60歳のシニアが5年先、10年先まで働くにはどうしたら良いか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

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今の時代は本当に変化が激しい。政治、社会、テクノロジー、人口、ライフスタイル、世間の常識などが凄い勢いで変化している。シニアはその変化について行かねばならないのだが、変化を理解する、体験する機会が少なくなっている。

60歳のシニアが延長雇用で65歳まで今の会社で雇用されるが、5年先、10年先はその雇用保証がない。変化が激しい社会では、5年先、10年先の仕事が技術革新でガラリと変わる。A.I.、ロボット、電子マネー、セルフレジ端末など人間でなくても仕事がなされる仕組みが生まれてきている。ChatGPTというAI機能がこれからの働き方を変えようとしている。

健康寿命が伸びて年金をもらっているシニアも働かないと生きていけない時代がやってきている。そんな環境の変化の中で60歳のシニアが5年先、10年先まで雇用され続けられるか?体力に自信があるシニアは肉体労働のアルバイト(警備や清掃業務など)で65歳以降働けるが、体力勝負になる。年齢が70歳を過ぎれば肉体労働はきつくなる。その後をどうするのか。

シニアが5年先、10年先の変化に対応するにはどうしたら良いのか?

小型オーディオ機器はブルーツース(Bluetooth)でワイヤレスに音楽を伝達するというと言うのが当たり前の時代にあるのだが、60歳代以上のシニアはそれが分からない。いつまでも線でつなげないと音楽が聴けないと思い込んでいる。

情報を探す時に使う言葉に「グーグルする」と言う言葉があるが、この言葉が通じない。グーグルって何?で始まる。

ブラウザーとホームページの違いが分からないため、ブラウザーを使って検索して見て下さいと伝えても何もアクションが取れないシニアが多い。

アプリって?ガラケーって?iPodとiPad、そして、iPhoneの違いが分からないために混同してしまうシニアが多い。新しい言葉が沢山生まれてきているのだが、それらの言葉を理解したり使ったりする接点がシニア同士にない。新しい情報が社会の中心で動いている若者たちから伝わってこないからだ。

変化はお付き合いしている人間との接点から伝わってくる!

付き合う人たちが老人だけだと未来の時代に触れる事が出来ない。過去へ、過去へと引く込まれる。シニアは若い世代の人たちと積極的に交流して若い人たちから今の時代の変化を学ぶ必要がある。

60歳の時に始めた仕事も5年後、10年後には要求される技術が変ってくる。例えば、会社にパート事務職で働き始めた時はそろばんと電卓が出来れば仕事が出来た。5年後にワープロやパソコンが会社で使われ始めた。10年後に社内ネットワークのグループウエアで情報発信をしなくては仕事が出来なくなった。

技術革新が早くなると技術に追いつけなくなった時点で雇用からはずれる。

私の本業は、Joomla(ジュームラ)CMSでポータルサイトやコーポレートサイトを構築するサービス業である。あと、5年後にはホームページを構築するというサービスは消滅すると思っている。2000年の頃に生まれたウエブデザイナーという職業も消滅するだろう。

下級プログラマーのコーディング作業もなくなる。賢いコンピューターがそれに代るからだ。今までの仕事が技術革新でロボットが自動化してしまう。会社の受付嬢は、いなくなり、アンドロイドの受付嬢に代る。美人の受付嬢は何処に行くのだろうか。

私が65歳になった時に今やっている仕事が仕事でなくなったらどうするか?

シニアが仕事を始める時は、5年先、10年先に今と同じ仕事を提供できるかをよく考える必要がある。70歳になった時に肉体労働は出来ないだろう。年金受給額も十分でないのでどうしても稼ぐ必要がある。今からそのような状態になった時に何をすべきかを考え、今から準備する必要がある。これは、シニアにとって必須である!

若者は、若さという武器がある。シニアは、その武器がない。その代り、今までため込んできた人生経験とキャリアがある。過去の資産を上手く活用して稼ぐ仕組みを作り上げる。

シニアが今準備するべきことは?

シニアはシニアのニーズを肌で感じている。そこにシニアビジネスの種が埋まっている。自分の状況を分析してどんなサービスを提供すれば、今後のシニアの生活に役に立つかを考えてみる。

仕事を探すにしても、自分で起業するにしても、5年先、10年先でも仕事がやれるビジネスを見つける必要がある。今から準備できることは、出始めの新しいビジネスを見つけてその分野の知識を身に着けることである。そのためには、国際見本市などの展示会に出かけて最先端のビジネス動向を自分なりに理解する必要がある。

興味を持った新しいビジネスが見つかれば、そのビジネスについて研究してみる。研究しながら、自分なりに理解したことをホームページで情報発信してみることだ。情報発信することで新しい仲間がやってくる。多くは、若い人たちだ。そんな若い仲間たちと一緒に新しいビジネスを考えると良い。

人間によるパーソナルなサービスは機械や技術に任せられない

A.I.やロボットなどの人工的なサービスはサービスに融通性がない場合が多い。単純な事例が企業が提供するカスタマーサポートやお問い合わせ電話である。実際の担当者や人間と話が出来るまで時間がかかる。場合によっては人間と話が出来ない。全て該当するボタン番号を押してくださいで終わる。

回転寿司店のサービスと高級すし店では何が違うのか。寿司のネタも違うが、寿司を作っているすし職人が身近に会話をしてサービスをしてくれるかどうかである。人間が直接サービスするのが当たり前の時代があったが、今と将来は人間に辿りつくまでにA.I.、ロボット、機械が間に入る。

人間によるパーソナルサービスはこれから価値を持つ。シニアが提供できるパーソナルなサービスとはどんなサービスになるのか。この辺にシニアのビジネスチャンスが埋もれている。私の息子はマニア向けのスポーツスキルを個人的に教えるビジネスをしている。好きな事であるので新しい事に挑戦しながらビジネスチャンスを広げている。シニアも同じ事が出来る。

結論

変化が激しい時代は意識して新しい技術、言葉、流行、生活様式を観察して学ぶ必要がある。コンビニで物を買う時に使うお金も色々な決済手段が生まれている。

  1. 現金
  2. クレジットカード
  3. 電子マネー(Paypay、Nanacoなど)
  4. PASMOやスイカのようなICカード(チャージマネー)

実生活で使われる新しい技術を学んで使っていかないと変化している社会で泳げなくなってしまう。仕事も同じでコロナ禍でリモートワークが広まり、コミュニケーション手段としてウエブ会議(Google MeetやZoomなど)が当たり前になってしまった。

5年先、10年先の社会で働くには仕事で使われる新しいツールを理解して使い慣れなければならない。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。