シニアは年齢とともに精神的にも肉体的にも弱くなる。伴侶を失う人も多い。経済的に困窮する人も増える。身体的に不自由になる人も増加する。個人差はあるが、年齢を重ねるに従い周りの人からの助けを得られないと生きていけなくなる。
ある焼き鳥屋でこんなパンフレットが張られていた。
定年退職後に人生の目標を見失う元会社員が多い。今までの人生は、会社組織内での活動に集約されていた人が多いはず。生活は会社中心に動いていた。1日の時間の大部分が会社での仕事で終わっていた。そんな生活から解き放たれて自由時間でいっぱいの定年を迎えて何をしたら良いかわからないシニアが多い。
自分の人生の目的は何か?何をすれば残りの人生を楽しめるのか?会社人間であればあるほど悩みは根深い。
会社を卒業してもその先が分かっていない。社畜化された生活習慣を直ぐに変えるのは大変である。時間をかけて新しいの人生に向かって新しい生活のリズムを作る必要が有る。
定年退職後に誰もが思うことはお金と健康である。老化現象で75歳を過ぎれば働きたくても働けない体になる。収入がなくなれば年金だけになり経済的な余裕がなくなる。
余生を楽しむにはお金と健康が基本要素になる。それに新しい人生の楽しみ方が生まれれば、生きがいも生まれてくる。余生を楽しむには何をすれば良いのか。暇な時間をどう使ったら良いのか。
ブログを書き続けるのは大変である。長年書き続けていると記事のテーマが頭に浮かんで来なくなる。そんな時が来ないようにあんな事を書いたら面白いとか、こんな事を書いたら為になるとかというアイデアをメモしている。
アイデアは直ぐに消えてしまうのでメモ帳に書き出してしまう。直ぐにメモ書きが出来るように手のひらサイズのメモ帳を探した。ノートのように書いたことを残して置く必要はないのでメモ帳は安いものを探した。100円ショップとファミリーマートで販売しているメモ帳を見て比較して気がついた。
使いやすいメモ帳は書き易くなければ意味がない。ボールペンで書いてみて文字がしっかりと書き残せるのかどうか。品質が悪い紙はなぜかボールペンのインクが移り難い。
定年退職したシニアは、自分の老後の生活をどのように過ごしたいか、はっきりしたイメージを持っていない人が多い。それよりも新しい就職先を探して65歳まで生き延びることに気が行っている。65歳以降はどうするかは考えていないというか、分からない。
シニアへの質問: いつまで働くか?いつまで働きたいか?
この質問の回答は、老後の人生に密接している。いつまで働くかは、自分でビジネスを展開している人が対象。いつまで働きたいかは、雇用されている人が対象。余生をどう過ごすかで回答は出てくる。
66歳、起業歴15年のシニア男性である。もし私が就活生ならば、どんな人生を模索するか参考までに書いておきたい。もう、ここに書いたことを実行できない年齢になっているので夢でしか無いが読んだ若者に参考になるのではと思う。
私の人生は、「夢追い人」の人生である。最初から起業したいという気持ちはなかった。起業という言葉自体も頭になかった。さらに、起業できるという自信もなかった。
だが、人生は奇異なものである。51歳の時に起業して15年間が過ぎ、生涯現役でビジネスを続けようとしている自分がいる。健康で元気な体があれば、何歳になっても夢を追うことが出来る。若者とシニアの違いは夢を追うために与えられた時間である。
70歳のシニアが自分の夢を追うために起業しても試行錯誤が出来る年数は10年ぐらい。20歳代の若者ならば、30年以上時間的余裕がある。就活生は希望の会社に入社できれば安泰と考えるが、60歳を過ぎた頃の生活や仕事について何も考えていない。
本当の人生は会社生活から離れてから始まる。自分ひとりでどう自活して行くかである。他人の会社に頼れない年令になった時、本当の人生が始まる。私は起業という選択をとった。最終的に起業したければ、こんなキャリアを経験してみてはどうか。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。