しばらく仕事から離れてしまうと仕事の感覚が鈍ってしまう。これは、誰にでも起こることであるので落胆する必要はない。1年ぐらい仕事に従事すればビジネス感覚は戻ってくる。問題はどんな職と仕事が見つかるかである。
65歳で仕事から引退したが、暇な生活に満足できなくてまた仕事を探し始めるシニアが多い。一度、引退生活に入ると現役時代のビジネス感覚が鈍くなり、情報も古くなる。
お勧めは、ビジネス感覚を戻せる環境に自分を置くことである。
- 自分でビジネスを始める
- 仕事を見つける
- ビジネス系NPO団体に所属する
一番簡単なアクションは3のビジネス系NPO団体に所属することである。ビジネス系NPO団体はゆるいルールで自発的に活動したいシニアに仕事を与えてくれる。新しい名刺も持てるようになる。
ビジネス系NPO団体とシニアインターン
今、シニアの受け皿としてNPO団体が注目されている。NPO団体の設立が簡単にできる手続き。
ビジネス系NPO団体を調べる
- ちゃんとIR情報をウエブで公開しているNPO団体
- 人数が100名以上で活発に活動しているプロジェクトがある
- プロジェクトへの参加で発生する交通費や日当の支払いがある
- ビジネス指向の会員が中心に運営している
たとえば、下記のようなNPO団体を参考にして自分が住む地域で探してください。
シニアSOHO普及サロン・三鷹シニアSOHO普及サロン・三鷹
この二つのNPO団体は、シニアが目的を持って活動をしている。自分が求めているNPOであるならば、一度ドアを叩いてみる価値があると思う。
シニアインターンとして自分を売り込む
もっと、直接的に仕事感覚を戻したい方は、あなたの友達や知人の会社にシニアインターンとして数ヶ月ぐらい無給で働いてみる。そんな相談を聞いてくれる知人の会社を探してみるのも良いオプションである。
ビジネス感覚をすぐに戻したいならば、自分がやりたい分野の会社に売り込みをする。3ヶ月間無償でシニアインターンとして働かせてもらう。報酬はお金ではなく、ビジネス感覚をアップデートする経験と後で役に立つ人脈づくりである。
経営者は年令を問わず積極的に仕事に取り組む人材と売上を伸ばしてくれるシニアをいつも探している。3ヶ月間の無償労働は自分の実力を証明する期間になる。そんな売り込みをするシニアは非常に少ない。少ないから経営者の関心を引く。
結論
定年退職して数年が経過すると今までのビジネス感覚と知識が市場ニーズを合わなくなる。2020年はコロナ禍元年でテレワークやリモートオフィスでの労働が当たり前の歳になった。対面による営業が難しくなり、インターネットや電話での営業が主流になっている。
コロナ禍以前の仕事のやり方が通用しなくなった。これから仕事を見つけようとするシニアはパソコン、インターネット会議などを使えるスキルが求められる。Google MeetやZoomなどのオンライ会議ツールも使えないと相手にされない。
最先端の仕事の仕方を学ぶにはシニアインターンとして無償で働かせてもらうしかない。最先端の経験を得ることが報酬になる。