座椅子が3脚ある。まだ使える座椅子だ。家内の実家の掃除で3脚の座椅子が要らなくなった。東京のリサイクル業者をインターネットで探したら、無料で引き取ってくれるキャンペーンをしている会社を見つけた。電話をして座椅子を無料で引き取ってくれるかどうかを確認したら、こんな返答があった。
「座椅子のブランド名を教えて下さい。」と聞いてきた。
10年以上前に購入した座椅子なのでブランドなどないと説明したら、無料で引き取ってくれない。有料引取ではいくらになるかを聞いたら、1脚1000円から2000円だというではないか。
東京都では、椅子などの粗大ごみは1個300円だ。これが横浜であると200円になる。仕方ないので自動車に座椅子3脚を折りたたんで乗せて横浜の自宅まで持ってきた。
粗大ごみチケットをコンビニで3枚600円で購入して月2回の粗大ごみ収集車がピックアップしてくれるのを待つことにした。
目次
簡単に出来るものからリサイクル、有料処分
義両親の自宅は1軒屋。至る場所に色々なものが置かれている。93歳の義父が一人で住んでいるのだが、毎日の生活で使っているものは限定されている。多くのものは将来的に使う予定がないものばかりである。
88歳の義母は、老健施設に入居している。自宅に帰ってきても自立した生活が出来ない身体であるのでしばらく老健施設での生活が続く。時間の問題で義両親が老人ホームで生活することになる。
残された自宅は空き家になる。そうなる前に売れるものは売ってお金に換える。処分できるものは時間をかけて処分するしか無い。何十年の間に累積された物が多く使われる機会が失われている。
物がたくさんあると後で処分する時に困る。使わないものが溢れている。もったいないなあと感じながら、使い道がないものが多い。小物で有料リサイクルができそうなものから先に処分を始める。
有料無料で引き取ってくれるブックオフ
日本の家庭には使える製品が埋もれて死んでいる。それらを上手く必要な人達に使ってもらう仕組みが今受けている。メルカリは、そのニーズを上手くビジネスに結びつけた。スマホやパソコンで捨てたい使える製品を自分の価格で販売できるサービスである。時間に余裕が無いとこのシステムは使えない。
今すぐ処分したいという人は、無料で引き取ってくれるリサイクル業者やお金を支払ってゴミ処分するしかない。団塊の世代が後期高齢者になる頃には、処分する家具や電化製品であふれる。時間をかけて販売する余裕が無いのでお金を支払ってゴミ処分する人たちが多くなる。
米国では、自宅の庭でガラージセールスをする人たちが多い。日本では、そんな風景を見かけない。引っ越しが多い米国人の生活だから、ガラージセールスが成り立ちやすい。良いものを安くすぐに手に入れやすいメリットがある。
私達夫婦は、色々なものを有料無料で引き取ってくれるブックオフを使っている。
有料で引き取ってくれる物
- 本(書籍・雑誌・コミック)
- CD・DVD・ブルーレイ・ゲーム
- 携帯電話
- 家電
- ファッション
- スポーツ用品
- おもちゃ
- ベビー用品
- ブランド品
- 食器・雑貨
- 家具
自宅に多い食器・雑貨をブックオフに持って行こうと仕分けしている。取り扱い品はこんな感じである。
食器
- 洋食器
- 和食器
- ガラス食器
- 漆器
雑貨
- 生活雑貨
- キッチン雑貨
- インテリア雑貨
- 花瓶
- タオル
- ハンカチ
- 文房具
- スワロフスキー
- 空気清浄器
- 小型電気ヒーター
- フォトフレーム等
ブランド食器
- ウェッジウッド
- エルメス
- リチャードジノリ
- スワロフスキー
- マイセン
- ロイヤルドルトン
- ミントン
- ロイヤルアルバート
- ロイヤルクラウンダービー
- ヘレンド
- バカラ
- ティファニー
- リヤドロ
- ロイヤルコペンハーゲン等
取扱ブランド
- エルメス
- ウェッジウッド
- リチャードジノリ
- ロイヤルドルトン
- バカラ
- ヘレンド
- マイセン
- ロイヤルコペンハーゲン
- スワロフスキー
- リアドロ
- ティファニー
- 大倉陶苑
- 深川製磁
- 香蘭社
ブランド製品は、ブランド専門に買い取りしてくれる業者を何社か打診して見積もりを取ってみる。
食器や雑貨類がどの家でもたくさんあるのではないだろうか。子どもたちがほしいものだけを先に仕分けしたいのだが、子どもたちの時間が取れない。仕分けは時間がかかる。
誰が見てもこれらの物はリサイクルが難しいと思うものだけ行政の有料ゴミ処分に任せる。
家具類が粗大ゴミの中で一番取り扱いが面倒である。自宅が空き家になった時点で自宅で査定と買い取りをして頂くしか無い。
結論:高齢の両親が生存しているうちにゴミ処分、リサイクル処分の仕分けをする
特に食器や雑貨類は累積されて自宅の中に置かれ続ける。高価なブランドの食器ほど飾っているだけで使うことが少ない。老人になると高価な食器類は日常生活で使わない。
両親が生存のうちにブランド食器類を「誰にあげるリスト」を作成しておくと残りのブランド食器の売却がやりやすくなる。
押入れに入れられて使われていないものを事前に確認して両親にどうしたいかを決めてもらう。生きているうちは置いておいて、他界したら処分してほしいものなのかを確認する。