66歳のシニアは老人であるか、ないかの違いは? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

自分が老人になったと自覚し始める年齢は何歳だろうか。どんな自覚症状が出たら、自分は本当に老人になったと思うのか。66歳の私だが、まだ、老人になったという感覚はない。老化現象が体に出てきているが老人になったとは思っていない。

私が見て明らかに老人だという認識するのは70歳以上のシニアである。70歳は、風貌からしても体力的にしても老人の要素が強く出始める。70歳は、普通の人から老人になる節目ではないかと私は思っている。

老人になったという自覚は、どんな所で感じ始めるのだろうか。70歳以上の知人の姿を見て私が感じる老人の要素は、

(1)歩き方がゆっくりで弱々しい

(2)階段を避ける

(3)10キロも歩けない

という点である。老人であるかどうかの見分け方に違いがあるのではないか。

実際の年齢よりも風貌で判断されるのでは?

他人による判断と自分による自覚で「老人」の定義や感じ方が違ってくる。他人は風貌から老人と判断するが、自分は精神的な感じ方で判断する。20歳代の若者に、「あそこに老人が電車を待っている」という声を聞いたことがある。私のことを老人と判断して言っている。このときの私は老人ではないと言い返したかった!

肉体的と精神的な自覚がある。肉体的な自覚は体力が落ちてきて歩くのが以前よりも面倒になると感じ始める。足の筋力の衰えで多くのシニアが「私は老人になった!」と自覚する。

精神的な自覚は、朝洗面所の鏡に写った自分の顔を見た時や10年前の家族写真を見た時に痛烈に感じる。肉体的な変貌が精神的に老人になったことを意識させるからだ。

60歳代と70歳代のシニアの違いから老人であるか、ないかが判断される

  • 体力や筋力
  • 健康
  • ハイテク機器の熟練度
  • 判断力とアクションのスピード

定期的な運動をしていない60歳代と70歳代の体力の違いは、階段の上がり下りをさせてみれば直ぐに分かる。70歳代のシニアは、足の筋肉が落ちて来ているので3階ぐらいで息が切れ始める。60歳代はなんとか5階まで上がりきれる。

70歳代になると体力だけでなく体の免疫力も著しく低下し始める。風邪にかかりやすくなったり、人間ドックで異常が見つかったり、原因がわからない体調不良の発生が増える。

パソコンやスマホの使い方も違ってくる。会社でパソコンを日常的に使っている経験が多いのは、60歳代である。70歳代は、部下にパソコンを使わせて結果だけを受け取っていた世代である。自分でパソコンを学んで使い込むという経験が少ない。スマホも同様に妻は日常的に使うが、自分は電話の用途しか使わない。

人に頼まれたことや仕事でのアクションが遅い場合が多いのが70歳代のシニアである。面倒な仕事や頼みごとであればあるほど始めるまでの助走が長くなる。

風貌と動作が老人を感じさせる

老人であるという自覚は、60歳代よりも70歳代のほうがあらゆる面で感じやすくなる。70歳代のシニアが自分は若いと言葉に出しても説得力にかける。目に見えて若いということを示さない限り無理である。

身体的に面倒で疲れることを避け始めると老人になる。何かに挑戦して動き回る気力から若さが生まれるからだ。

疲れをすぐに感じるシニアは、体力が落ちているという老人の要素を満たす。面倒なことは、体力を要求するし、単純ではない。老人は、体力をあまり使わないで単純なことを求める。

老いてくる自宅の掃除の回数が減ってくる。週1回掃除をしていたのが隔週1回になったり、月1回になったりする。老人は、簡単な道を選択する。道を渡る時、100m先に行けば安全な歩道橋があるのに横断歩道もない道路を渡る老人が多い。

体が枯れてくるとそれが体格に現れる。体全体からくる力強さが消え去る。動き方や歩き方で60歳代と70歳代では明らかに違いが出る。自分を若く見せたければ、力強いあるき方をすることと体の筋肉を増やして体格を強化する。足の太ももの筋肉、大胸筋の盛り上がり、上腕三頭筋の太さなど見ればすぐに分かる体格にすることである。

結論

肉体的な年齢と精神的な年齢には違いがある。姿や風貌からくる年齢の印象は実際の年齢と違う場合がある。髪の毛が90歳を過ぎても黒黒とふさふさしていれば、若く見える。私は66歳であるが、白髪で96%覆われている。髪の量も少なくなり、上から見れば素肌がすぐ見える。

精神的な年齢は見栄えからでは判断できない。本人がどう感じて生活にその気持を反映しているかによる。若い気持ちはあるが、肉体に現れる老化現象で若くはないことを感じさせられる。筋トレをやっているが、体格はその効果を反映している。普通の66歳シニア男性が出来ない運動ができるし、筋肉は衰えていないで強化されている。10キロを歩いても疲れは70%ぐらいに感じる。

66歳の私が中高年であると他人に言えば、嘘に聞こえる。白髪頭の風貌と顔のシワで直ぐにバレてしまう。老人であるといえば、老人の体格と筋力で嘘になる。一番良い言葉は「初老の男性シニア」ではないか。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。