60歳、70歳、80歳代になっても男性としての本能は元気に生きている。違うのは、思うように欲求を処理できなくなることだ。肉体的な刺激は年齢とともに衰えてくるが、精神的な欲求は変わらないのではないかと私は感じている。老人、高齢者のラベルが貼られる年齢になると体の機能が駄目になってくる。老化現象である。
体を鍛えている老人であるとテストステロンと言う男性ホルモンが分泌されて体を若くする。
目次
新陳代謝を活発にする筋トレとタンパク質の多い食事が若さを作り出す鍵!
新陳代謝は、年齢とともに落ちてくる。これを改善するには、定期的な筋肉トレーニングをする必要がある。運動をすると代謝が良くなり、老廃物が汗と一緒に体の外に排出される。新鮮な酸素が血液とともに体中に行き渡り、体を作っている細胞も新しい細胞に生まれ変わる速度が早くなる。
新陳代謝が良くなると体の質も良くなる。健康は健全なる肉体と精神のもとで生まれるからだ。高齢者ほど新陳代謝を意識した生活をする必要がある。代謝が良くなれば、健康な体になり寿命を伸ばせるからだ。
成長ホルモンの分泌を促す筋トレ
定期的な筋肉トレーニングを行うと成長ホルモンが分泌される。新陳代謝も改善され、私達の体は絶えず細胞分裂をして生まれ変わって行く。それが新陳代謝である。
健康な体になると自然と代謝と体の質も良くなる。運動をしない生活が続くと筋肉がどんどん衰えて男性ホルモンの分泌が減少して行く。体は細く軽くなり食も細くなる。男性としての若さを保つには、体に十分なエネルギーを与え、筋肉運動を定期的に行い、代謝を良くしなければダメである。
生命エネルギーの強さは、そのまま体の若さに出てくる。シニアでも健康で体を鍛えていれば、生命エネルギーを強くすることが出来る。健康体を維持する筋トレ運動で若さを回復できる。体を定期的に鍛え始めると半年後にはその効果を体で感じ始める。
若さのエネルギーは食べるものが少ないと生まれない
高齢者の若さは、体の新陳代謝を活発にさせることで回復できる。高齢者は、気が付かないうちに体を活発に動かすことをやめてしまう。仕事をやめて暇な毎日を送ると自宅周辺が行動範囲になる。足で歩くという活動が減少する。
老人の若さを回復させるは、生命エネルギーを作り出す食べ物が重要だ。タンパク質の多い食べ物を意識してたくさん食べないと運動をした時に筋肉が生成されない。筋肉は年齢に関係なく成長するのでタンパク質が多い食べ物とビタミン・ミネラルをバランスよく取ることである。
私は今年65歳になる。筋トレを長年やり続けているおかげで食欲旺盛である。体格は、10年ぐらい若く見える。筋肉貯金が出来ているから病気もしない。階段を一弾飛びして上がることも習慣になっているほど元気である。筋肉を鍛えると体全体にエネルギーを感じ始め、自分の体を自由に動かすことで不自由を感じなくなる。
肉、魚、大豆などタンパク質が多い食べ物を意識して取り、体に不足しやすいビタミンやミネラルを健康食品で補充する。カルシウム、亜鉛、マグネシウムは必須である。特にマグネシウムは健康食品で取ると足の痙攣がなくなる。朝起きた時に足が釣る筋肉の痙攣は痛くて嫌なものである。それをマグネシウムは治してくれる。
体の老化は避けられないが健康寿命は筋トレで伸ばせる
筋トレの恩恵は、年齢が70歳を過ぎる頃に体感できる。今、60歳代ならば直ぐにでも筋トレを始めるべきである。筋トレは健康予防として一番コストがかからない。定期的な筋トレで良い汗をかき、代謝を促す。体を鍛えると自然と食欲が出てくる。新陳代謝を活発にさせるにはエネルギーになる食べ物が多くないと始まらない。
老いてくると自然と食欲が減退する。筋トレはそれを逆に食欲旺盛にする。筋肉を鍛えることで老いの悪循環を断つことが出来る。
老いの悪循環
老いる>食欲が減少する>生命エネルギーが少なくなり運動量が減る>筋肉を使わない生活が多くなる>筋肉の減少>歩行障害が生まれる(フレイル)>身の回りのことが徐々にできなくなる>老人ホーム行きになる
こんな悪循環が70歳過ぎから起きる可能性が高い。この悪循環を断つには食欲を生む筋トレを習慣化することである。食べるものが少なくなり、栄養バランスがわるくなると知らないうちに低栄養状態になる。
結論
シニアは老化で体が弱体化する。特に体の筋肉の量が減少して行く。その理由は、(1)体を動かす活動が少なくなる、(2)食欲が減少する、(3)体の栄養バランスが崩れて低栄養状態になりやすい。体は細く痩せていく。この悪循環を断つためには定期的な筋トレをするしかない。
定期的な筋トレをしないで健康食品で若さを得ることはできない。活発に筋肉を鍛えないと代謝を促す成長ホルモンの分泌が増えない。