老人に孤独を感じさせない方法 - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

away from loneliness

老人の誰もがいつも一緒に時間を共有する友人や知人、家族がいるとは限らない。昔は大家族で生活するのが普通であったが現代は核家族化している。子供に迷惑がかからないように独立して生活をする親が多い。年に何回か子供や孫に会うしかない老後の生活が生まれる。老いと共に孤独がやってくる!

忙しい日々を過ごしていると孤独を感じる暇がない。いつも、やるべきことが見えているからだ。時間があれば、何かをやっている生活ほど孤独が近寄らない。孤独を感じる多くの人は暇な時間を多く持っている。やるべきことが何もないといつも感じているシニアである。

友人、知人、遊び仲間がいれば孤独を感じないと思うのは短絡的である。自宅に帰って一人でいる時間が長いと孤独は近寄ってくる。問題は一人でいる暇な時間をどう使うかではないか。

生きる目的があれば孤独の感じ方も変わる

高齢者が孤独を感じない生き方があるのだろうかと誰もが思う。人によっては孤独を楽しむ人もいる。そのため、わざと人里離れた山奥に住居を構えて自然を楽しむ。

高齢者の誰もが孤独で悩むとは思えない。孤独は精神的でプライベートな問題である。感じ方次第でどうにでもなる場合が多い。孤独で悩む老人は人生に目的を見出していない。生き甲斐を持っていない。自分で積極的に社会に出て行って他の人たちと何かをしようとする意思がない。

匠の人生は自分の技量を高めるために修行に生き甲斐を感じる。孤独を感じる時間がないのである。自分の時間を自分の技量を高めるために使っている。目的がある時間の使い方をしている人は孤独を感じる前に時間が足りないと焦る。暇な老人ほど孤独を感じる。

老人に孤独を感じさせない方法

  1. 自分の存在が何かに役に立つという居場所を提供する。
  2. 自分よりも劣環境で一生懸命に生きて行こうとする人たちに逢わせる。
  3. 孫がいるならば、孫のお世話をする、触れ合い時間を増やす。

老人の孤独は子供が意識して孤独にさせない気づかいを必要とする。他人には孤独であるか、どうかが分かり辛い。何か楽しい事、面白い事などが実生活の中で生まれていると孤独を感じる事が少なくなる。感じる前に没頭する何かに吸い込まれる。

誰かと一緒に遊ぶ、仕事をする、趣味の場や仕事の場

碁が好きな独り者の老人が毎日碁が打てるお店に出かける。新宿の碁会所「碁席秀策」という場所だ。徹夜で碁が出来る。将棋もそうだ。何か面白いと感じる趣味があれば、「類は友を呼ぶ」で人は集まってくる。別に遊びでなくてもよい。

私が所属する経営支援NPOクラブは一緒に中小企業を支援するシニアがチームを作って働いている。収入は小遣い程度であるが、自分の存在と経験が役に立つ場をそのNPOクラブに見出している。私はビジネスを営んでいるので自分の専門分野のスキルをNPOクラブに提供している。

自分の存在が求められる「場」を見つけるだけで孤独感は薄れて行く。ボランティアの仕事は世を去る前に社会に何か還元したいと思っている人に最適な「場」になる。例えば、介護施設で入居している老人の話し相手を探している。月に何回か短時間でも良いので介護施設に入っている老人の話し相手になることで人助けが出来る。

老人ホームはいづれ自分も入居することになる終の棲家かもしれない。そんな場所にいる老人たちを精神的に助ける仕事は自分の存在感を感じさせてくれる。特別な技能はいらない。傾聴するだけでも十分。介護ヘルパーの方の仕事を助ける。

恵まれていない子どもたちを助ける

子ども食堂ネットワーク」というホームページがある。こちらでは子ども食堂を手助けしたい人を募集している。食材の提供、運営スタッフ、子どもたちのお世話など普通のシニアでもやれるボランティアの仕事がある。人助けは精神的な充実感と幸せ感をもたらす。暇な時間を人助けに使えるならば、孤独を感じているシニアは積極的にそんな「場」で生きがいを探してみることである。

フリースクールで学習支援ボランティアをする。一つの事例として「おっちー塾」が横浜市戸塚にある。

おっちー塾は、2008年に塾長の落合嘉弘さん(通称おっちー)が立ち上げたフリースクールです。小学生から高校生まで幅広い年代の中でも、生きづらさを抱え不登校になっている子どもや、外国籍で学校の勉強についてけない子どもなどに勉強を教えています。学び・理解することで、子どもたちの喜びや自信につなげることが大きな目的です。(引用先:おっちー塾

あなたが住む場所にもおっちー塾のようなフリースクルがあると思う。そんな場所で自分の時間を有効に使うことで生きがいを作り出せる。

結論

ポイントは与えられた人生という時間を楽しむ使い方を見出せれば良いわけである。積極的に新しい事に挑戦する老人は救われる。別に老人でなくても誰にでも共通すること。人生を積極的に前向きに生きて行くことが孤独から逃れる方法になる。

生きる目的を持つ

  • 生きがいを見つけると孤独は逃げて行く
  • 暇な時間を人助けに使う

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。