好奇心の目で自分が楽しめる遊びを探すとそれが楽しめる仕事になる。シニアになると遊びも仕事もあまり区別がつかなくなる。仕事が楽しめればそれが遊びになるからだ。定年退職後は自分の人生を見直す機会を得る。働き方と仕事への見方を考え直す良い機会になる。
好きな仕事は遊びになり、生きがいになる。それが自分で作った仕事であればなおさらである。シニアが探す仕事は楽しめる仕事でないと続かない!同じ会社で再雇用されても、その仕事が楽しめる仕事でなければつまらない。今までと同じ状態、または、前よりも悪い雇用が65歳まで続くだけだ。
老後の仕事は楽しめる仕事を見つけるか、自分で残りの人生を楽しめる仕事を作るしかない。楽しくない仕事は続かない。
仕事を遊びにして、生きがいを追い求めるシニア
私は1992年から1996年まで米国カリフォルニア州サンノゼ市にいた。自動車を運転していつも通る道(El Camino)にCafeが沢山ある。Cafeに立ち寄ってテラス席に座ってコーヒーを飲むのが好きだった。そんな自分の姿を今も求めている。
私が、なぜ、スターバックスを仕事場にしてインターネットビジネスをしているか?その理由がそこにある。スタバの雰囲気がサンノゼのカフェに似ているからだ。
カフェでノマドワーカー
Cafeでゆっくりコーヒーを飲み、仕事が出来るとなぜか精神的に満たされる。Cafeの雰囲気を楽しみながら仕事ができるのが良い。コーヒーを飲みながら雰囲気を楽しむことが遊びであり、ついでにCafeにいる時間を有効に使うためにインターネットビジネスをする。そんな感覚がある。
今まで会社組織の中で仕事をしてきた。周りの同僚や上司を気にしながら仕事をするのが嫌だった。組織から離れて一人で仕事をしていると嫌なストレスがなくなる。
Cafeで私のように仕事をしているノマドワーカーが増えてきた。若者だけでなく私のようなシニアもたくさんいる。多くはインターネット関連の仕事をしている。彼らがCafeにいる時間は長い。スタバは長居OKのCafeだから堂々と仕事で使える。
カフェでコーヒーを飲みながら仕事を楽しむ
何を自分の遊びにするかは自分が何を求めているかで決まる。その欲求を追い続けるとなぜかそこに仕事が見えてくる。何事も追い求めないと見えない物が見えてこない!仕事を求めている高齢者は仕事を探す目で探すのではなく、その仕事で残りの人生を遊べるかで探すべきではないか。
年取って仕事をするならば、出来るだけ楽しみながら仕事をしたいだろう。目的がある仕事、遊べる要素がある仕事であると良い。生きがいは追い求めないと生まれて来ない。追い求め続けるには遊べる要素がないと追い求められない。
自分の趣味で仕事が作れれば其れが一番良い。趣味を楽しみながら、それをビジネスにする方法を追い求めて欲しい。直ぐに諦めないで試行錯誤で挑戦して欲しい。きっと何かの発見がその過程で見つかる。そこから新しいヒントが生まれる。
私はCafeでコーヒーを飲みながらインターネットで新しいビジネスの種を探している。誰もやっていないことを見つけてそれをビジネスにする。それが遊びであり、仕事になる。
こんな仕事を経験してみたいという強い思い
楽しめる仕事とは経験したことがない体験と新しい学びで楽しめる仕事になる。私は学生時代にアルバイトらしいアルバイトを経験したことがない。色々なアルバイトが世の中にある。ホワイトカラーの仕事でキャリアを積んできた。一度、肉体労働の仕事を経験してみたいという思いがある。
67歳のシニアの体力は若者と違って選ぶ仕事に限りがある。建設業界で働けるとは思えない。アマゾンの倉庫で製品のピッキング作業をやるにしても体力が持つかどうか。時間に追われる仕事はシニアに向かない。自分のペースで肉体労働が出来るアルバイトが良い。
70歳になったら大きなスーパーマーケットやショッピングモールでショッピングカート回収のアルバイトをしようと思っている。インターネットの仕事は午後と夜に限定して、午前中はカート回収のアルバイトをしたい。
なぜ、そんなアルバイトをしたいのか?理由はカート回収のアルバイトは自分のペースで仕事ができるし、足腰を鍛える仕事にもなる。カート回収の仕事には終わりがない。でも、誰かがやらねばならない。単純な作業であるので若者向けではない。足腰を鍛えたいシニアにうってつけの仕事になる。
老後の生活で一番気になるのは足腰の筋力低下である。普通の生活を維持するには身動きの自由を確保しなければならない。自分の足で自由に動ける筋力を維持できないと老後の生活は悲惨である。脚力の衰えは死に導く。
結論
60歳代、70歳代のシニアが引退しないで職を求め、働き続けている。一つに働かないと生活が出来ないという懐事情、もう一つに「暇な時間」に苦しんでいる。残りの人生をもっと楽しみたいという欲求があるのに社会はシニアの希望を受け入れてくれない。シニアは年齢とともに弱者になり、思い白くない仕事を押し付けられる。
どうせ働くならば楽しめる仕事で働きたいと誰もが思う。特にシニアは一度会社で働いてきた。嫌な仕事も楽しい仕事も経験してきた。定年後に働くならば面白い、楽しめる仕事にしたいと思っている。若者も同じ思いで「青い鳥」を転職で探す。年齢が若い分、選択肢が多い。
シニアは楽しめる仕事でないと続かない!嫌な仕事に落ち着くと変なストレスが肉体と精神を蝕む。忍耐力が落ちているので体調不良が起きやすい。人生の終わりに向かっているシニアは諦めないで「青い鳥」を探し続けるべきではないか。変な妥協は目的がある妥協であってほしい。目的を達成するために今はこの仕事をするという妥協である。