会社に属さない起業家(個人事業主)は、一度、一人でお金を稼ぎ始めると将来の人生に不安をそれほど感じなくなる。自分が作った仕事を続けていけば、お金は貯まるし、生活も問題なくできる。不安は、将来、自分の生活が成り立たなくなるということから生まれてくるからだ。仕事をしながら雇い止めなく好きなだけ働ける仕事環境を持てることが60歳を過ぎたシニアにとって一番重要だ。
年金に頼らないシニアの生活環境さえあれば、後は自分の健康を維持できれば人生を楽しめる。自由という言葉は、そんな環境に自分を置くことで意味を成すのではないかと思う。
お金は何歳になっても必要な道具だ!
お金を意識しない生活ができれば、お金が持つ魔力に打ち勝つ。生きていくためにお金が必要だが、必要以上はいらない。世の中には自分で使い切れない金融資産を持っている資産家がたくさんいる。そんな資産家が使い切れない金融資産をほんとうに生活に困っている人たちのために使ってくれれば世の中は過ごしやすくなる。
ただ、
生活に困っている人たちにお金を恵んで上げるようなやり方は、困っている人たちの生活を将来的に助けない。困っている人達が働いて稼ぐお金でなければならない。自分で稼いだお金でないと生活は根本的に良くならない。
寿命が短くなってきている高齢者の資産家が遺言でお金を寄付する事があるが、寄付するよりも仕事がなくて困っている人たちに仕事を提供することにそのお金を使ってもらいたい。多額のお金を孤児院や慈善団体に寄付してもそのお金の大部分が運営費に使われるだけだ。生命保険と同じで掛け金の半分は生命保険会社の利益に化ける。
資産家の老人に私がなれれば、こんな事をしたい。
自分の生活を良くしようと意識して努力する人たちだけに教育の機会、職業訓練、お金を自分で稼げるまで生活ができる居住地などを提供したい。お金は、これからの日本を背負っていく若者たちに投資するほうが世の中に還元しやすい。
お金の稼ぎ方、使い方で老後の生活は変わる。年金だけに頼る生活を送る老人は、お金に頼らないで生きていく方法を身につける必要がある。それが出来る老人たちは、自給自足の生活が出来る人たちだ。都会生活をしている老人には、非常に難しい。自分の老後が年金だけに頼らざるを得なくなると感じていたら、都会ではなく地方で自給自足ができる環境に身を移すべきかもしれない。
都会での生活は、どうしてもお金という道具が十分ないと不自由だ。ある意味で、年金プラス他の収入がないと老後の生活は楽しめない。自給自足率が50%あれば、生活で必要なお金の負担は50%になる。食費、住居費、水道料金、ガス料金、電気料金、通信料金などの生活インフラはどうしてもお金が発生する。
その分野で自給自足ができる仕組みを作り上げれば、都会の生活は楽になる。
例えば、通信料金だ。今は多くの人がスマホを使っている。固定電話を設置している若い人は本当に少ない。すべてがスマホで可能になっている。私のスマホは、電話料金が発生していない。ショートメッセージ付きデータ通信SIMを使っているスマホだ。月々の通信料金は、1000円以下である。LINEユーザーでもあるのでLINE OUT(有料電話サービス:6円/分 30日プラン)を使えば、誰にでも電話ができる。同じLINEユーザー同士での電話は無料だ。
住居費は、空き家問題で困っている人を探して、空き家に無料で住まわせて頂くことだ。空き家管理を代行する代わりに住居費を無料にしてもらう。交渉次第では、公共料金の一部もオーナーに負担して頂くことも可能だろう。
食費は、Food Bankサービスを活用する。または、食事付きの飲食店でアルバイトか、パートをすることで食費の負担を下げられる。
生活インフラ費を下げる工夫をする、しないだけで老後生活の金銭的な負担度は変わる。
この記事「お金と仕事はシニアにとってどんな意味を持つのか?」のポイントは、
- 仕事をしながら雇い止めなく好きなだけ働ける仕事環境を持てることが60歳を過ぎたシニアにとって一番重要だ。
- 自分の生活を良くしようと意識して努力する人たちだけに教育の機会、職業訓練、お金を自分で稼げるまで生活ができる居住地などを提供したい
- 自分の老後が年金だけに頼らざるを得なくなると感じていたら、都会ではなく地方で自給自足ができる環境に身を移すべきかもしれない
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