68歳の私は1日にコーヒーを3杯、4杯飲むことがある。週末は朝起きた時と朝食時に1杯づつ飲む。平日は朝食時に1杯、午前の仕事場のカフェで1杯、午後の仕事場のカフェで1杯で3杯は必ず飲んでいる。それも常にブラックコーヒーである。
外食時も飲むのは紅茶よりも珈琲になる。シニアがコーヒーをこんなに飲むのは体に悪いのではと妻は思っている。一般的に知られているコーヒーの知識は夜コーヒーを飲むと眠れなくなる、コーヒーは胃腸に悪い、コーヒーは利尿作用があるなど悪い点が多い。
時々思うことはシニアにとって「コーヒーが体に良いことはなんだろうか?」ということである。私と同じようにコーヒー好きのシニアは多い。年金生活であっても嗜好品であるコーヒーにはお金を使う人もいる。ドリップコーヒーはインスタントコーヒーよりも高い。それでもドリップコーヒーを飲むシニアが多い。
コーヒー中毒ということがあるのだろうか。調べてみるとコーヒーの飲み過ぎは体調を崩すためコーヒー中毒になる前にコーヒーを控えるという。私も同様にコーヒーを飲み過ぎると自然に「もう、コーヒーはいらない!」と身体が伝えてくる。
でも、コーヒーは適度に飲むことでシニアの健康に貢献することが分かっている。特にブラックコーヒーは体に良い。
目次
コーヒーを飲む習慣があるシニアが知っておくべき事
コーヒーと言えば、カフェインを思い出す。カフェインには、覚醒作用があり、頭がスッキリする、記憶力や計算力がアップする、疲労感を軽減させるなどの効果がある。1日の始めにコーヒーを飲む理由がこれである。ブラックコーヒーを飲むシニアにはこんなメリットがある。
ブラックコーヒーにはポリフェノールが豊富に含まれている。ポリフェノールは活性酸素による細胞の損傷を防ぐ抗酸化作用があるので、加齢とともに活性酸素によるダメージを受けやすくなるシニアの身体には抗酸化作用がプラスになる。
シニアにブラックコーヒーをおすすめする理由は
ブラックコーヒーは苦味と酸味で飲めないというシニアも多い。必ず、ミルクと砂糖を入れないと飲み難い人がいるのは確かである。私も若い頃はミルクと砂糖をいつもコーヒーに入れて飲んでいた。それが年齢とともに砂糖を入れなくなり、ミルクも口直しで入れる程度になった。
今では珈琲はいつもブラックである。コーヒーにミルクと砂糖を入れると本来の珈琲の味を感じ取れなくなる。本当に美味しいコーヒーは私にとって苦味も酸味もない自然と口に入っていくコーヒーである。そんなコーヒーに出会ってからブラックコーヒーを飲む習慣ができた。
ブラックコーヒーの良さ
- カフェインの覚醒作用で頭がスッキリする、記憶力や計算力がアップする、疲労感を軽減させるなどの効果がある
- ポリフェノールによる細胞の損傷を防ぐ抗酸化作用がある
- シニアはむくみや便秘などの悩みを持つ人が多く、利尿作用でこれらの症状の改善に役立つ
- ブラックコーヒーのカロリーは1杯あたり約2kcalであるためダイエットに役に立つ
ミルクと砂糖を入れるとどうしてもカロリーが増える。生活習慣病を気にするシニアは甘い砂糖を多く含むドリンクや食べ物を避ける必要がある。その意味合いでブラックコーヒーに変えるシニアもいる。
シニアはカフェインの影響を受けやすいため、1日200mg以下のカフェイン摂取が目安
カフェインの過剰摂取は以下のような症状を引き起こす可能性がある。
- 不眠症
- 不安感
- イライラ
- めまい
- 頭痛
- 動悸
- 吐き気
- 下痢
1日 200mg以下のカフェイン摂取の目安
