家内と結婚してから今までこんな事を言われ続けている。

「早食い大食いは肥満の元だよ!」

早食い大食いの習慣は、高校生時代に身に付いてしまった。柔道部に所属して寮生活をしていたからだ。その習慣を米国の大学生活まで引き付いて一時期体重が80キロを超してしまった時があった。通常の体重は、75キロなのだが。5キロオーバーになると体が重く感じ始める。会社員時代も体重は、80キロを越えない程度で維持をしていた。その理由が早食い大食いだ。

51歳で起業した時に体重が標準体重に近い75キロまで落ちた。今もその体重を維持している。最近、感じている事はシニアになってダイエットをする時、自分の食習慣がどんな状態であるかを分析することでどんな減量方法をすべきが見えてくる。

シニアでダイエットをする時、早食いと大食いに注意!

早食いをすると満腹感が後でやってくる。そのため、食べ過ぎてしまうのだ。結果として大食いになる。65歳になって、しみじみとその仕組みが分かってきた。早食いをしてしまうと食べている時、まだ腹八分目ぐらいだからもっと食べようとする。これが後でお腹を苦しめる。食事を終わって15分ぐらいするとお腹が張ってきて苦しくなるのだ。ちょうど良い満腹感で食事を終えたのになぜお腹が膨れているのだと戸惑う。

筋トレを週3回やっているため消費カロリーが1700カロリーある。そのお陰で肥満にはならない。標準体重に近い。

本来ならば、75キロりょりも低い72キロが最適な体重である。その体重までなかなか落ちない。意識して運動量を増やしているのだが、増やして消費するカロリー分食べてしまうらしい。筋トレをした夜は、酷くお腹が空く。それで早食いをしてしまう。早食いは大食いをもたらすので体重は思うように落ちない。 

体重を単純に落としたいならば

自分は肥満だと自覚しているシニアは、食べる量を3分の2ぐらいにすれば直ぐに体重が落ちる。頭で考えてもそれが可能なのはわかっているが、現実、お腹が空いたと叫んでいて実行に移せないシニアが多い。

私は意識して早食い遅食いに変えて来ている

野菜類を先に食べておなかを先に膨らませる。その後に肉類や魚類を食べながらご飯を取る。ご飯は、少なめの量にしてもらっている。ゆっくり食事をするには、噛む回数を増やすか、家内とおしゃべりしながら食事をするしかない。自分が家内に話をしている時間が長ければ長いほど口に食べ物が入る回数が少なくなる。食べる時間が長くなると脳が正常に満腹信号を認知してくれる。

大きな病気をしてベッド生活をすると体重は確実に減る

私の知人が肥満で成人病に成り、大手術をした。1週間ぐらい病院に入院した。彼の体重は1週間で10キロから20キロぐらい落ちていた。病院での食事の量が少ないからだろう。ベッドに寝ているので消費するカロリーも少なくなり食欲もそれほど増えない。お酒を飲まないのでその分だけカロリー量も下がった。

大手術のお陰で彼は、自分の健康管理に気を使うようになった。食事の量をコントロールするために早食い大食いを止めた大きな手術をした人は、大きな生活の変化を実行できる強い意志を持てる。退院後、彼は新しいスーツやシャツを買う事になった。お金が出て行ったが、健康は戻ったという。

ビジネスはお付き合いで暴飲暴食をする機会が多い。健康管理を意識していない人は必ず肥満の問題を抱えている。シニアで肥満な人は、強い意志で早食い大食いをコントロールする対策を身に付ける必要がある。

ウルトラC的な食事量削減方法

早食い大食いを止めるために食事中は進んでお喋りを自分からすることだ!おしゃべりで食事の時間を長くする。これが一番簡単な対策になる。

体重を減らした知人が実行した方法

  1. 体重を減らさないと成し遂げられない目標を持つ(新しい女友達や恋人を作るために体型をスマートにしたい)
  2. 人間ドックで糖尿病になるリスクが高いと宣告されたので食事量を削減(糖尿病の恐怖から逃れるため)
  3. スポーツジムで筋トレを始める(トレーナーの指導を真面目に実行する)

体重が増えるのは食べる量が多くてカロリー制限が出来ていないため。その上、カロリー消費が少ない生活をしているためである。定期的に運動をする習慣を身につければ自然と体重は減っていく。

75キロの体重を71キロまで減らした(5ヶ月間で)

68歳の私は2月に人間ドックを受けた。届いた結果にこんなコメントがあった。「あなたはメタボリックシンドローム予備軍です。」肥満病とメタボの違いは肥満症の診断ではBMIが25を超えることが一つの条件になります。 一方、メタボリックシンドロームの場合は、BMIではなく動脈硬化のリスクを高める内臓脂肪の蓄積が認められることが条件になっています。」となっている。

人間ドックの体重は74.8キロ。腹囲が94cmぐらいあった。この数字がメタボリックシンドローム予備軍にした。標準ならば85cm以内でないといけない。私の体は内臓脂肪の蓄積が標準より多いということである。この状態を改善するにはお腹周りの贅肉を減らすことをしなければならない。

今日現在、私の体重は71キロ。腹囲はまだ測っていないが見た目からしてお腹の浮袋は縮んでいる。75キロのときの腹部は浮袋をお腹につけている感じであったが、今はその浮袋が目立たなくなった。内臓脂肪と皮下脂肪の両方が減ってきた証拠である。

私は生活習慣で週2回スポーツジムに通って筋トレをしている。筋トレをして筋肉を増やし脂肪を燃焼しながら体重調整をしていた。結果はあまり効果がなかった。その理由は筋トレで食欲旺盛になり必要以上の摂取カロリーを取ってしまっていたからである。つまり、食べ過ぎで筋トレで燃焼する脂肪以上のカロリーを胃袋に入れたため体重が減らなかった。

筋トレで体重を減らすには自分の摂取カロリー以下で食事と筋トレをする必要があった。

自分の摂取カロリーを知る方法

スマホに「あすけんアプリ」をインストールして現在の体重、身長、希望する体重をインプットすると目標の摂取カロリー量(1日)が計算される。あすけんアプリで毎食後何を食べたかをインプットして食事のカロリー量をチエックする。

あすけんアプリに従って1日の摂取カロリーをモニターする。できるだけ目標の1日の摂取カロリー量を超えないようにする。これを5ヶ月間続けたら、体重が75キロから71キロまで落ちた。ダイエットの苦痛はなかった。食事のカロリーを意識してコントロールするだけである。その結果は階段を降りるように上がったり下がったりを繰り返しながら徐々に体重が減っていく。

結論

  • 早食いは大食いに通ずる。食事する時間が短いと脳に満腹であるという信号が正常に伝わらない。 
  • 早食いをすると満腹感が後でやってくる。そのため、食べ過ぎてしまうのだ。結果として大食いになる。
  • 早食い大食いを止めるために食事中は進んでお喋りを自分からすること!
  • あすけんアプリ」で摂取カロリーをコントロールする