災害時に集合住宅の住民は何に注意すべきか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

毎年この時期になると集合住宅(マンション)の防災会議が開催される。世帯数が560もある大規模集合住宅(マンション)であるため、コミュニティールームで各ビルディング毎にスケジュールされた週末に開催される。防災会議と言っても災害時に近くの世帯とコミュニケーションを取り、役割分担をすることと災害時に知っておくべき知識を学ぶ会議だ。

防災会議に出席する世帯は、いつも、顔が同じだ。参加しない世帯は一度も参加しない。私たち夫婦は毎回参加しているため、知るべき重要な防災知識を何度も学んでいる。

災害時に集合住宅(マンション)でやってはいけないこと!

最近、異常気象や地震が当たり前のように起きている。特に地震は発生回数が増えている。我が家も災害時に必要になる食料や水を確保して足りないものを補充している。集合住宅ではインフラを共有している水道管や排水管がある。地震による被害が水周りの施設に及ぶと困ることが起きる。

水を排水管に流さないこと!

トイレの水、お風呂場の水、洗面所の水などいつも使ったら水を流すのだが、災害時に水を排水管に流すと排水管の損傷により被害を拡大させる。全住民がこのことを知っていれば、問題がないのだが防災会議に参加していない世帯はこの事を知らない。防災会議に参加するまで私はこのことを知らなかった。

なぜ、携帯トイレの備蓄が必要なのかがこの事から分かる。各家庭で1週間分の携帯トイレの備蓄が必要である。4人家族に必要な備蓄量(大は毎回交換、小は3階に1回交換)

  • 大 1回x4人x7日=28枚
  • 小 4回x4人x3回=37枚 

合計65枚(ポリ袋、凝固シートなど)が必要になる。さらに、汚物専用ゴミ容器(密閉出来る容器)と消臭剤も必要になる。トイレに行くときはいつも排出物を水で流すのだが、災害時にはそれが出来ない。生理現象で排泄は避けて通れない。携帯トイレの備蓄は災害時には必須。

オススメの防災情報サイト

NHK「となりの防災家族」で検索すると役に立つ情報が出てくる。私が住む集合住宅でも犬や猫などのペットを飼う世帯が増加している。

災害時のペット対策を考える必要がある。ペット用の持ち出し袋を準備する。

  1. ペットフード・水・薬(最低でも5日間)
  2. ペット用品(ペットシート、新聞紙、リードなど)
  3. 常備薬(持病があるペット)
  4. 飼育手帳(飼い主の連絡先、ペットの写真、健康状態、ワクチン接種状況など)

ペットには、迷子になった時に識別が分かるような札などを首の周りにつけておくこと。防災会議では、こんなことも教えてくれる。

防災お役立ちPDFダウンロード

我が家にはペットはいないので自分たち夫婦二人分の防災備品を備蓄しておけば良い。今足りない備品は、ヘルメットとヘッドライトぐらい。災害はいつ起こるか分からない。水の確保は、近くに水道の浄水場があるので水で困ることはないように思う。

世帯数が多い集合住宅は、防災対策を組織的に行えるメリットが有る。色々な人が住んでいるので色々な問題を解決できる人材が豊富。小規模の集合住宅(マンション)は、このメリットが少ない。

毎年防災会議に参加することで自然に防災の知識を覚えられる。防災会議に参加していない世帯はこのメリットを享受できない。

結論

災害は思いもよらない時に起きる。備えよ常に!が叫ばれている今日このごろである。特に地震による災害対策は必須である。日本ほど地震が多い国はない。集合住宅の住民は管理組合や自治会が中心になって災害予防会議が開催される。毎年開催されるはずであるのでぜひとも参加して最新災害予防情報を学んでほしい。 

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。