- コーヒー:マグカップ1杯(237ml)あたり約100mg
- 紅茶:カップ1杯(200ml)あたり約40mg
- 緑茶:カップ1杯(200ml)あたり約30mg
- エナジードリンク:1本あたり約80mg
*カフェイン200mgは、コーヒーで約2杯、紅茶で約4杯、緑茶で約6杯、エナジードリンクで約1本に相当
カフェイン摂取量以外に何を注意すれば良いのか
具体的な注意点として以下のようなものが挙げられる。
- コーヒーを飲む習慣がない場合は、いきなりたくさん飲まない
- コーヒーを飲んだ後に、不眠症や不安感などの症状が出たら、カフェインの摂取量を減らす
- 胃腸が弱い場合は、牛乳やミルクを入れるなどして、刺激を和らげる
- 高血圧や心臓病などの病気がある場合は、医師に相談する
- 寝る前や就寝中に飲まない
シニアは、体調や体質が変化しやすいため、コーヒーを飲む場合は、無理をせず、自分の体調に合わせて飲む。
コーヒー中毒になっているかどうかを知る方法
自分がコーヒー中毒かどうかを知る方法は、以下のチェックリストを参考にすると良い。
- コーヒーを飲まないとイライラしたり、集中力がなくなったりする
- 1日にコーヒーを何杯も飲む
- コーヒーを飲むと、頭痛や吐き気などの症状が出る
- コーヒーを飲むと、眠れなくなる
- コーヒーを飲むと、胃腸の調子が悪くなる
- コーヒーを飲むと、不安感や焦燥感を感じる
これらのチェックリストに当てはまる項目が多いほど、コーヒー中毒の可能性が高い。コーヒー中毒の症状は、カフェインの過剰摂取によって引き起こされる。
インスタントコーヒーとドリップコーヒーの違い
我が家ではこんなルールを妻が作ってしまった。単純に節約である。ドリップコーヒーはお金がかかりやすい。
- 平日:インスタントコーヒーのみ
- 週末:ドリップコーヒーOK
インスタントコーヒーはコーヒー液を乾燥させて粉末状にしたもの。そのため、ドリップコーヒーに比べて苦味や酸味が少なく、香りも少ない。また、簡単に作れるため、手軽にコーヒーを楽しむことができる。ドリップコーヒーに比べて価格が安く、保存性が高いというメリットがある。
インスタントコーヒーとドリップコーヒーのそれぞれの特徴
- インスタントコーヒー
- 苦味や酸味が少ない
- 香りが少ない
- 簡単に作れる
- 価格が安い
- 保存性が高い
- ドリップコーヒー
- 苦味や酸味が強い
- 香りが強い
- 手間と時間が必要
- 価格が高い
- 保存性が短い
結論:
68歳になって週末の朝はゆっくりドリップコーヒーを淹れて飲むのが習慣になっている。妻が起きてくる前の静けさを楽しみながらゆっくりコーヒーを飲む。コーヒーにはミルクを入れないでブラックで飲む。コーヒーそのものを味わいたいからである。
ブラックコーヒーはシニアの健康に貢献する。注意することはコーヒーに入っているカフェインの量である。1日に最大400mgを超えないこと。カフェインの取り過ぎは体調不良を引き起こす。理想は1日200mgである。その目安はマグカップ2杯。朝に1杯、昼に1杯という感じになる。
シニアがブラックコヒーを飲むメリット
コーヒーには、カフェインとポリフェノールが含まれている。カフェインには、覚醒作用があり、筋肉の疲労感を軽減する効果がある。ポリフェノールは、抗酸化作用があり、筋肉の損傷を防ぐ効果がある。
- 覚醒作用で脳の活性化
- 利尿作用で老廃物の排出
- 抗酸化作用で細胞の老化防止
シニアがブラックコーヒーを飲む際は、カフェインの過剰摂取と利尿作用による脱水症状に注意する必要がある。