Never giveup

アクティブに社会の中で活動しているシニアは少しづつ時代の変化に追い付いていこうと努力をしている。パソコン、タブレット、WiFi、ホームページ、ネットバンキングなど新しい時代の産物がシニアに理解されずに生まれてきている。

そんな時代の変化が大きくてもアクティブに社会の中で活動しているシニアは新しい文明の利器を使いこなそうとしている。一方で時代の流れに漂って生きている普通のシニアは社会とのつながりが薄れ新しい物や技術に触れることが少なくなる。

変化が激しい時代はシニアを時代遅れにする。時代遅れのシニアになると社会の動きや変化を理解できなくなる。洒落たレストランに行くと注文メニューが置かれていないことに気がつく。QRコードが描かれたシートが置かれていた。自分のスマホでそのQRコードを読み取り、その店の注文メニューページを表示させて注文する。

スマホを持って使っていないとこのレストランでは食事ができないというシニアは気付く。そんなレストランが下北沢駅の周辺にある。週末、郊外のはま寿司に夫婦で出かけた。注文はすべてタブレット経由になる。タブレットを使ったことがないシニアはタブレットを使って注文ができない。自分の生活でスマホやタブレットを使うことがないからだ。

新しいIT端末(スマホやタブレット)を使えないと時代についていけなくなる。

スマホ、タブレット、PCを学び、新しい情報を取りに行く

60歳、70歳、80歳代のシニアは情報難民である。時代を象徴する新しいトレンドはテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などの情報源から広まるのではなく、リアルタイムに近いインターネットの世界からやってくる。シニアは文明の利器であるインターネット端末を上手く使えていない。

組織を離れると新しい情報が自動的に届かない

一旦会社を離れると新しい情報が入ってこない。会社組織は、絶えず、社員に最新の出来事や技術、組織改革などを知らしめるために時代の変化や業界情報を社内で流通させていた。組織を離れると最新情報を自分で取りに行かねばならない。

シニアが時代について行けないという原因は新しい情報に触れる機会を自分で求めて行っていないことにある。新しい情報が向こうからやってくる社内環境に慣らされていたため、自発的に情報を探す生活に慣れていない。

会社を退職してビジネスを営んでいるシニアはインターネット、パソコン、スマートフォンなどを使いこなしている。さらに、最先端の情報を自分の意志で取りに行っている。そのため若い人たちと話をしてもコミュニケーションが成りたつ。

独立してビジネス展開をしている人にとって新しい変化と市場の流れは死活問題につながる。それ故、社会の中でつながって活動しているシニアとそうでないシニアには決定的な違いが生まれる。「情報の落差」である。

シニアは若い人たちと接する機会を増やす事

新しい情報は若い人たちが作っている。若い人たちと接する機会があるシニアは彼らから新しい時代の変化を学んでいる。若者と話をして分からないことを発見して調べるのである。若者たちが使っているツールを見て自分も試してみる。分からなければ若者にすぐに聞ける環境に自分を置く。

時代の流れに対応するには新しい時代の中で活動している若者たちと一緒にプロジェクトを組んで仕事をすることが一番である。その過程で時代の変化に対応する術を身に付けられる。

若者との接点を見つけられないシニアは若者が行っているボランティア活動やNPO団体に参画することである。一緒に同じ目的に向かって活動することで自然に若者たちとの会話が成り立っていく。その過程で新しい時代の流れ、情報、ツール、流行を学べる。

スマホ、タブレット、PCはシニアにとって必須アイテム

80歳のシニアが公衆無線WiFiルーターとiPadを持って仕事に使っている。そんなシニアを見たら、あなたのシニアに対するイメージを変わる。私は実際にそのようなアクティブなシニアと一緒に仕事をしているのでそれが分かる。

最初は自分の目を疑った。その80歳のシニアと話しをして見ると彼の学習意欲に驚く。新しいものへの好奇心と学習意欲が維持できているシニアならば、時代の流れについて行けると私は思った。

インターネット端末利用

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242120.html

シニアは最低でもスマホを使えるようにする必要がある。スマホを使って公共交通機関に乗ったり、電子キャッシュで支払ったり、マイナンバーカードを表示したりする。非常事態警報もスマホに飛び込んでくる。

結論

会社組織で働かなくなると情報が自動的に自分の元に届かなくなる。仕事をしていないシニアが社会の出来事を知るのはテレビ、新聞、雑誌などの既存メディアからが多い。若者たちは既存メディアよりもリアルタイムで手に入るソーシャルメディアから情報を得ている。手にはいつも最新情報に触れられるスマホ端末がある。

シニアはスマホ、タブレット、PC端末を問題なく使えていない。今は別に使わなくても生活が出来ているのだが、これからは最低でもスマホが使えないと社会で困ることになる。時代の変化を知るには若者たちとの接点を増やすことである。若者たちが新しい文化と社会を生み出している。