なぜ、老人がつまづいて転倒すると怪我をするのか? - お金、筋トレ、健康、仕事

 私の知人が歩いている時につまづいて転倒てしまった。手で支えようとしたのだが顔に怪我をしてしまった。一週間ぐらい療養生活を送ることになった。このことを聞いて一瞬驚いた。なぜ、つまずいて転ぶと顔に怪我をするのだろうかと?そんなはずはない。そんなに簡単に怪我をするなんて考えられない。それが私の率直な印象であった。

60歳を過ぎたシニアでも腕の筋力が無いと倒れる自分の体を十分に支える事が難しくなる。それが70歳を越えた老人であるならば、転倒でケガをする可能性は高くなる。老人の体は、毎年1%づつ筋肉を失っていく。筋肉を失うと自分の体を上手くコントロールできなくなる。

転倒した時に自分の体重を支えるだけの筋力があれば、手だけの怪我で終わるかもしれない。筋力が不十分であると手や顔、そして、体全体まで怪我が及ぶ。

老人の腕の力では自分の体を支えきれないという事実!

ちょっと気になっていつも通っているスポーツジムで自分の体を両腕でどれだけ支えられるかを試してみた。つまずいて転ぶ場合、どちらかの足がつまずいて前に転ぶ。その時に多くの人はとっさに両手で前に転ぶのを支える。これを実験するには、立ったまま前に倒れるという動作をする。

高校時代に柔道をちょっと学んだ。受け身の技からトレーニングが始まる。横に倒れるとき、後ろに倒れるとき、前に倒れるときにどうするかを教えて頂いた。この時の知識では、前に倒れるときは、両手で正三角形を作るようにして顔の前に位置させて倒れると良いと覚えている。

zenpo ukemi

こんな感じである。倒れるときに両手と肘で体の重さを支える。若い人や腕の力ある人は、これで自分の重さに耐えられる。この時に腕の筋肉が衰えていると支えきれなくて顔を地面にあててしまう。私の知人は、75歳の老人である。足の筋肉が衰えて歩くのも多少不自由をしていた。そんな老人がつまずけば100%怪我をするのが分かる。

足の筋肉も腕の筋肉も日常鍛えていないといざという時に力を発揮してくれない!

老人が転ぶと怪我をする理由は、自分の腕で支える力が衰えてしまったからだ。それに骨が骨粗鬆症(こつそしょうしょう)気味であると骨折する。高齢者が骨折すると治るのに長期間かかる。

老人がこの危険から逃れるためには、腕と足の筋力を鍛えるしかない

普通の鍛え方では筋力は自然に衰えていく。意識的に負荷をかける運動を定期的に続ける必要がある。目標は、自分の体重を支えるときに重さを耐えしのげるぐらいの筋力が必要だ。

例えば、こんな実験をしてもらいたい。

腕立て伏せだ。腕立て伏せが10回以上難なく出来るならば、倒れた時に腕で支える事が出来るだろう。できれば、30回ぐらいが理想だが。一般的に70歳以上のシニアは腕立て伏せが1回も出来ない。だから、転んだら怪我をする!!

腕立て伏せ (回数)
年齢  男性   女性
10歳代 27.0   11.6
20歳代 28.4   6.6
30歳代 20.9   5.8
40歳代 19.3   5.4
50歳代 18.3   5.1
60歳代 17.3   4.7
70歳代 - -
80歳代 - -

引用先

60歳代で最低でも17回以上出来ないとダメだ!一度、自分の腕の力を調べてみてください。続けて腕立て伏せが17回以上できれば平均値を越える。

高齢者は、全般的に筋力が必要以上に衰えている。怪我をするリスクが高い。医者が高齢者に筋力運動をすすめる理由がここにある。

今からでも遅くないので近くのスポーツジムでトレーナーに相談してみてください。シニアが筋力運動を始めるときのおすすめのプログラムがあるはずだ。

筋肉は使わないと付いてこない。老人には、時間はあるので定期的に体の筋肉を鍛える生活のリズムを作れる。健康寿命を伸ばすには、筋トレ運動が必須になる。


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。