40歳代の頃、筋トレ2日後に風邪をよく引いていた。その理由がわからなかった。会社の健康セミナーで質問をしたら、こんな回答が帰ってきた。
私:「筋トレ2日後に風邪をよく引くのですが、原因は何なんでしょうか?」
医者:「筋トレ後の2,3日は傷んだ筋肉を修正するために免疫力が一時的に低下する。その時に風邪菌にやられる場合が多い。」
この情報を得てから、私はいつもこんな対策を取っている。その時以来から20年余り、筋トレ後に風邪を引いていない。
筋トレ後にちょっと体調が良くないと感じたら
昨日スポーツジムで筋トレを2時間ほど行った。夕食後、テレビを見ながらゴロゴロしていたら1回クシャミが出た。その後、気分的に体調がおかしいように感じたので常備薬の風邪・鎮痛剤「タイレノール」を1錠飲んだ。
筋トレ後、風邪を引くことを過去に何度も経験していたのでその予防策として風邪薬をいつも飲むことにしている。米国で常備薬として知られている風邪・鎮痛剤「タイレノール」を常用している。この薬のおかげで99.999%、筋トレ後の風邪を防いでいる。
風邪のウイルスは私たちの生活環境の中にいる。通常は体の免疫機能が風邪菌を退治して風邪から体を守るのだが、体が疲れていたり体力が一時的に落ちていたりすると体の免疫機能が衰える。その時、風邪のウイルスが暴れだすと風邪を引く事になる。
筋トレの後は一時的に体力が落ちて傷ついた筋肉を修復するために免疫機能が落ちる。そのタイミングは筋トレをした夜や翌日辺りになる。過去に筋トレをした後で風邪を引いた経験があるならば、筋トレ後いつ頃であったかを覚えておくことである。そのタイミングに予防策をすると風邪から逃げられる。
予防策A
体力の回復を促すビタミンB群、免疫力を高めるハーブ(エキナセア)健康食品、タンパク質が多い食事を筋トレ後2日間取る。傷んだ筋肉を修復する時にビタミンB群が活躍する。そして、筋肉の材料になるタンパク質があると筋肉が成長する。エキナセアは、菌類を駆逐する免疫力を強化する効果がある。アメリカのネイティブインディアンが風邪を治す時にこのハーブ、エキナセア、を飲んでいる。
予防策B
人混みに入る時は、マスクをする。または、ガムを噛んでいる。唾液が口の中にたくさん出て殺菌効果が生まれるからだ。帰宅後、直ぐにうがいをする。手もしっかり洗う。人混み(電車の中、カフェ、映画館、地下街、デパートなど)の中にいる時は、誰かが咳をしたりしている場合が多い。喉の粘膜に風邪菌がついているのでうがいで粘液を口から出すうがいが効果的である。
予防策C
運悪く風邪の引き始め状態になったら、直ぐに風邪薬を飲む。1日3度で翌日は症状が治っている。私は意識的に筋トレ後当日と翌日にくしゃみをしたら必ず風邪薬を1錠飲むことにしている。予防策である。
私は、この3つの対策で20年以上寝込むようなひどい風邪を引いていない。風邪を引いても1週間ぐらいで薬を飲んで治る。 今日も筋トレをした。自宅に帰ったら、うがいと手洗い。夕食後にビタミンBを含むビタミン剤2錠を飲む。いつも、筋トレ後の食事は、タンパク質が多い肉や魚に納豆を追加している。
筋トレに体が慣れていないと体調不良と風邪になりやすい
人間ドックでメタボリックシンドロームの予備軍ですよと医者に言われた中高年が筋トレを始めるのだが、体が筋トレの負荷に耐えられないため一時的に体の調子がおかしくなる。これは筋トレに慣れている私の体(68歳)でも起きる。但し、筋トレを1か月ぐらいさぼった時にである。
筋トレの負荷は通常の生活の疲れ以上に筋肉を傷めつけるのでその修復に体が付いて行けなくなる。シニアが座っている状態から急に立ち上がり動き始める時に発症する息苦しさと似ている。
筋トレを始める中高年は最初から頑張らないことである。3か月間ぐらいは少し甘めの筋トレにする。筋肉痛が微かに有るか、無いかぐらいが丁度良い。
結論
筋トレ後に風邪を引く原因は一時的に体力の低下と免疫力の衰えで風邪のウイルスにやられるからである。筋トレは必要以上に筋肉を傷めつけるためその修復に体のエネルギーや免疫細胞が使われる。体力の一時的な低下で風邪菌が暴れやすくなる。
予防策として1)体の疲労を回復するビタミン剤やたんぱく質の多い食事をすること、2)人ごみを避けてマスクをして帰宅後にうがいと手洗いをすること、3)くしゃみをしたら風邪薬を飲むことである。
筋トレ後に風邪を引いた経験があるならば、タイミングはいつ頃であったか、どのような体の調子であったかを目安に予防対策を取る。