なぜ、TPOに合った服装がシニア男性に必要なのか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

定年退職をしたシニアは、通勤する会社が無くなる。同時に着慣れたスーツを着る必要もなくなる。外出する理由も少なくなる。

ただ、再就職したシニアや起業したシニア、そして、アルバイトやパートの仕事をしているシニアは仕事内容によって毎日着る服装が決まる。昔のように会社勤めを続けるならばスーツとなる。起業したシニアは営業活動で良い印象を与えるためにあえてスーツ姿を選ぶ。アルバイトやパートは仕事内容でスーツになったり、ラフな普段着になったりする。

仕事から離れたシニアは毎日その日の気分で服装を決める。インターネットビジネスをしている67歳の私は法人営業などはしていないのでスーツを着て通勤する必要はない。インターネット業界で働いている人(営業以外)は、一般的に自由な服装をしている。

スーツ姿とカジュアル姿のシニアでは他人の目に映る印象がだいぶ違う。シニア男性は世間体を気にしている人とそうでない人の差が大きい。それは仕事をしているシニアと引退したシニアとの違いと同じである。

シニアの外出時の服装はTime、Place、Occasion(時間、場所、行事)で決める

70歳を過ぎた高齢者が外出する時に見かける服装はスラックス、ジャンパーまたはジャケット、帽子、そして、運動靴と言うコーディネーションが多い。ネクタイ姿で出かける時は冠婚葬祭の時が多い。特別な目的が無い限り堅苦しいスーツなどは着ない。

ただ、服装やファッションは個人差がある。私は自分の仕事をインターネット業界でしているがNPO団体に所属しているためT.P.Oでスーツ姿で外出する時がある。特に東京丸の内近辺でNPO団体の定例会や仕事をする時は意識的にスーツとネクタイ姿になる。丸の内付近をスーツとネクタイ姿で歩くと会社勤めをしていた時代を思い出す。

東京駅周辺をラフな日常着で歩いていれば田舎から出てきた老人のように思われるのが現実である。丸の内周辺で働いている99%の人たちはスーツとネクタイ姿で歩いている。

天気や行く場所で服装を変えるシニア

私はTime、Place、Occasion(時間、場所、行事)を意識してその日の服装を決めている場合が多い。特に天気はいつも気にしている。雨が降ると予測されている日は雨にぬれても気にならない服装を選ぶ。11月ならば冷たい風が吹くのでウィンドブレーカーとジーンズ、そして、雨にぬれても大丈夫な靴を選ぶ。

横浜界隈を歩いている老人を観察しているとTime、Place、Occasion(時間、場所、行事)を全然意識していない服装の高齢者がほとんどである。雨が降っていてもスラックスとジャケット、または、ジャンパー姿でいる。老人はファッションと言う感覚が他の老人の服装を見て横並びになる傾向が強い。

仕事をしていないシニアの外出着はTPO感覚がない。世間体を気にしていないため、いつも自宅で着ている普段着で外出してしまうシニアが多い。老いてくるに従いオシャレをする感覚が低下する。自分を若く見せたいという気持ちがあるシニアや社会で仕事をしている高齢者は自分の服装を気にする。

仕事をしていないシニアにとって服装は自分のイメージを作る上で一番重要な要素になる。いつも同じ服装でいると認知症の老人という印象を与えかねない。その日の気分や外出する場所に合わせた服装にすると脳を刺激して認知症予防になる。

暇なシニアは天候を見ながら晴れた日はスーツとネクタイ姿で外出すると良い

ちょっと空想してもらいたい。多くの高齢者(仕事を卒業した人たち)が突然スーツとネクタイ姿で横浜界隈を歩き始める風景を。そんな老人グループが歩いていると如何にも社会にまだつながって仕事をしているかのように見える。スーツとネクタイ姿は老人を外部の人に対しもう一度社会に引き戻すような印象を与える。

日常着姿で歩いている老人グループとスーツとネクタイ姿で歩いている老人では相当印象が違う。私が勝手に思うのだが、週に1度ぐらいスーツとネクタイ姿で外出をすることをやってみたらどうだろうか。新鮮な気分になると思う。

その日の気分を良くさせたければTPOにあった服装にする

NPO団体の行事に参加するときはスーツとネクタイ姿で行く。スーツとネクタイは気を引き締める効果がある。見栄えも良い。67歳のシニアであるがまだ社会に繋がっているという印象を周りに伝えられる。カフェで仕事をするときはいつもカジュアルな服装であるが時々気分転換でスーツとネクタイ姿になる。

カフェの女性アルバイトスタッフが驚いた顔をして、「今日はスーツとネクタイですね。何かあるのですか?」と聞いてくる。「仕事なんですよ!」と答えると今までの私の印象が暇な老人から仕事人に変わる。

いつもカジュアルなファッションでいると気持ちを緩めすぎる。ジーンズやチノパンを日常着にしてしまうと自宅と外出で着る服装の境がなくなってしまう。気持ちを変える意味合いで外出するときはスーツとネクタイ姿か、ジャケットとスラックス姿にすると決めておくと良い。気分転換が出来る。

結論

  • Time、Place、Occasion(時間、場所、行事)を全然意識していない服装の高齢者がほとんど
  • スーツとネクタイ姿は老人を外部の人に対しもう一度社会に引き戻すような印象を与える
  • 週に1度ぐらいスーツとネクタイ姿で外出をすることをやってみたらどうだろうか。新鮮な気分になると思う。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。