”生活保護水準以下で生活するひとり暮らしの高齢者が“老後破産”に陥るケースが急増している実態を放送した際、その暮らしぶりに密着ロケした中でのインタビューでほぼすべての方が口にする言葉がありました。それが「死にたい」という言葉だったのです。(引用先)
今日放映された「親子共倒れの老後社会」のNHKスペシャルの密着ロケは、明日は我が身か!!と思わせる内容であった。
目次
経済的基盤が親の介護や子供の失業で壊れて親子共倒れに向かう!
年齢が70歳を越えれば、年金だけで生活をせざるを得ない状況に置かれるシニアが多くなる。その年金も生活を維持できない金額が大半だ。月額6万円弱では、生活が出来ないと私は思っている。それ故、生活保護に頼らざるを得なくなるシニアが増加する。
生活保護の親に働くことが出来る子供が同居すると生活保護が止められる
生活保護で生きている親に失業で舞い戻る子供たちが親子共倒れの道を作ってしまう。親の世話が出来ると帰ってきた子供。同居することで生活が出来ると期待したが、生活は悪化。悪循環につながる。生活保護の親に働くことが出来る子供が同居すると生活保護が止められる。
親と子供は、生きて行くのに必要な経済的な基盤がなくなる。助けを求める人たちであれば、何らかの手は打てるのかもしれない。現実は、他人に迷惑をかけたくない、親戚に負担をかけたくない、社会に負担をかけたくないという感情が自分の首を絞めてしまう。真面目な人ほど馬鹿を見る仕組みがここにある。
世の中は真面目だけでは生きていけない
多少、ずる賢く生きることも生き延びるためには必要。そう思う人たちは、自分たちを支援してくれる方法を利用する。それが出来ない真面目な人たちは、親子共倒れになる。
社会基盤である家族が老齢者増加で崩れ去ろうとしている。親子共倒れになるとその子孫は息絶える。これで良いとする社会は動物の社会と同じである。日本は成熟した国であり、この問題を解決できる経済的余裕と知恵がある。政治はこの問題を国家の存亡に関わる問題と思っていない。強い者が生き残り、弱い者が死に絶えるという自然の法則に従っていると考えているかもしれない。
少子高齢化の社会の問題は国家存亡の問題である。親子共倒れなんて言うのは、自分で自分たちの首を絞めている状態だ。70歳を超えて経済的に行き詰まった親子が「声をそろえて死にたい!」という社会は将来性がない。政府は、そんな日本にしたいのだろうか。国力は、ますます弱体化する。
シニアが生きるためには何をすべきか!
私たちシニアが今できることは、仕事を探し、仕事を作り、体を健康にして、介護の世話にならないようにすることだ。仕事が有る人は、出来るだけ長く仕事を続ける工夫を今から考える。決して諦めないで自分が出来る事を考え、挑戦してみる。戦後の日本は、凄く酷かったと思う。それを乗り越えてきた人たちが今の高齢化社会を構成する。
第二次大戦で亡くなっていった人たちの家族のためにもまだやれることが有るのではないか。決してチャンスを見逃さない。やれることをやる。諦めない。私も今のビジネスモデルを工夫して時代に合ったビジネスモデルに再構築をしている。やりながら、生きる道を探している。だから、決して諦めない!
結論
真面目に生きてきただけでは生きられない老齢化社会が到来している。年金以外に収入がないシニアは生活保護に頼るしかない。そんな親元に失職した子供が戻ると生活保護を受けられなくなるという現実がある。親は困った子供を助けたいと思っているがそれをすると共倒れになる。生きていくにはずる賢くなるしかない。