時間を使えるという自由は、ボーナス以上の価値がある。どんなに多額のボーナスをもらってもそのお金を使う時間が無ければ意味がない。

ボーナスがあるサラリーマン生活よりも年収での会社員生活の方が有利だ。ボーナスは、会社の業績次第で有ったり無かったり、多かったり少なかったりする。年収での雇用であれば、既にボーナスの金額が年収に含まれている。年間の給与額が確定しているのでボーナスがある会社の年収と比較して安定している。 

終身雇用制度があった時代に生きて来た定年退職者の奥さんたちにとってボーナスは夏と年末のお祭りみたいな物であると私は感じている。

今の時代は、雇用形態が多種多様になるのでボーナスがあるから良い雇用先とは言えなくなっている。ボーナスの金額分を月々の給与に含めてもらった方が一番良い。それが、年収での雇用契約だ。

60歳を過ぎれば、どの家庭もボーナスがある生活から離れていく。誰もがそれを経験する事になる。


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。