Old soldiers never die, they just fade away.
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」ダグラス・マッカーサー元帥が米議会で演説した有名な言葉である。
いつも横浜の街中を歩いて感じる事は、シニアの方々が残り少ない時間を無駄に過ごしている姿である。全てとは言わないが、まだ現役で働ける人たちが大勢いるのにその機会が与えられていない。60歳を越えて会社を定年退職して次に何をしたいという目的がある人は別である。
今のビジネス社会で探し求められている「経験という情報」が見つからない。全てシニアの人生に閉じ込められている。退職したシニアの中にある宝の山が未発掘されているのと同じである。自分の職務経験をアピールする道具としてホームページがある。セルフブランディングをして自分の存在を社会にアピールする必要がある。
退職したシニアの職務経験の中にある新規ビジネスのノウハウ
企業は絶えず新しいビジネスの種を探している。そのために新規事業部という部門を作る。新規事業部に所属する社員は、今の会社組織では実現できないビジネスをしたい社員と会社の上層部が決めた新規分野を開拓する社員の2タイプである。
新規分野に関する情報探し
どちらの社員も新規分野に関する情報探しを行う。出来るだけ現状を把握したいからだ。そして、出来るならば新規ビジネスを立ち上げる上でどのような体制と準備が必要かを見極めたい。所属する会社にとっては新規分野かもしれないが、既にその分野でビジネスを展開している会社にとっては既存ビジネスである。
新規分野への参入は、差別化が必須である。それも、優位性が抜群にないと新規ビジネスとして参入も出来ない。既存市場の問題点を解決するだけでなく新しい市場をも作り出すぐらいのインパクトが必要になる。
定年退職したシニアの中には、あなたの会社が新規参入したい分野でビジネスを展開していた元社員がいる。彼らの経験値は、新規ビジネスをこれから検討する会社や社員にとって貴重な道しるべ情報になる。
探しても見つからない貴重な経験値
特定の経験を持ったシニアは探しても見つからない貴重な経験値を持っている。紙やデータベースで探す情報よりも現実味がある情報を提供してくれる。定量的な情報を提供する会社の情報サービスよりも具体性があり、隠れた問題点や改善点などが分かる。
問題は多くのシニアはインターネットで自己アピールをしていない。人づてで求めていたシニアにたどり着くというのが現状である。多くの人材ビジネス会社は、シニア人材を登録させて企業のニーズに合うシニアを紹介する、または、顧問として派遣するサービスを展開し始めている。
企業側も人材紹介会社からの紹介ならば信用度があるから安心してサービスを検討する。ただ、新規ビジネスを模索している会社が求めているのは新規に参入する分野で経験を積んでいる経験者である。ヘッドハンティングをすれば良いが、そう都合良く出来ない場合が多い。
一方、シニア(OB社員)で自分の経験を生かして働きたいという人ならば、条件次第で直ぐに企業のニーズを満たせる。インターネットのおかげでウエブで情報を発信しているシニアは検索でヒットされやすい。そんな事実を知らないシニアが多い。私はLinkedinというウエブ人材登録サービスに自分の職務プロファイルを書いてある。海外から何度も問い合わせが来る。
社会で働きたいシニアは自分の職務プロファイルをホームページで発信すべき!
多くのシニアが自ら情報を発信していない。情報発信をする事で良い出会いが生まれる。人材紹介会社などに登録しないでも自分をアピールするホームページがあればそれで解決する。
一番簡単な方法
- はてなブログを始める(はてなブログとは)
- 自分の職務経験をアピールするブログを書く
- ブログの使い方を学ぶ
- ブログはセルフブランディングに効果的
- 無料版と有料版があるが、長く続けるならば有料版を選択する
定年退職後のシニアはブログでセルフブランディングをすること。インターネットで人材探しをしている人たちが必ずいる。そんな人達の目に止まる情報を発信することで社会への復帰が叶えられる。
結論
未経験の市場に新規参入する企業が増えている。定年退職後のシニアの中には新規参入をしたい企業が探している人材がいる。自分では気が付かないが、インターネットで自己アピールすることで検索に引っかかる。シニアの経験値に価値がある。自分の職務経験をインターネットで告知することで色々なチャンスが生まれてくる。
Linkedinやはてなブログなどをうまく活用することである。