私たちの体は、年齢と共に免疫力が低下していく。免疫力が低下していくと色々な病気に対抗できなくなりガン細胞が顔を利かすようになるらしい。
2015年5月17日夜18時30分に放映されたTBS番組「夢の扉プラス」で病を治す!?驚きの筋肉機能というタイトルで紹介された。筋肉を使う(活性化させる)と免疫力を高めるホルモンが出るというのだ。
仕事を続けているシニアと引退したシニアでは老け方のスピードが違うと聞く。仕事を続けていると筋肉を活発に使う生活になる。自宅で何もしないでゴロゴロとしているシニアはあまり筋肉を使わない。体から使わない筋肉が失われて行く。脳への刺激も少なくなるので体は衰えて行く。
若者>筋肉量が多い>免疫力が強いという流れがある。一方でシニアはどうか。高齢者>筋肉量が少ない>免疫力が弱いとなる。焦点は筋肉の量にある。筋肉には30種類以上のホルモン群『マイオカイン』を分泌する。マイオカインは運動不足の筋肉からは分泌されにくいため、筋肉を動かすことが必須になる。
マイオカインは『大腸がんの細胞の自然死を活性化させる』、『脳の働きを促進させる』、『動脈硬化の進行を遅らせる』、『アルツハイマー型認知症の原因物質を減らす』などの作用がある。これらの免疫力が筋肉を鍛えることで免疫力強化に向かう。
筋肉の中に、“病気を予防する”様々な物質が眠っている
昔から筋肉を鍛えている人は、寿命が長いとか、健康だとか、若いとか言われている。筋肉を鍛えると細胞の活性化が促されるからだ。毎日新しい細胞が死んでは生まれて私たちの体は成り立っている。新陳代謝の機能が衰えると細胞の活性化も衰える。毎日運動をしている人の顔と運動していない人の顔を見て何か違いを感じないだろうか。
筋肉を活性化させることで免疫力が強くなり体が若返る
健康的な印象を与える人は何か運動を継続的やっている人が多い。体格を見た時の第一印象からもそれが分かるだろう。背筋がぴーんと伸びている。歩く時によろよろしていない。肌に張りがある。色々と良い面が体に表れている。
体の外に出てくる見映えだけでなく体の中にも筋肉を鍛える事で良い面が沢山生まれてくると言う。糖尿病が改善される、高血圧が治る、痴呆症が防げる、または、改善される、心筋梗塞など血液関連の病気を防ぐなど。筋力を増やし維持していく事で体の免疫力が強化される。
筋肉を鍛える習慣が身に付いていないというジレンマ
こんなに良い事尽くめであるのに私たちは直ぐに実行できないというジレンマがある。
運動が好きでない、定期的に運動が出来ない、直ぐに飽きてしまうなど運動習慣付けまで行かない場合が多い。ここで意志が強い人は自分の健康のためガンバル!!自分の金融資産を使うならば医療保険ではなく、筋肉を活性化させる運動習慣付けに投資した方が良い。
近くのスポーツセンターに行ってみる。マンツーマンでトレーナーから筋肉トレーニングの指導を受けて運動習慣を身につける。自分で継続的に出来るまで体を慣らして習慣付けになるまでトレーナーに指導して頂く。生きたお金は運動習慣を身につけるために使うことである。医療保険や生命保険は死んだお金の使い方で健康予防にならない。
結論
シニアの免疫力低下を防ぐには定期的な運動で筋肉を活性化させることである。活性化させることで筋肉から分泌されるホルモン群『マイオカイン』が体の免疫力を強化する。マイオカインは運動不足の筋肉からは分泌されにくいため、筋肉を動かすことが必須になる。