いつも、スターバックスでパソコンを見ながらコーヒーを飲んでいる。若い人(会社員)は私の事をどう見ているのだろうか。朝は会社が始まる午前9時前にスターバックスのテラス席でコーヒーを飲んでいる。その前を通り過ぎる会社員たちが多い。
会社に出勤しないでゆっくりとスタバでコーヒーを飲みながら仕事をしているシニアに何か感じているだろろう。最近はIT起業中心だけでなく大手企業もリモートワークを許し始めた。私のようにスタバでパソコンを開きながらスマホでビジネストークをしている若者が増えた。
60歳代のシニアもタブレット端末やパソコンをスタバに持ち込んで仕事をしている。私だけの特権ではなくなった。コロナ禍でリモートワークとウエブ会議が当たり前になりつつある。
起業したシニアはスタバを仕事場として活用する
私の日課は、午前、午後共に違うスターバックスでインターネットの仕事をする。スターバックスのスタッフは私を常連客と認識している。彼らから私を見ると、「あのシニアは、毎日パソコンと睨めっこしているが一体何をしている人なんだろうか?」と思っているはずである。
時々、好奇心旺盛な面識がある女性スタッフがこんな質問をしてくる。
「毎日、パソコンを使ってどんな仕事をしているのですか?」
私はこう答えている。
「インターネットの職人なんです。インターネットビジネスをしているので居心地が良いカフェでコーヒーを飲みながら仕事ができるのですよ。」
頭の毛がグレーと白で混ざったシニアの男性が、毎日決まった時間に来店してパソコンと睨めっこしていれば、あの人何をしている人?と思わざるを得ない。仮にパソコンではなく、新聞や書籍であれば「あのシニアは定年退職者で暇な時間を潰しているのね!」となる。
スタバはシニア起業家向けの居場所
株式会社を設立してオフィスを借りながら起業するシニアは運転資金不足で失敗する可能性が高い。1年間でビジネスは立ち上がらない。限りある資本金を運転資金として起業家は活動するが、ビジネスを立ち上げる上で会社設立とオフィスは必須ではない。むしろ、重荷になる。
シニア起業家は資本金を浪費せずに効果的に使わないと運転資金が足りなくなる。できるだけ固定費を抑え営業活動に運転資金を回すべきである。ビジネスが立ち上がるまで最低2年間は我慢するケースが多い。スタバは長時間いても追い出されない。300円のコーヒー代で数時間はいられる。無料Wi-Fiもトイレも有り、お腹が空けばパンやサンドイッチが買える。
リモート(自宅以外)で仕事をする場所として遜色が無い。自宅で仕事をやろうと思っても続かない場合が多い。自宅という仕事環境は甘い誘惑が多い。快適な環境であるのだが、強い意志がないと楽をし始める。スタバでリモートワークをすると他人の目が気になる。緊張感が仕事でプラスに働く。
スタバをリモートワークの場所として使用する上での必須道具
スタバは不特定多数のお客がやってくる。時間帯によっては席が確保できない場合がある。お客がたくさんやってくるお店では長時間の滞在を遠慮してほしいというお知らせが入り口に掲げてある。仕事場とし使いやすいお店を事前調査する必要がある。
スタバに持っていくと便利な道具
- タンブラー(20円の割引ができる)
- パソコンスタンド(姿勢を良くし、肩こりを減らす)
- モバイルルーター(無料Wi-Fiが混み合って使えない場合がある)
- ワイヤレスイヤホン(雑音や大きな声の雑談防止)
- お菓子(隠れて空腹を抑える;スタバでは食べ物の持ち込みはできない)
- 夏は薄いセーターを持ち込む(冷房がきつい)
- スターバックスカード、または、スターバックスアプリで支払い
パソコンスタンドは高さ調整が柔軟にできるスタンドにすること。スタバのテーブルと椅子はパソコンスタンドがないと肩こりを起こしやすい。
私は午前中と午後に利用するスタバを決めている。1日中同じスタバ店にいられない。場所を変えて雰囲気の違うスタバ店で仕事を続ける。気分転換は必要である。
結論
個人事業主で起業するシニアが増えている。費用を極力抑えてビジネスを立ち上げるには固定費が発生する法人とオフィスを省く必要がある。仕事の場所を自宅にすると甘い誘惑が多いので続かない。自宅以外のリモートワークが可能な場所であるスターバックス店を活用する。
一人でビジネスを立ち上げるリスクはビジネスが立ち上がるまでの運転資金と営業力である。運転資金が無くなるまでに売上を立てることがビジネスの成功につながる。そのために固定費を抑える仕事場を確保する必要がある。スタバはそんな仕事場になる。