シニアは理由を付けて外に出るべきだ。自宅に閉じこもるべきではない。自宅で何か仕事をしているのならば良いが、そうでなければ外に出る理由を見つけて自宅を出る事である。外出する時は、いつもよりも着飾って出ると良い。男性ならば、スーツやジャケットで。ワイシャツとネクタイもあれば、昔に返ったようにシャキッと気分が変る。
自宅や近所を歩き回る服装で外出をしてはいけない。年金生活をしているシニア男性は普段着と外出着の違いを意識して外出すべきである。その理由は外出時に接する人たちに良い印象を与えることにある。清潔で印象が良い服装は誰にでも快く受け入れられる。
老いたシニア男性の体は見ただけで若さと新鮮さがない。それをカバーするのに服装がある。横浜駅近くで見かける老人男性の服装は普段着そのままの服装の方が多い。近所の公園に散歩する感じで横浜駅まで来てしまっている。多くの人たちに見られるという事実を意識していない。
外出する時にこんな事を意識すれば、服装も変わる。
- 周りの他人に良い印象を与える
- バリバリ働いていた時の自分を感じる
- 電車やバスの中で若い女性の隣りに座っても嫌がられない
シニア男性が世間体を気にしなくなると周りの人たちから無視され始める。存在が薄くなり、社会との接点が希薄になる。
自分の姿を見た人たちに良い印象を与える服装
仕事をしていないシニアは友達に会う以外にあまり外出する機会を持てない。女性の方は友達とランチをしながら世間話するという理由付けがある。話をする相手が多いのは女性の特権かもしれない。男性はどうしても一杯飲みながらとなる。毎日一杯飲みながらというわけにはいかない。
普段着でない服装
男性シニアは外出する時にファッションを気にしない。自宅にいる時のような服装でつい外に出てしまう時が多い。多くの人の目に止まる街中に外出するときは服装、髪、靴などに注意する。シニア男性のスーツ姿に運動靴のファッションは頂けない。
会社員時代に着たスーツ、ワイシャツ、ネクタイという社会人姿ならば靴もそれに合わせたい。革靴である。目的がある外出でなくても人は自分の姿を見ている。見ながら服装の良し悪しを勝手に判断する。
どちらが良い印象を与えるか?
- ヨレヨレのジャンパー、Tシャツ、チノパン、運動靴姿のシニア男性
- スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、革靴のシニア男性
スーツ姿以外の日常着ならば、クリーニング済みで新しい服装が良い。運動靴ならば、汚れていない靴になる。ズボンもアイロンがけがしてある。綺麗で清潔感を与える日常着であれば良い。
綺麗な服装
暑くなる夏にはTシャツやポロシャツ姿になる時が多い。若者が着るTシャツやポロシャツは使い古しの印象があってもそれが若者のファッションになっている。シニアの場合はそうは行かない。表に出したくない老人の体を綺麗に見せる必要がある。
やるべき事
- Tシャツやポロシャツは新しい物を着る。それだけで印象は良くなる。
- 色褪せて膝が出ているジーパンは普段着にして、外出時は新しいジーパンを履く。
- 靴は外出用と普段用を区別する。
地味な色合いの服装は好みにもよるが余計に老人の印象を与えるのでちょっと派手な色鮮やかな感じの服装が良いかも知れない。明るさは色に出るという。
私はスポーツジムで着るスポーツ用Tシャツの色を蛍光色の赤や黄色にしている。その理由は派手な色であると若く見えて目立つからである。なぜかスポーツジムで筋トレをしている人たちは黒のスポーツウエアが多い。気を使っていることはスポーツ用Tシャツをいつも綺麗な状態のシャツにしている。ちょっと古くなったら、捨てて新しいシャツにしている。
シニア男性の外出は肉体と精神面でプラスになる
綺麗で印象が良い外出着で外に出ると気分的に浮き浮きする。仕事でスタバやタリーズのカフェを利用している私はそこでアルバイトをしている女子大生スタッフと会話をするのを楽しみにしている。何回も顔を合わす機会があると自然と常連客になる。そんな彼女たちに良い印象を与えたいので服装には気を使っている。
同じ服装で行くと清潔感が薄れたり、見映えがしない老人と印象づけてしまいかねない。私の時代のファッションで着る洋服を変えてカフェに通っている。コーディネートが良い服装であるとお嬢さんたちの目に止まるようだ。それが顔や言葉に出る。お世辞かもしれないが、正直なお嬢さんもいる。
街中に出ていると周りの変化に目が行く。新しいお店やビルが知らない間に生まれている。レストランのメニュー価格も上がっている。時間帯でお目にかかる人たちが違う。朝のカフェは、会社員で一杯。9時以降はあっという間に消えていく。12時頃になるとOL女性が団体でカフェにランチを食べに来る。コーヒーとサンドイッチ。よくそれだけでお腹が持つなあ~といつも思っている。
外出してカフェで一休みするメリットは沢山ある。特に男性シニアにとって。
- カフェでコーヒーを飲みながら美しい女性を眺められる
- 耳をそば立てて入ってくる話し声を楽しむ
- カフェの常連になると顔を覚えてくれるお嬢さんが出来る
- コーヒーだけを楽しむのではなく、読書や勉強ができる
- お客さん観察を楽しめる
- 外を歩いている人たちの服装(靴)が面白い
- 足を使う、外からの刺激、時代の変化、街の息吹を感じられる
目的を持って外出すると洋服も変わる
私の場合は仕事をするという理由で平日外出している。仕事場をスターバックスやタリーズのお店にしているので色々な刺激と変化を楽しめる。クライアントと打ち合わせ場所にもなっている。ジャケットと小綺麗なジーンズ、そして、革靴というファッションでカフェで仕事をする場合が多い。クライアントと会うときはスーツ姿になる。
外出する目的が見当たらないシニアは毎日どこかでイベントが開催されているのでそちらに行く事を勧める。イベントに行けば世の中で何が起きているかを知る楽しみが生まれる。すてきな出会いがあるかもしれない。外出していると偶発的にそんな機会が生まれる。自宅にいては何も起きない。
新聞やインターネットで近くの街でのイベントを調べる。外出する目的を探す。見つかれば近くの友達を誘って出かける。イベントがなければ、美味しいランチのお店を探して夫婦で外食する。
結論
外出用の服装、日常の服装。シニアになるといつも決まった日常着でいる時が増える。世間体を気にしないで有るものを着る生活になる。自宅にいると周りからの刺激が少なくなる。外出すれば自然と周りから刺激が襲ってくる。シニアは肉体と精神面で自宅で過ごす時間を少なくすべきである。
外出すれば、足腰を鍛えられる。世間体を気にして小綺麗な服装で外出する。気分も服装で変わる。いつもと違った小綺麗なファッションで外出すると何故か気分が良くなる。恥ずかしくない服装での外出は自意識を高める。外出する時にいつもの日常着で行ったら、周りの目が気になる。服装で自意識を高められる。