なぜ何だろうか?年寄りは道路を渡る時に自分の身の安全を考えて渡らないのだろうか。老人の交通ルール無視が目立つ。歩道橋や横断歩道がちょっと先にあるのにルールに従わないで目の前の道路を渡る。
道路を歩いて渡るときに最短距離で渡る方が速くて安全であるはずなのだが、進行方向に向かって斜めに渡る老人たちが本当に多い。後ろに自動車が迫っているのにそれにも気が付いていない。老人は自分の身の安全を気にしないのだろうか。
65歳の初老である私は道路を渡る時、いつも右、左、右を見て安全を確かめる。私が見る老人たちはそれが出来ていない。前方しか見ていない。
老人の行動を観察して心理を考える
老人が歩いている様子を観察して見ると普通の成人とは違う行動を取る事が分かる。歩道が右側にあるのに車道の左側を堂々と歩く。歩道を歩いたほうが安全なのだが、老人にはそれが分かっていない。
時々、道路の真ん中をとことこと歩いている老人を見かける。後ろから自動車がやってきてクラクションを鳴らしてやっと歩道に向かう。横断歩道が近くにあるのに横断歩道を使って道路を渡らない。自分が今いる場所から道路を渡り始める。まるで幼稚園入学前の子供である。
元気な老人ほど交通ルールを守らない
横浜から世田谷区の実家に自動車で行く時に環八から上野毛駅通りに入る。上野毛通りは道が狭く両側にお店が多い。横断歩道があるのだが、多くの歩行者は横断歩道をあまり使っていない。上野毛駅通りから環八に出る自動車が道に並んでいる。その自動車の間から歩行者が道を渡り始める。
運転手の立場から突然並んでいる自動車の横から出てくる歩行者に気を使う。多くの歩行者は元気な老人たちである。10m先に横断歩道と信号機があるのにその場所まで行かないで今立っている場所から道路を渡る。道路の幅が10メートルぐらいで直ぐに渡れると思うのだろう。
そんな場所を走りながら渡る老人が一番怖い。買い物袋を抱えながら早足で渡るのだが、その姿が危うい感じがする。いつも、ゆっくりとスピードを20キロぐらいにして両脇の歩道や並んでいる自動車の間を注意しながら自動車を運転する。
自動車を運転する時に注意する事
- 老人が歩いている時は、その老人の行動に注意を払って通り過ぎる。
- 大きな音のクラクションは鳴らさないで老人の行動を優先させ、待つ。
老人は、体の機能が壊れかけている。視野が狭くなる。難聴になる。バランス感覚が衰えてよろよろ歩く。足が弱くなり最短距離で行ける方法を優先する。信号機があってもそれを意識して見ようとしない。
子供が子供の世界で判断して遊びまわるように、老人は老人の世界で物事を判断して優先する。自動車が来たら、自動車に注意してもらうという姿勢があるのかもしれない。歩行者優先だ!と姿勢で示す。自分の身の安全を他人に託しているのかもしれないが、それは非常に危険だ。
自分の命は自分で守るのがこの世界のルールである。他人任せで人生は回らない。自転車を乗り回す老人も危ない。歩行者が大勢歩いている歩道で自転車を走らせている。よろよろしながら。
結論
交通ルールを守らない老人が増えて老害が目立ち始める。自分の身を自動車から守るという意識が欠落している老人が多い。交差点の信号機が青から黄色に変わり始める時に突進して交差点に突入してくる歩行者の心理と似ている。自動車が向かってきているのにまだ大丈夫と思いながら道路を横断する。自分の体力をわきまえていない。