夫婦二人の生活になった。新婚の時と同じだ。もう、子供は作れない。他界するまで2人だけの老後の生活が続く。人生を旅に例える小説や言葉が多い。子供を育て上げて独立させた後は、親としての義務を終える。後は、独立した子供が次の世代を作り育っていくことを見守る立場になる。
終着駅がある列車の旅(老後の生活)が今から始まる。途中でどちらかが列車の旅を終えるだろう。最終的には、二人共旅を終えて列車を降りることになる。社会は、少子高齢化に向かっている。高齢の夫婦が社会で目立ち始める。老後の生活は、個人差があるので当事者しか分からない。
分かるのは、老後の生活は弱者の生活になる事だ。60歳、70歳、80歳になるにしたがって老後の生活に大きな変化がある。最終の生活は、老人ホームになる人が多くなる。
少子高齢化の社会での夫婦の老後生活はどうなるのか?
60歳を越えると自分の寿命が短いという意識が生まれる。70歳になったらどんな景色が列車の窓から見えてくるのだろうか。80歳の時はどうだろうか。2015年に100歳以上の老人が約6万1000人以上生存しているという統計が出た。下記の画像を見てもらいたい。凄い勢いで100歳以上の老人が増加してきている。
参照元:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1163.html
100歳以上生きたいとは思わないが、他界する時はピンコロで行きたい。病院のベットで死にたくないのが希望だ。
寝たきりの100歳以上の老人が増えている。動ける100歳以上の老人は、29%ぐらいしか無い。生きていても自分で動けない生活は意味が無い。
もっとショッキングなデータがある。(引用先:国際長寿センター:元気100歳になる方法)
見ての通り、社会が2030年頃に到来してしまう。65歳以上の世帯が全体の70%になるなんて想像しただけでも恐ろしくなる。町中を歩いても老人だらけの社会。そんな世界がこれから到来しようとしている。
10年を区切りに自分たちの老後の生活を見直す必要がありそうだ。差し当たって、生きて行くためのお金を稼ぎ続ける仕組みづくりと健康を維持する生活習慣だろう。食べて行くだけの稼ぎでも良い。年金だけでは生きていけない時代が必ず来る。そんな時に自分で稼げる仕組みを準備していると心配事が一つ消える。
列車を降りる最終駅は、突然知らされる。それまで夫婦二人で楽しい人生旅行をしたい。美味しい料理、自然を楽しむ時間、気が合う知人や友人との談話、子ども達や孫達との触れ合い。色々あると思う。
歳を取っても株と同じで上がったり下がったりの喜怒哀楽の人生が老後の生活に待っている。現実をありのまま受けて、自分の持てる力で命を全うするしか無い。まだ61歳で体力も気力もあり、致命的な健康障害もない。体は私の命を支え続けられる。
順番に見送ることになる。今は、両親の世代がこの世を去って行く。 それが終わると今度は私達の世代の番となる。平均寿命は80歳から90歳ぐらいになるかもしれないが、終着駅に到着するのは確かだ。
体の衰えと感覚の衰え、そして、認知症などの脳障害からくる自分を忘れ始める前に人生の旅を満喫したい。