人生に迷う時が誰にでもある!
51歳で会社を退職して起業という道を私は選んだ。起業は、自分がやりたいことであった。起業して13年が終わろうとしている。この13年間に天国と地獄を味わう。私が勝手に天国、地獄と言っているだけであるかもしれないが、すべて新しい体験であるがゆえそう思うのである。
会社を退職して独立するには何が必要なのかと誰もが考える。13年間の起業を振り返って考えると一番必要なことが頭に浮かんでくる。起業した人たち、それぞれ、違った事を浮かべるかもしれない。
独立して自分で生計を立てるには起業で1発勝負のギャンブルをしないことである
起業でギャンブルをしないと言う意味は、会社を退職して起業するなと言っているのではない。起業は失敗する確率が高いので失敗することを前提に失敗してもやり直せるプランを作っておくという意味だ。ギャンブルで一発勝負をすると1回で起業のチャンスが失われる。シニアは、退職金が起業資金になる。それも大金が手元に手に入る。その資金を1回の起業で使い果たさないようにする。
私は、資本金300万円でインターネットビジネスを始めた。オープンソースのソフトウエアツールを使って法人向けのサイト構築サービスである。今もそのサービスで売上が生まれている。初期投資がないサービスビジネスであるので資本金の300万円は、活動費として使われた。
シニアが起業する時は、最初のお客を探すのに時間と費用が発生する。短期間のうちにお客を見つけて売上が立てることが出来れば、そのビジネスは成功する。多くのシニア起業家は、起業と同時に売上が立つようなビジネスプランと準備をしていないため、半年から1年間ぐらい無収入になる可能性が高い。
お金を稼ぐビジネスの種とターゲット市場が間違っていたというケースが多い。最初のトライアルで資本金を使い果たさないようにする必要がある。ギャンブルをしない起業のやり方は、
- 3つのビジネスの種を用意する
- それぞれのターゲット市場を明確にする
- 3ヶ月から4ヶ月単位で1つのビジネスの種を検証する
一つのビジネスの種だけで起業に挑戦しないことである。会社を退職して独立する時は、最低でも3つのビジネスの種を準備する。用意する資本金は、3つのビジネスの種とそれぞれのターゲット市場を検証するために使う。失敗しても経済的に深い傷を追わない工夫が必要だ。
初めて起業するシニアにとって失敗は当たり前の出来事である。失敗することで自分の欠点を学べる。3回ぐらい挑戦すれば、成功への第一歩が作れる。それまで挑戦し続けられる資本金と気力を維持できるようにする。
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