「ハレとケ」と言う言葉がある。「ハレ」は非日常的な生活を意味し、「ケ」は日常的な普段の生活を意味する。年金生活に入ると「ハレとケ」を上手く区別したシニア夫婦の節約生活になる。
子供は大人になり自活し始め、住居のローンは終わり、自分たちだけの生活費だけで第二の人生が始まる。日常生活での出費は以前よりも少なくなる。同時に入ってくるお金も少なくなる。
シニア夫婦の生活は、無駄遣いがない節約の生活に入る。お金は使う時に使い、変にケチらない。お金で貴重な時間と体験を買う思考が強くなる。
出費を抑える節約生活とお金を有効に使う生活が始まる!
シニア夫婦にとって老後の生活は、精神的な満足を求める生活になる。今まで我慢してきた事を満足がいくまでやれる時間を頂ける年齢になったからだ。特に、シニア夫婦の絆を深める旅行は余裕がある旅行になる。若いときの旅行と違ってコストを節約して体力でカバーするような旅行にはならない。
お金よりも価値がある「時間と体験」を無駄にしたくない思いが強くなる。
私たち夫婦は、今年から完全に二人だけの生活に入る。長男は、この春に結婚し新居で生活を始める。次男は、家での生活を止めて初めて一人生活を賃貸住宅で始める。
子供たちにとっても、私たち夫婦にとっても、今年は変化が大きい年になる。 61歳になる私は、やっと、特別支給の老齢厚生年金が受け取れる。少しは生活の足しになる。浮いたお金で家内と一緒に旅をしたいと思っている。旅を充実した物にするには、時間と予算が必要だ。
無理をする節約旅行はしたくないとお互い思っているが、贅沢な旅行もしたくない。私たちの金銭感覚に合った旅行をしたいと思っている。
今年は増税前の年であるため、住居のリフォームを検討している。水回りと住居のジュウタンや壁紙の張り替えだ。予算を決めてその範囲で優先順位を決める。その意味合いでは、長男の結婚やリフォームで大きなお金が出る年でもある。家電も寿命になってきている。
子供が独立して家を出ていくと自分たち二人の生活に合うように古い物を処分して新しいものに買い換えることになる。
食べるものは質の良い物を少なく購入し、健康を気遣う食生活になる。家内の負担を減らすために外食も増えてくるだろう。月に数回外食をする感じかもしれない。外食をするときは、一緒に日帰りドライブ旅行に出るときが多い。
お互いの生活リズムがあるのでそれに合わせた生活がこれから続くだろう。私は、今のインターネットの仕事をスタバでする生活と週1、2回のスポーツセンターでの筋肉運動に明け暮れる。あまりお金はかからない。
「ケ」で節約したお金を「ハレ」で使う生活が当たり前になるシニア夫婦の生活が始まる。