老いてくると体に異変が起きる。私の場合は今までにこんな事が起きた。
- 朝起きた時に手の指が強ばる
- 左手の人差し指がばね指になる
- 両肘の筋が痛くなる
- 今まで無かった腰痛が朝起きた時にある
- 夜寝ているときに足のふくらはぎが痙攣して痛くなる
- 体が硬くなる
- 急に立ち上がると立ちくらみがある
- 勃起に時間がかかり射精の量が減る
- 新しい事に挑戦する気力が落ち、全てが面倒に感じ始める
こんな異変は55歳を過ぎた頃から少しずつ起きてきた。体の異変が老いから来るとは思っていなかったから驚いた。
医者はシニアに定期的な運動をせよと言っている!
以前、初期的な椎間板ヘルニアになっていた。整骨院と整形外科の方から同じ診断を受けたから椎間板ヘルニアだろうと。左足が時々痺れるぐらいの症状である。酷い時は足を上げる時に痛みを伴う重いしびれが起きていた。
座る時間を少なくして歩きなさい!
医者からはじっと座る時間を少なくして歩きなさい!と言われた。夜寝る前にも腰痛運動をしなさいと言われた。つまり、体を動かせと言うことである。
椎間板ヘルニアは90%以上が自然治癒してしまうと言われる。まだ、経験が無いので自信を持って言えないが私のケースもそうなるだろうと思っていた。現実、自然治癒力で椎間板ヘルニアは治ってしまった。
老いから来る思いがけない体の異変はこれからも発生する。老いてくると体がどう変化してくるかが30歳代、40歳代の人には想像も付かないだろう。
高齢者の姿が目に入りやすくなる
高齢者の姿を見ていつも感じることがある。体がやせ細っている人が多い。歩き方がよろよろとして遅い。姿勢が悪い。前屈みになっている高齢者が多いような。私には高齢者から力強さが感じられない。ミッションを抱えて生きている高齢者は違うだろうが、普通の高齢者は社会から置いてきぼりになっている。
健康食品や高齢者向け漢方薬(膝痛、腰痛、疲れなど)などが朝日新聞の広告でよく目に入る。若い頃は目にも入らなかった。最近になって老いてきて自然と目に付くようになった。高齢者向けの商品やサービスが目に入りやすい。老いてきた証拠である。体は嘘をつかない!
なぜ、医者は体を動かせと言っているのか?
老いてくると体が不自由になり、動かなくなる。動物の世界でも同じように動かなくなると死が近づいてくる。第二の心臓と言われる足が止まると血液の循環が悪くなる。足の筋肉は心臓から届く新鮮な血液を足の筋肉を使って体全体に行き渡らせる。
毎日1万歩以上歩きなさいと言う言葉は一般的に知られているが、高齢者は歩いているかどうか怪しい限りである。会社勤めをしていれば自然と通勤で毎日1万歩以上歩く。毎日外出する必要がなくなると自宅にこもり足を使う機会を失う。
腰痛にしても膝痛にしても体を回復するには血の巡りを良くする事が一番である。「機会がある毎に体を動かせ!」と言う理由がここにある。
私は毎日懸垂を近くの公園で行っている。上半身の筋肉を鍛えている。懸垂は10回できるようになっている。体にある大きな筋肉は足の筋肉と同様に血液の循環を支えている。椎間板を刺激しないように、腰に変な負担が行かないように体の筋肉を鍛えている。
私の知人で50歳代の方が、五十肩の痛みで苦しんでいる。私には経験が無い。30年以上、筋トレで体を動かしているからかもしれない。良い面も悪い面もあるが。レントゲンを撮って分かったのだが、骨と骨の間の椎間板が一箇所、完全になくなっていた。これが椎間板ヘルニアの原因であるかどうかは分からない。
結論
人間も動物も生命がある物は全て自然治癒力を持っている。体を動かし続けていくことで栄養と酸素が血液と一緒に患部に行き渡る。そして、時間と共に治癒していく。体を動かす効用は、こんな所にあると私は思う。高齢者は体を定期的に動かす生活のリズムを持たなければ長生きは出来ない。