昨日は天気があまりにも良い日曜日であったのでドライブ・ランチを夫婦でしてきた。食事したお店は、岸根公園・地下鉄の入口横にあるメレンゲ(ハワイのパンケーキ店)である。日曜日であるため家族連れや老夫婦が多かった。ランチ後は、腹ごなしに岸根公園を散策した。古い公園らしく落ち着いている雰囲気がある。
岸根公園の中には、ピクニックが出来る広い広場がある。多くの若い家族連れがテントを張って子どもたちと一緒に戯れていた。木陰のベンチには、老夫婦たちが公園の景色を眺めながらお喋りをしていた。コロナ禍であるためか公園にやって来る人達が多い。特に老人たちが目立つ。
公園散策はコロナ感染を防ぐ。ソーシャルディスタンスを取りやすい。オープンエアーであるため、新鮮な空気が絶えず変わっている。それが安心感となっている。公園散策はシニアにとって最も有益な時間の過ごし方である。
私が住む大規模集合住宅にはまだ定年を迎えていない隣人が多い。あと数年で60歳になり、定年するか、再雇用されて1年更新の仕事をするか、または、起業をするかを選択するときがやってくる。60歳で定年退職をする人と65歳で定年退職をする人がいる。多くの隣人は、60歳で定年退職をするが再雇用制度を使って65歳まで働ける人が多い。
夫である私達と違って妻たちは、独自の井戸端会議ネットワークを持っている。親しい隣人の奥さんたちが隣人の家に数人集まって井戸端会議をする。皆さん年齢的に子育てを終わっている奥さん方だ。井戸端会議のテーマは、多岐にわたるが今はご主人たちの身の振り方について情報交換をしているらしい。
夫の定年退職後、妻たちは何を夫に期待しているのか?
生活費の補填が出来るアルバイトの仕事を探している65歳以上のシニア男性ならば、身近な場所でシニアアルバイト募集の張り紙がはられていることを知っているだろうか。過去の自分のキャリアを活かせるアルバイトではないが、自分ではできないと思っていた職種で働けれる機会が生まれている。
65歳以上のシニアが買い物を奥さんと一緒にしているならば、毎朝、スーパーマーケットに出かけているはず。今のスーパーマーケットは昔と違ってレジの機械化が進んでいる。5年ほど前に夫婦で米国のサンディエゴに行ってスーパーマーケットに入った時、セルフレジが当たり前の風景であった。
大手スーパーマーケットのイオン、サミット、いなげやのレジにもセルフレジが生まれている。時代の流れを感じる。そこで働いているレジの仕事も変わってきている。従来通り、買い物かごに入っている食品をスキャンして綺麗に別の買い物かごに入れていく作業は今も仕事として残っている。
違ってきたのは、支払い方法。機械にお金を支払うことである。人間ではなく機械である。お金の取り扱い方で間違いが起きやすいので多くの65歳以上のシニア男性はスーパーマーケットのレジの仕事を敬遠していた。
老人の生活でテレビを見る時間が多い。どうせテレビを見るならば、質の良い番組を見れるテレビチャンネルが良い。現実は、有料サービスと無料サービスで相当の違いが有る。
テレビ放送が無料の民放テレビはコマーシャル広告で対価を得ている。NHK放送は、視聴者からお金を頂いて番組制作をしている。制作費がかかる番組は、NHKが多い。民放のテレビ番組は、あまり制作費をかけないで視聴者を増やそうとする。人気がある芸人や俳優・女優を起用して番組の内容よりも出演者のブランドで引きつけようとする。
「番組の質」という視点で見ると民放のテレビ番組は落ちる。見て何かを考えさせたり、感心したり、発見したり、学べたりする番組が少ない。テレビを見る人の好みにもよるが、 時間と費用がかかるドキュメント的な番組はNHKが優れている。NHKスペシャルの特集は、感心する内容と質がある。
無料のサービスはありがたいが、質の面で満足できない。有料サービスは、質が伴わないとお金を失うリスクがあるのでそれなりの質を維持する配慮がある。NHK放送は、一度支払いを始めると止めるのが難しいのが難点だが致し方ない。他の有料サービス、例えば、Netflixなどのネットストリーミング放送は月単位で視聴契約を止められる。面白くなくなればすぐに視聴者は、その有料サービスを止められる仕組みになっている。
最近はYouTuberという職業が生まれて生計を立てている人達がいる。個人が制作し動画で情報を発信する新しいメディアとして民放のテレビ局よりも質の高いYouTubeチャンネルが多い。無料で見れるが民放のテレビと同様に広告モデルで動いている。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。