時間をかけて自宅にある物品を断舎離していく。捨てるのは簡単にできるのだが、何を捨てるか決断するのが大変。子どもたちがいた頃に使ったキャンピング用具などはもう使うときがないし、キャンプに行く考えもない。昔の思い出が詰まっているために残してある品も多い。
老後の生活を考えると元気で健康な身体があるうちに使わないもの、いらないものを整理する必要がある。どうせ、断舎離するならば少しでも小遣いになるような方法で処分したい。今考えていることは価値がありそうな物を10品ぐらい選び出してメリカリや自分のオンラインショップで販売することである。
書籍、家電骨董品、未使用の製品などでガラージセールをやってみる。現実とインターネットの世界で試してみたいのだが、まずはインターネットでオンラインショップを制作して脈があるかどうかを確認してみたい。インターネットには無料でオンライショップを作れる場所がある。発生する費用は販売商品が売れた時に手数料が取られるだけであるのでリスクはない。
シニアの人ほどその人の生活がその容貌・風貌に出てくる。歳を取れば取るほど歳が体や生活習慣、そして、ライフスタイルに現われる。その意味では、60歳定年後のライフスタイルを自分の望む方向に導いていかないと荒んだ容貌・風貌を世間にさらす人生になるのではないかと感じている。
シニアの生き方でシニアが何をしているかが見えてくる。老後の生活をどのように過ごしているかでシニアの容貌・風貌が段々と形となってくる。シニアで仕事を見つけて働いていれば現役時代と同じスーツとネクタイの風貌になっている。引退したシニアはカジュアルな服装になり容貌もリラックスする。緊張が緩んだ顔になる。
2025年には日本の人口の三分の一が65歳以上のシニアになる。外で元気よく歩き回るシニア、自宅でごろごろして妻に嫌がられるシニア、介護サービスなしでは身動きができないシニア、老人ホームが自分の世界というシニアで溢れてくる。老人は今以上に社会で目に入る頻度が多い対象になる。
シニアの風貌、ライフスタイル、行動、言動、マナーがその人の人生を映し出す。
私たちの体は、年齢と共に免疫力が低下していく。免疫力が低下していくと色々な病気に対抗できなくなりガン細胞が顔を利かすようになるらしい。
2015年5月17日夜18時30分に放映されたTBS番組「夢の扉プラス」で病を治す!?驚きの筋肉機能というタイトルで紹介された。筋肉を使う(活性化させる)と免疫力を高めるホルモンが出るというのだ。
仕事を続けているシニアと引退したシニアでは老け方のスピードが違うと聞く。仕事を続けていると筋肉を活発に使う生活になる。自宅で何もしないでゴロゴロとしているシニアはあまり筋肉を使わない。体から使わない筋肉が失われて行く。脳への刺激も少なくなるので体は衰えて行く。
若者>筋肉量が多い>免疫力が強いという流れがある。一方でシニアはどうか。高齢者>筋肉量が少ない>免疫力が弱いとなる。焦点は筋肉の量にある。筋肉には30種類以上のホルモン群『マイオカイン』を分泌する。マイオカインは運動不足の筋肉からは分泌されにくいため、筋肉を動かすことが必須になる。
マイオカインは『大腸がんの細胞の自然死を活性化させる』、『脳の働きを促進させる』、『動脈硬化の進行を遅らせる』、『アルツハイマー型認知症の原因物質を減らす』などの作用がある。これらの免疫力が筋肉を鍛えることで免疫力強化に向かう。
会社員がリストラで揺れている。最悪の場合は、かっての山一證券のように突然倒産ということに成りかねない。銀行の融資が得られなくなればその時点で倒産になる企業が多い。色々と悪材料がこの時とばかりに水面上に浮かび上がってくる。悪循環が始まる。
リストラリスクで社員の心情は穏やかでない。昨年入社した新入社員は「寄れば大樹の影」で安心していた会社が安心できないことに気が付く。将来を見切って転職活動を始めている新入社員1年生もいる。こんなはずではなかったと!
社会に大きな変化が起きると今までの常識が壊れる。常識が通じない出来事が当たり前のように起きる。コロナ禍で中高年だけでなく若い労働者も職を突然失うリスクが高まっている。自分を守る対策を今準備する必要がある。
2022年4月から定年が60歳から65歳に変更され、義務付けられる。今までのように60歳で一度定年退職して再雇用されるということはなくなる。したがって、給与や労働条件が急に劣悪になるリスクはなくなる。
問題は65歳以降である。65歳はまだ十分現役として働けるのだが、会社側はもう結構ですという対応を取る。60歳で定年退職するのと65歳では何が違うのだろうか。65歳で定年退職をすると同時に年金収入が得られる。そのまま年金生活に入れる。
多くのシニアはまだ働きたいと願う。残された選択肢は(1)アルバイトやパートの仕事、(2)シニア起業するのどちらかである。アルバイトやパートの仕事は職や時間給を拘らなければ見つかりやすい。シニア起業は自分のビジネスを立ち上げるまで助走が求められる。会社員の多くは自分でお金を稼いだ経験がない。そのため、失敗するケースが多い。
理想は65歳までに副業で「お金を自分で稼ぐ」という体験をすることである。副業でお金を簡単に稼げない。試行錯誤で失敗を繰り返しながら自分に欠けている要素を見つけ直しながら副業を成り立たせる。時間と労力がかかる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。